星野かえるのひとりごと

HOSHINO Kaeru's monolog

妃は船を沈める

2008-08-13 00:24:22 | Weblog
またアリスの本ですよ。

この短い間にアリスの本を立て続けに読める、怖さ。
今まで何年も新作が読めないでいたのに。
それはアリスのせいではなく、私が気付かなかったり、手が出なかったりしたのもあるんですけど。

でも彼は、どこかの先生みたいに、新刊をドッカンドッカン出せるタイプの作家ではないわけで。
だからこそ、怖いくらいの幸せなんですよ。

この作品は、はしがきのせいで、
「アリス先生、これが書けて良かったね」というのが主な感想ですよ(笑)

幕間が好きだったなあ。
やっぱり、こういう場面とか良いなあと思うんだな、自分は。

かつての妃の特殊な人間関係も、なんか良いなあと思ってしまった。