作者です。いつもID物語を読んでいただき、ありがとうございます。
小浜さんと土本五香が仲間になり、第三部の主要人物はあと一人で出揃うことになります。残る一人は次の話で出てきます。
後に、第四部の模索が始まりますが、とある理由により、途中で終了してしまいます。
このあたり、登場人物は増えるのですけど、展開がやや単調で、今の掲載間隔だと時間が実際の経過より遅く、物語の時間がどんどん過去に向かって行く不思議な個所になっています。
ただ、個々のエピソードには面白いのもあるので、しばらくこの調子で続ける予定です。
冒頭の絵は、私(作者)が自分で挿絵を描こうと「コミpo!」と呼ばれる漫画作成ソフトで試作したものです。ソフトは発売直後なので、今のところ、このような絵しか描けないのですが、雰囲気は出ていると思います。ネコの絵型がないので、クロが男の子の姿なのはご愛敬ということで。
「コミpo!」の発売記念のコンテストが開催されるというので、この絵を元にしたショートストーリを作成中です。もちろん、見たまんまの、直球ど真ん中の萌え絵による、高等学校風学園物が順当な線でしょう。
「コミpo!」は制限が多そうに見えて、良く工夫されており、登場人物の気分や意図をちょっとした合図や仕草で表現することができそうです。志摩たち人間組の個性が表せるかどうかが一つのポイント、もう一つはアンとクロのロボットらしさが表現できるかどうかです。アンドロイドにありがちな、ヘッドホンみたいなのとか、とんがり耳は使えません。
アンは元々人形なので、取っかかりはあります。問題はネコ耳少年姿のクロで、さて、どうなりますやら。
作者より、その7は
こちらから↓
http://blog.goo.ne.jp/greencut/e/08fbe8b9ca14525e832e51040f40f38b
● 付録、漫画プロット。ID物語、学園番外編 (多分、作画は後半の寸劇のみ)
※ この物語はフィクションです
(新学期冒頭。とある私立校の少数精鋭教室。生物学の授業開始。なにやら、2人分、机が増えている。)
アン。ここはどこ。
クロ。作者が「コミpo!」という、漫画作成ソフトで作った、自作SF小説のプロモーション漫画だ。
伊勢。はいはい、勝手にロボットがしゃべらない。操縦者の亜有さん、聞いてるの?。
清水。聞いてます。えーと、まずはSF小説、ID物語の背景と自己紹介を。
伊勢。しかたないわね。志摩くん、プレゼン、ゴー。
志摩。最初に、ロボットを紹介します。でないと、混乱するから。
鈴鹿。人間以外なのは、こちら。
アン。アンでーす。
クロ。クロだ。
アン。他は人間。
志摩。おれは志摩弘(しま ひろし)。日本ID社の営業であると同時に、某トップの国立大学の修士大学院生でもある。
伊勢。ずいぶん、頭がいい設定ね。
鈴鹿。試験が私たち帰国子女に向いていたのよ。しかも、試験会場であっと言う間にできた友人から、試験のヤマを教えてもらって、その山勘が大当たり。
伊勢。その某トップの国立大学の友人は、今回は出てこない。
鈴鹿。ええ、出ない。彼女、結構おもしろいキャラなんだけどね。私は鈴鹿恵(すずか けい)。志摩と同期。虎之介っ、自己紹介しろ。
芦屋。おれの名は芦屋虎之介(あしや とらのすけ)。同期だが大学院生ではない。鈴鹿は院生。
清水。某トップの国立大学院工学研究科の学生は、志摩さんと鈴鹿さんだけ。
芦屋。亜有も大学院生だったな。
