(伊勢は着物のままロボットが飛び立てるか、確認する。空中サーフボードも、空飛ぶ自転車も、蒸気ロケットも低速なら差し支えないようだ。)
鈴鹿。狭い場所で、よく平気で飛んでる。
芦屋。ああ、よくできている。
鈴鹿。イチとレイはいいけど、この前、マグネたちはすぐに山越えができなかったのよ。
芦屋。作戦のことか?。シリーズBなどを使えばいい。これ以上機動力が向上したら、恐怖のシステムだ。
鈴鹿。そうね。あら、トースター号が2台ある。完成したんだ。
芦屋。見てみるか。
(全員で近づいて、見てみる。開発を間近で見ていた火本が得意げに解説する。)
火本。これから改良するんだけど、よくできているよ。さすがに自動車メーカーの作。
鈴鹿。車高がこっちの実物大模型よりずっと高い。
火本。オフロード用だから。ドアが無いから、乗りにくい。
鈴鹿。乗っていいかな。
火本。どうぞ。
(鈴鹿は乗って、装備を見たり、揺すったりする。)
鈴鹿。見かけよりずっと実用の感じ。
火本。渾身の作らしい。
鈴鹿。「ORIZURU(折鶴)」って何かな。
火本。ええと…。あーっ、ボタン押しちゃだめ。
(車体後部からグライダーが上向きにシュワっと放出され、すぐにロケットが点火し轟音が響き渡る。くるっと半回転して翼が展開。水平飛行に移り、前にどんどん進んで行く。ロケットはほどなく停止し、そのままグライダー飛行。たまたま近くを飛行中のイチが回り込んで、キャッチする。)
鈴鹿。ブレッド・アンド・バタフライのことか。折鶴が飛んでいるイメージなんだ。
火本。そう。よかった、壊れないで。
(イチがオリヅルを持ったまま、器用に着陸する。)
水本。まだプロトタイプなのよ。
火本。うん。この間、やっとまともに飛んだばかり。まだちゃんと着陸できない。
芦屋。垂直発射できる小型グライダー。よくできている。操縦できるのか。
火本。もちろん。操縦系は付いている。模型飛行機レベルだけど。
芦屋。妨害には弱い。
火本。そんなのまだ考えてないよ。すぐに解析できて、簡単に妨害できると思う。
水本。搭載する装置のこともあるし、設計すら確定していない。あくまで、アイデアのための模型。
清水。こけおどしには充分よ。今回の目玉の一つだわ。
土本。鶴と亀。発案は海原所長かな?。
火本。そうだよ。着陸時のために長い足を付ける予定。
清水。うまく考える。メカカメにメカツル。
伊勢。明日、観客の前で飛ばすの?。
火本。ちょっと恐い。録画しておこう。
伊勢。どこかにぶち当たらずに、着陸さえできれば、いいじゃない。練習しなさいよ。ロケットはいくつ準備したの?。
火本。20セットだけど、簡単に作れるらしい。
伊勢。操縦は運転席から。
水本。まだそこまで自動化できてない。プロポで私が操縦する。
伊勢。どんなのかな。
火本。やってみよう。水本、オリヅルの操縦頼む。鈴鹿さん、時速20kmほどで場内を回って。
鈴鹿。うん。オーケー。
(火本が乗り込んで、鈴鹿が運転。出発。火本がオリヅルを発射、水本が操作する。滑空して、一周したところで、火本がキャッチ。戻ってきた。)
伊勢。なるほど。これだけでもいいくらい。練習したのはここまで。
火本。これができるまででも大変だった。先は長い。
清水。もう十分に技術突破しているような気がする。
水本。うん。三郎班はハード的には上出来と判断している。システムとして充実させる作業に入っている。
火本。本来なら、簡単な指令で、いまの動きができないといけない。自動化を進めるんだ。
芦屋。今のままでも、十分に威力がある。使い様だ。
水本。まあた作戦のこと考えている。
火本。大切なことだよ。参考になる。
(音を聞いてモグから出てきた連中も、機材を組み立てていたID社のスタッフも一様に驚いている。サイボーグ研をアピールするには十分なようだ。)
