goo blog サービス終了のお知らせ 

歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

片足立ちで脳卒中リスクを予測

2015-02-04 | 健康・病気
 米国心臓協会(AHA)は、「片足で20秒以上立てない」場合、脳血管疾患や認知機能低下のリスクが高いことを示した京都大学の研究を紹介した(12月18日)。
 京都大学附属のゲノム医学センターの田原康玄准教授らのグループによる研究で、表に現れる現象から疾患リスクを知る方法を検討したものである。
 この研究は、平均年齢67歳の男女(男性546人・女性841人)を対象とし、両目を開いたまま片足立ちをしてその時間を計測(計測は2回行い長い時間の方を採用)した。対象者の脳微小血管障害の状態は脳MRIで評価している。
 これによると、片足立ちが20秒以上できない対象者は、ラクナ梗塞や微小出血など臨床症状のない微小血管障害と関連することが分かった。
 バランス困難者が占める割合は、
   ラクナ梗塞が2個所以上で34.5%
   ラクナ梗塞が1個所で16%
   微小出血病変が2個所以上で30%
   微小出血病変が1個所で15.3%
 年齢、血圧、頸動脈壁厚で調整すると、微小出血やラクナ梗塞が多い被験者ほど片足立ち時間が短く、片足立ち時間が短いことは認知スコア低下とも独立に関連していた。
  ◆ラクナ梗塞
   細い血管(直径1.5cm未満の動脈)が詰まる小さな脳梗塞
   ラクナ梗塞は日本人に多く、脳梗塞全体の約35%
 症状のない脳血管障害(無症候性脳血管病変)は、高齢者の脳卒中のリスク要因である。症状が無く、健康に見えても、姿勢が不安定であれば、脳の初期の病的変化や機能低下の可能性がある・・との事だ。

 今日の天気は曇り、時々晴れ。気温も低く日差しもないので先日来の雪が融けずに残っている。
 2月4日は立春。立春は二十四節気の第1で、春の初め(「春の気立つを以って也」と記されている)。この日から立夏の前日までが春となる。でも、実際には1年で一番寒さが厳しい時期なのだ。暦の上ではこの日が寒さの頂点であり、翌日からの寒さは「残寒」「余寒」となる(手紙などの時候の挨拶で)。
 今日の散歩で見たのは、町内会発足60周年記念の標柱。この標柱に記されているのは、海抜(海水面からの高さ、標高とほぼ同じ)と東経・北緯である。海岸近くの方は、津波にそなえて住宅や生活施設などの海抜を認識しておく事が重要で、こんな標柱があちこちにあれば良いな。