清水。某巨大私立大学院理学研究科数学専攻、清水亜有(しみず あゆう)。私たち4人は同学年で友人。
志摩。伊勢さんは、ID社でのおれの上司。面倒見がよいので有名。
伊勢。あらあ、さっそくよいしょ、ありがと。私が伊勢陽子(いせ ようこ)。
清水。設定では、生物化学兵器が専門の科学者。その知識を買われて、計測器の世界的メーカー、ID社の調査部門にいる。
鈴鹿。強すぎて軍から追いだされたのよ。
伊勢。そのあたりの経緯は長くなるから、省略しなさい。
志摩。つまり、伊勢さんが現代の魔女役だ。
清水。その攻撃に対抗するためにいるのが、この2機のアンドロイド、アンとクロ。
アン。クロは本当はオスの黒猫なのに。
清水。しかたないわよ。ネコのボディがソフトに入ってなかったもの。
クロ。作者は絵が描けないのだ。
清水。練習すればいいのに。
伊勢。そんな時間、ないわよ。
鈴鹿。でもって、なんで50過ぎのオヤジが、コミpo!の存在を知ったのよ。
伊勢。こほん。かいつまんでいうと、地デジが欲しかった。どうせだからプレステ3とトルネを買った。で、週刊トロ・ステーションというのを見たら、いきなりコミpo!の紹介。
清水。ちなみに、作者は往年のゲームファン。アニメファンではない。
鈴鹿。コミpo!はパソコンショップには置いてない。よくアニメイトなんかに入ったわね。
清水。情熱よ。
芦屋。本編と関係ないぞ。元に戻せ。
志摩。伊勢さんと鈴鹿と虎之介とおれは、地下組織DTMの出身の設定。ID社は地上への窓口の仕掛け。
清水。さっき、帰国子女と言ってた理由。
志摩。うん。大学2年の3学期から、亜有のいた大学に編入した。
清水。それまではどこにいたのよ。
鈴鹿。秘密。とにかく、伊勢さんと、私たち同期の3人はヨーロッパの小国、Y国で軍事訓練を受けている。ID社本部のある国よ。
清水。志摩さんたちは屈強な感じがする。
鈴鹿。それよ。さっきから気になってしようがない。な・ん・で、修士大学院生がセーラー服なのよ。体形もリカちゃんみたいだし。
清水。似合っているから、いいじゃない。
クロ。これしか選べなかったのだ。作成時点では。
アン。亜有さんも、めちゃ合ってる。
清水。あなたも。設定通り、超絶美女よ。
鈴鹿。で、黒猫がなかったから、とりあえず男子学生にネコ耳付けてみました、と。しっぽはなくしたの?。
クロ。面倒だから付けなかったらしい。
志摩。本来は、クロは8kgと大型のロボットネコで、生意気な口調なのが特長。
清水。ロボットに性格を与えた奈良部長は来ないの?。
伊勢。奈良さんは脇役よ。ドクター・ワトソンの役。
清水。本来は、アンは奈良部長が操縦者。とても愛されている。
クロ。奥さんと娘がいるのに。
清水。関係ないわよ。奈良部長は獣医で、クロをネコらしく育てた。
鈴鹿。ついでに、アンも女らしく。
清水。元は指令を淡々とこなす、無感情なロボットだったらしい。
芦屋。A国軍で、救護班用に作られた。
清水。発想は、我が国の大学教授によるものよ。
志摩。そう、原子力発電所の事故に対応できる救護ロボット。しかし、それは核生物化学戦に役だつロボットでもある。
清水。アンたちは不幸な歴史を背負っている。
伊勢。そんなの、人間と変わんないわよ。
鈴鹿。伊勢さんの攻撃力に対抗するため。
伊勢。名目はね。
アン。でも、今は伊勢さんも私たち自動人形の操縦者。
芦屋。奈良部長が、自動人形の操縦を伊勢さんに勧めたのだ。自動人形に秘められた真実を発見できると考えたらしい。
