NHK教育テレビで放送中のアニメ「ぜんまいざむらい」。息子が好きで、毎朝それを観てから登校します。
「ぜんまいざむらい」とは、からくり大江戸を舞台に、ちょんまげがぜんまいの主人公が、必笑ダンゴ剣を駆使して世の中に善を施していくというストーリー。
ある章でこんな話がありました。からくり大江戸に「め~る便」が流行します。「め~る便」とは、手紙を書くと羊がそれを相手に届けてくれるというもの。しかしその羊、届けた相手が返事を書くまで帰らず、早く書けと催促します。返事を届けると今度はそこで返事を催促。初めは楽しんでいた町民も、返事に追われ仕事が手に付かなくなり、町には羊があふれ通行の妨げにも・・・。見かねたぜんまいざむらいが必笑だんご剣で儲け主義の「め~る便」業者を改心させ一件落着という話・・・。
これと同じような現象が今の子どもたちの間でおきているようです。
今日の読売新聞にケータイに束縛される子どもたちの話が出ていました。友達からのメールに返事をしないと「返事はまだか」と催促のメール、さらに返信しないと、「お~い」とか「無視かよ」とかどんどんエスカレート。あげくは「返事しろ」という言葉を何十回と連ねたメール・・・。子どもたちの中には「電池切れだった」とか次の日の言い訳をいくつも考えてる子や、先生に自分のケータイを取り上げて欲しいと頼む子まで・・・。こんなことでは勉強も手につかないのでは・・・。
さまざまな問題をはらむ「ケータイ」・・・、問題解決のための「必笑だんご剣」はそれを持たせた親の手元にあるのでは・・・・。