花のある生活

花はあまり出てきませんが。

古代アンデス文明展

2019-02-05 | 美術館・博物館
先日、富山県民会館美術館で開催されている「古代アンデス文明」を見に行ってきた。

今の南アメリカ大陸、古代アンデス地域には、エジプト文明と同じくらい古い時代から、たくさんの地方文化があったそうです。

今のエクアドル、ペルー、ボリビア、チリの地域から、シカン文化、チムー文化、モチェ文化、チャビン文化、カラル文化、ワリ文化、インカ帝国、ナスカ文化、ティワナク文化の9つの文化の遺跡が残されているそうです。


今ある野菜の、トマトやジャガイモ、カボチャ、インゲン豆は、南米原産で、古代アンデスの人々が野草を改良して、大きくおいしい実がなるようにしたのだそう。

トウモロコシなども食べていたらしい。


太陽 ・ 月 ・ 海 ・山 ・川のすべてに、神様が宿っているとされ、子供を、神のいけにえとして捧げていたそうだ。

貨幣はまだなく、物々交換などをしていたらしい。






人間の顔がついた土器や、金飾りなど、人間の頭部がついたものが多い。

アンデス社会では、頭部は宗教や権力のシンボルであり、最も高貴なる神格を持っていた、とし、子供のころから、頭を固定したりして成形し、後ろに長く変形させる風習もあったらしい。




動物の土器などは、リャマのほか、ジャガーやアンデスネコなど、ネコ科の動物がモチーフにされている。




儀式でバラバラに壊されていた土器を、パズルのように修復したもの。



「ナスカの地上絵」で、有名なナスカ文化。

年間降水量は10ミリ以下で、「地上絵」は、雨乞いの儀式に使われていた、とのこと。

すごく乾燥した地域なので、1500年もの間、「地上絵」が消えずに残ったらしい。

大干ばつが起き、高地に移動したことで、ナスカ文化は滅びる。


同時期に複数の文化が、隣接して共存していたり、民族が移動したりして、たくさんの文化が生まれたのらしい。

「空中都市マチュピチュ」で有名なインカ帝国も、アンデス文明の時代。


最後の方には、男の子と女の子のミイラがあって、女の子のミイラは髪の毛もそのまま残っており、なんだか眠っているかのよう。

神に捧げられたいけにえとして、ミイラにされたのだろう。


アンデス文明時代には、多様な文化があったんだね~と、じっくり見ていたら、平日は16時30分閉館で、あとで写真撮ってたから、「あと2分で閉まります」とか言われて慌てた~。

見に行く人は、時間に余裕を持っていたほうがいいかも。




追伸。

この日も、また後ろの方で「うん」「うん」とセキばらいする人が。

中高年の夫婦、二人連れの男性。

連れ合いがいるんなら、二人で感想とか言いあったりすればいいのに。

何で、そんなところで、他人の関心を自分に向けさせようとしているのか…。


イラっとしてたら、なんか「もう一回来ればいいのに」みたいな顔していたが。

それこそ、もう一回来るときは、チケット代もかかるし、駐車場代もかかるし、時間も必要だし。

ヒマつぶしに、当日券買って入ってきてそうな人には分からないのかもね。





この記事についてブログを書く
« キノコが生えてきた | トップ | 交流分析 4  自我状態と交... »
最新の画像もっと見る