志摩。自動人形は、このA国軍開発の救護ロボットの総称。元が大学で構想されたために、自動人形というマニア向けの呼称で呼ばれている。
芦屋。軍事用プログラムが入っている。
志摩。危険をいち早く検出し、あっと言う間に対応する。
清水。元は、核事故などの過酷な環境で危険を避けながら、傷ついた人間を連れて帰るのが目的。
鈴鹿。戦場でも役だつように調整されたのよ。
伊勢。ちなみに、自動人形は他にもたくさんいる。アンドロイドは男性型の方が多い。動物型もいろいろ。
清水。家畜の姿の他は、ニシキヘビに、ワタリガラスに、小型竜に、メカカメ。
芦屋。なんで恐ろしい姿のが多いのだ。
伊勢。役だつ形だからよ。人間と対抗できる姿でないと、救護ができない。
清水。人間の話に戻っていいかな。役どころとしては、虎之介さんが戦士、志摩さんが忍者、鈴鹿さんがくの一。
鈴鹿。亜有が軍師役よ。
清水。いつのまにか、そうなっちゃった。伊勢さんは軍曹役。軍にいた頃の地位は、専門家だったので、かなり高位だった。
伊勢。昔の話。奈良部長は、そのまんまの獣医少佐。
清水。今でも?。
伊勢。今でも。
芦屋。戦闘シーンはない。
伊勢。そんなのあったら、全員死んでるわよ。
鈴鹿。小競り合いだけ。つまんない。
清水。周囲を破壊しまくっているような気がする。
鈴鹿。気のせいよ。
伊勢。奈良部長も決して止めないしね。だから、亜有さんがいるの。Y国ID本部から派遣された監視役。そうでしょ?。
清水。秘密。
鈴鹿。秘密になってない。いざとなれば、自動人形で私たちを押さえ込むのよ。
芦屋。実質、そうなっている。ところで、こんな紹介だけで終わるのか、この話。
伊勢。後半に寸劇を用意した。覚悟なさい。
鈴鹿。じゃあ、前半の締めに行こう。漫画作成ソフト、コミpo!に対する要望、ある?。
清水。もともと作者は、自作小説の挿絵が描きたかったのよ。
伊勢。たしか、天野喜孝画伯の絵が気に入っていたはず。前期ファイナルファンタジー風の。
鈴鹿。うん。でも、役柄が描き分けられれば、他でもよい。シリアスSFの話が描けるような。
伊勢。この絵も、微妙に合ってる。
鈴鹿。そうなのよ。設定年齢と体格に自由度があれば、このまま使えそう。
志摩。動きが付けられるネコなんかの動物ボディは欲しい。
清水。その手の要望はいっぱいありそう。順番よ。
伊勢。コミpo!がさらに発展してくれたら、いいわね。
アン。そのために、私たちがいる。
クロ。期待してくれてよい。
● 寸劇。クロとアンのお使い
(生物の授業中。)
鈴鹿。先生、質問。
伊勢。まだ説明しはじめたところよ。こんなところで質問?。
鈴鹿。これ、ロボットですか?。
クロ。おれは「これ」ではない。クロという。
アン。同じく、アン。わたしたちは自動人形、つまりロボット。
鈴鹿。こんなの学校に連れてきていいんですか?。
伊勢。人畜無害と聞いているから許可したんだけど、たしかに変。操縦者の亜有さん、何か知ってる?。
清水。私の上司がコネでねじ込んだと聞いています。
鈴鹿。上司って何。どんなコネよ。
清水。上司は私が所属する国際企業の部長。コネは、Y国大使館から外務省経由で、本学理事会に無理矢理。
志摩。国際的背景ありか。
芦屋。高度そうなロボットだな。少なくとも、日本語をしゃべる。
鈴鹿。授業の邪魔にならないかな。
アン。役だつロボット、それがわたしたち。
クロ。頼ってくれてよい。
鈴鹿。何ができるのよ。
伊勢。あの、生物の授業中なんだけど。
芦屋。ちょうどいい。生物とロボットの見分け方を。