鈴鹿。狭い場所で、よく平気で飛んでる。
芦屋。ああ、よくできている。
鈴鹿。イチとレイはいいけど、この前、マグネたちはすぐに山越えができなかったのよ。
芦屋。作戦のことか?。シリーズBなどを使えばいい。これ以上機動力が向上したら、恐怖のシステムだ。
鈴鹿。そうね。あら、トースター号が2台ある。完成したんだ。
芦屋。見てみるか。
(全員で近づいて、見てみる。開発を間近で見ていた火本が得意げに解説する。)
火本。これから改良するんだけど、よくできているよ。さすがに自動車メーカーの作。
鈴鹿。車高がこっちの実物大模型よりずっと高い。
火本。オフロード用だから。ドアが無いから、乗りにくい。
鈴鹿。乗っていいかな。
火本。どうぞ。
(鈴鹿は乗って、装備を見たり、揺すったりする。)
鈴鹿。見かけよりずっと実用の感じ。
火本。渾身の作らしい。
鈴鹿。「ORIZURU(折鶴)」って何かな。
火本。ええと…。あーっ、ボタン押しちゃだめ。
(車体後部からグライダーが上向きにシュワっと放出され、すぐにロケットが点火し轟音が響き渡る。くるっと半回転して翼が展開。水平飛行に移り、前にどんどん進んで行く。ロケットはほどなく停止し、そのままグライダー飛行。たまたま近くを飛行中のイチが回り込んで、キャッチする。)
鈴鹿。ブレッド・アンド・バタフライのことか。折鶴が飛んでいるイメージなんだ。
火本。そう。よかった、壊れないで。
(イチがオリヅルを持ったまま、器用に着陸する。)
水本。まだプロトタイプなのよ。
火本。うん。この間、やっとまともに飛んだばかり。まだちゃんと着陸できない。
芦屋。垂直発射できる小型グライダー。よくできている。操縦できるのか。
火本。もちろん。操縦系は付いている。模型飛行機レベルだけど。
芦屋。妨害には弱い。
火本。そんなのまだ考えてないよ。すぐに解析できて、簡単に妨害できると思う。
水本。搭載する装置のこともあるし、設計すら確定していない。あくまで、アイデアのための模型。
清水。こけおどしには充分よ。今回の目玉の一つだわ。
土本。鶴と亀。発案は海原所長かな?。
火本。そうだよ。着陸時のために長い足を付ける予定。
清水。うまく考える。メカカメにメカツル。
伊勢。明日、観客の前で飛ばすの?。
火本。ちょっと恐い。録画しておこう。
伊勢。どこかにぶち当たらずに、着陸さえできれば、いいじゃない。練習しなさいよ。ロケットはいくつ準備したの?。
火本。20セットだけど、簡単に作れるらしい。
伊勢。操縦は運転席から。
水本。まだそこまで自動化できてない。プロポで私が操縦する。
伊勢。どんなのかな。
火本。やってみよう。水本、オリヅルの操縦頼む。鈴鹿さん、時速20kmほどで場内を回って。
鈴鹿。うん。オーケー。
(火本が乗り込んで、鈴鹿が運転。出発。火本がオリヅルを発射、水本が操作する。滑空して、一周したところで、火本がキャッチ。戻ってきた。)
伊勢。なるほど。これだけでもいいくらい。練習したのはここまで。
火本。これができるまででも大変だった。先は長い。
清水。もう十分に技術突破しているような気がする。
水本。うん。三郎班はハード的には上出来と判断している。システムとして充実させる作業に入っている。
火本。本来なら、簡単な指令で、いまの動きができないといけない。自動化を進めるんだ。
芦屋。今のままでも、十分に威力がある。使い様だ。
水本。まあた作戦のこと考えている。
火本。大切なことだよ。参考になる。
(音を聞いてモグから出てきた連中も、機材を組み立てていたID社のスタッフも一様に驚いている。サイボーグ研をアピールするには十分なようだ。)