先月(5月)末の報道によると、「国土交通省は津波被害が想定される地域で、道路標識柱や歩道橋脚などに海抜を表示するように全国の地方整備局などに指示し、各自治体にも同様の対応をするよう要請した。」との事。
海抜表示シートの標準的な案として、”地盤から1.5m程の高さに海抜情報(縦の寸法30cm、色は青で白抜き文字)”を示している。標示仕様は道路標識適正化委員会で調整し決定する。対象範囲は、過去の被害や想定される浸水の高さなどを参考にして決める。この処置は、住民の防災意識を高め、避難時に役立ててもらうのが狙いとの事。
★海抜(かいばつ)
海水面から測った陸地の高さ。海水面は干潮時の水面と満潮時の水面の年間平均を基準とする。概ね海抜=標高。
日本の標高は、東京湾の平均海面である東京湾平均海面 (T.P.) を基準としている。
★日本の道路標識
道路標識を設置するのは、都道府県公安委員会と道路管理者(国土交通省、都道府県、NEXCOなど)である。
道路標識には本標識と補助標識があり、本標識は案内標識・警戒標識・規制標識・指示標識で、補助標識は本標識の補助を行う標識である。
散歩しているとアチラコチラで家の解体・新築工事が行われている。20年・30年程経った建物が多い。地震(3.11)で住めなくなったんだろう。補修工事もままならない状況だから、解体・新築はモット大変だ。
近所でもお家を取り壊して空き地になっている所がある。その空き地にたくましく赤い花を咲かせていた、”ムシトリナデシコ”。生命力が強いのだろう。”ムシトリナデシコ”はナデシコ科マンテマ属(シレネ属)で、「シベリアの永久凍土で約3万年前の種が発見され、その種が花を咲かせた」”スガワラビランジ”も同科同属だ(3万年前の種は、H24.2.26ブログ参照)。
空き地で咲いている赤い花
ムシトリナデシコ(虫取撫子)
別名:小町草(こまちそう)
蠅取撫子(はえとりなでしこ)
ナデシコ科マンテマ属
欧州の原産、江戸時代に渡来
鑑賞用が野生化した帰化植物
草は60cm、開花期は5月~8月
花は径1cm、花色は濃桃・白
名のムシトリ(虫取り)は、茎上部の葉の下に粘液を分泌する部分があり、ここに虫が寄ることから。食中植物ではない。