伊勢。しかたないわね。みんな関心がそっちへ行ってしまった。しばらく乗ってみるか。
鈴鹿。血が流れてないわよ。
芦屋。だが、息をしているぞ。瞬きも。
鈴鹿。わざとらし。
アン。瞬きはわざとだけど、呼吸は必要。燃料電池で動いているから。
全員。おー。
伊勢。つまり、酸素を必要とするわけだ。息こらえはできるの?。
クロ。10分くらいしかできない。だが、酸素がなくても停止するだけで、死にはしない。
鈴鹿。便利なやつ。
芦屋。食事はできるのか。
アン。純エタノールが本来の燃料。でも、食事もできる。体内でアルコールに変換する。
志摩。じゃあ、そのボトルはアルコールか。
鈴鹿。飲酒になる。
アン。酔わない。
鈴鹿。力は強いのかな。
クロ。強いぞ。試さない方がいい。
志摩。怒ると恐そうだよ。
鈴鹿。ロボットに怒るってあるの?。
清水。簡単な喜怒哀楽ならある。
鈴鹿。意志があるとか。
清水。意志や意識はない。でも、考えているふりはできる。アン、この問題を解きなさい。
アン。アイアイサー。
(アンは黒板にいって、数学の証明をする。)
全員。おーっ。
芦屋。できるな。
志摩。手品のたぐいだろう。
清水。よくお分かり、単なる芸です。分かってはいない。
伊勢。こんなによくできているのに。
鈴鹿。高価そう。
清水。一機20億円です。
伊勢。お使いができるとか。
清水。ええと、このコントローラーから500mしか離れられない。
鈴鹿。電波で通信しているの?。
清水。その通りです。
鈴鹿。じゃあ、校門の近くのコンビニに買い物に行かせてみてよ。
清水。イヌみたいに。
鈴鹿。メモとお金を渡す。これ、買ってきてちょうだい。
伊勢。何よ。たこ焼きって、おやつにするつもりだったの?。
芦屋。悪乗り。
鈴鹿。うるさいわね。
伊勢。ちょうどいい。たこ焼きはだめだけど、プリンタのインクを買ってきて。ちょうど切れかけだから。
クロ。単調な作業。なめてるな。
清水。あなたたちの能力を試したいのよ。言うことを聞きなさい。
アン。はーい。いってきまーす。
(2機は出て行った。)
鈴鹿。すごい。自律動作ができる。
清水。できません。この通信機で、状況を聞きながら、指示します。
鈴鹿。なーんだ。
志摩。でも、ロボットを見ているわけではない。壁にぶつからないとかは自分でできる。
清水。ええ、状況判断はできる。だから、私は簡単な指示しかしてません。ポストを右へ行けとか。
鈴鹿。それがロボットの操縦なんだ。
志摩。普通のロボットじゃないよ。
鈴鹿。20億円。たしかに普通じゃない。
芦屋。壊れたら大変。後を付けよう。
伊勢。その方がよさそうね。
(全員で、付いて行く。)
(心配したとおり、校門前で、別の学生につかまっている。アンは男子学生、クロは女子学生にだ。)
男子1。こんなかわいい娘、いたか。
アン。うれしい。
男子2。直接聞くしかないか。どこのクラス?。
アン。伊勢先生のとこ。
男子1。エリートコースか。それにしては、違和感がある。
アン。アホの子に見えるとか。
男子2。言ってない。何かやってよ。
アン。ここで?。
男子2。うん。
アン。それじゃあ、歌って踊って。アン、いっきまーす。
鈴鹿。きさまら、アンに何させるのよ。
男子1。うわあっ、出た。
男子2。鈴鹿。なぜここが分かった。
鈴鹿。あんたらの出没場所はワンパターンなのよ。
アン。鈴鹿さん、有名人。
鈴鹿。一部には。
男子1。有名なんてものではない。こいつに腕力で勝てる普通の男はいない。
