公私conGRECO 

大塚の隠れ家ライヴハウスGRECOより音楽的酒と薔薇の日々

昨日の夕陽

2006-02-06 16:25:46 | Weblog

世田谷パブリックシアター「クラウディアカらの手紙」観劇。
(詳しくはこちら
http://blog.eplus.co.jp/letter/
史実に圧倒されるが台本演出が力不足。芝居としては冴えない。
でも千秋楽だけありスタンディングオベーションのカーテンコール。

無実のスパイ容疑でソ連に捕らわれ50年に及ぶ収容所生活を送った蜂谷彌三郎氏。 生まれたばかりの娘を育てながら夫の生存を信じて待ち続けた妻・久子。37年間ソ連での事実上の妻として支え続けたクラウディア。。二人の女性が凄い。
女は愛に生きるジェンダーだ。
男性は絶対かなわないな。 私も・・・かなわない(笑)

で、男性は何に生きるんだろう?なんて考えた。
男はつらいよね。

帰りにセルリアンタワーから夕陽を眺めながらビール。うまい!
富士山までくっきりと見えたのに 今日はこれから雪とな。積もらねばよい。。

あ、そうそう カウンターのむこうの端に尾上菊之助氏が女性といらっしゃいましたよ。
も==きれい!!あんまり美しくて隣の女性を見るのも忘れた。
きれいな男って罪だわ。

 

 


犬筥(いぬばこ)

2006-02-01 16:10:15 | Weblog

二月になったから今日お雛様を出しました。。

これ、平安朝の頃に生まれた「犬筥」はもともと婚礼や小児誕生の贈り物として貴族間で用いられたそうです。犬のお産が軽いのと子犬の発育が健やかなのにあやかってのこと。(今も犬の日に水天宮に行って腹帯締めるでしょ?私もはるか昔やりました。)
その後江戸時代になると犬筥は婚礼道具に加えられ 雛祭りにはひな壇に飾られるようになったといいます。

ずいぶん前からお雛様が欲しくて欲しくて この時期になるとデパートの売り場をウロウロしてはその美しさにうっとりし 値札を見てはため息をついて 肩を落として帰ってきていたのですが,
昨年 とある方からこの犬筥をいただく幸運に恵まれました。

これは中が陶器になっていてその上に和紙を重ね 手彩色の細かな絵が描かれ金彩が塗られています。 胴は二つに割れ、中に小物が入るようになっていて その昔の優雅な雛遊びでは きっと小さな紅や筆を入れたのではないかしらと偲ばれます。


ようやく飾られた揃いの犬雛。
とってもきれいでかわいいくて 眺めていると女の子に戻れます(笑)
これを下さった女性は 芸暦50年のお祝いにこれをお造りになり
去年の雛祭りに届けてくださいました。
ついこの間までお正月には艶やかな振袖姿でいらしたその方にあやかれるよう 
女性の皆様、このお雛様に会いにきて。。。