鈴鹿。化け物みたいに言うなー。
男子2。逃げるぞ。
男子1。おーっ。
アン。見ただけで分かります。
鈴鹿。本来ならね。って、何言わせるのよ。
アン。あっちも騒がしそう。
鈴鹿。ごまかしだな。でも、たしかに。
女子3。かわいいネコ耳。どこで買ったの?。
クロ。これは外せない。本物の耳だ。
女子4。その下のは何よ。
クロ。絵の都合で、付いているだけだ。
女子3。尻尾付けたら、本物のネコみたい。
クロ。付けなくても、本物のネコだ。ロボットだがな。
女子3。何かやってよ、猫ちゃん。
クロ。何でもいいのか。
女子3。うん、得意技。
クロ。行くぞ、長嶋茂雄の三振。
芦屋。きさまら、クロをおもちゃにするんじゃねー。
女子4。でたーっ。ヘンタイ男。
芦屋。だれがヘンタイだっ。
女子3。あなたよ。根性だけでエリートコースにいる。
志摩。クロは伊勢先生のお使いの途中。忙しいんだ。見送ってくれるかな。
女子3。志摩先輩。この猫ちゃん、先輩のクラスにいたの?。
芦屋。ちょうどいい、志摩、女子の相手してくれ。クロ、行くぞ。
クロ。悪いが、用があるのでな。
女子4。ばいばい。
志摩。おれはおいてけぼりか。
芦屋。買い物が済むまでだ。たのむぞ。
アン。志摩さん、磁石みたいですー。
鈴鹿。あいつは、あんな役どころなのよ。
芦屋。きたぞ。アン、クロ、目標はあのコンビニだ。分かったか。
アン。目標設定。方角320度、距離50m。ロックオン。
芦屋。なんだそれは。
鈴鹿。あんた、おちょくられているのよ。
(とにかく、2機はコンビニに到着。おつりも間違えずに買い物はできたようだ。)
芦屋。今度は無事そうだな。
鈴鹿。それは、悪い予感がする、とのフラグよ。
芦屋。フラグってなんだ。
鈴鹿。業界用語。…、あ、来た。自転車が。
芦屋。おじいさんが漕いでいるだけじゃないか。
鈴鹿。都合よく、転倒。あ、やっぱり。
清水。自動人形だけでは何もできない。行かなくちゃ。
(アンとクロは緊急手当て。駆けてきた亜有が救急車要請。ところが。)
老人5。わしは大丈夫じゃ。救急車など必要ない。
アン。怪我してる。ちょっと気を失った。危ないよ。
クロ。その通りだ。ここは、言うことを聞いてくれ。救急車を待つんだ。
老人5。言うことを聞かんか。
アン。元気になってから、言って、お願い。
老人5。わしゃ、元気…。げほげほ。
クロ。ほら、いわんこっちゃない。
アン。あ、救急車が近づいてきた。お医者さんに調べてもらお。
クロ。孫の言うことは聞くべきだ。
老人5。それもそうじゃの。わしも歳じゃ。
(救急隊到着。亜有が説明すると、念のため、老人は病院で検査ということに。救急隊にも危ないと分かったらしい。)
芦屋。なんちゅう展開。わざとらし。
鈴鹿。でも、アンの判断は良かったみたい。救急隊が病院に症状を問い合わせた途端、態度が変わった。病院に行こうって。
芦屋。そのまま自転車に乗せたら、再び転倒するって?。
鈴鹿。今度は生死にかかわるわよ。
(全員でとぼとぼと校門を入る。志摩と伊勢先生が待っていた。)
伊勢。この近距離に、何時間かかってるのよ。
鈴鹿。えーと、かくかくしかじか。障害物レースでした。
伊勢。もういい。授業の再開よ。
アン。もう残り時間わずか。
志摩。都合のいい展開。
鈴鹿。次が落ちか。
アン。決めポーズ、そーれっ。
(映画ポスター風の決めポーズ)
鈴鹿。結局、落ちは用意されてなかった、ってことか。
伊勢。そのようね。亜有さんの意見は。
清水。賛同します。
(終)