10年ほど前にNHKスペシャルで『映像詩 里山〜命めぐる水辺〜』というドキュメンタリー番組を見て、いつかは行って見たいと思っていました。
針江の生水/針江生水(はりえのしょうず)と呼ばれる湧水を集落の中を巡る水路やその水を生活用水として利用しています。そのシステムを“かばた”(川端)と呼びます。
まず、針江の集落の中央を流れる針江大川。
綺麗な流れに漂うバイカモ、その中を泳ぐ湖アユの群れ、夏には集落の子供たちの遊び場となっています。発砲スチロール製の自家製イカダで下ったり、魚掴みなどをしているようです。
集落の川・水路の80%は湧水。
道路の下から湧水が噴出して小さな水路が出来上がる起点がこれです!
この湧水は比良山系に降った雪、雨が長い年月をかけて伏流水となったものです。
美味しい軟水です。
針江地区は水道水も当然引かれていますが、ここでは圧倒的に湧水を利用しているようです。
普段の飲料水、料理等に使用するのは湧水。
この地区では20mほどの長さの鉄菅を打ち込めば、どこでも湧水が噴出してきます。
取り壊された家に残る湧水(川端・かばた)
江戸時代に作られた「かばた跡」今でも湧水は出続けています。
「川端(かばた)」とは
自噴する湧水を壺池と呼ばれるところで一旦受け、その壺池から溢れ出す水が端池と呼ばれる池に流れ出ます。
端池にはコイなどが飼育されており、洗い物などの汚れはコイが綺麗に食べてくれます。
水路を登って来たヨシノボリなどの他の小魚も住み着いています。
中にはニジマスを飼育していたり、オオサンショウウオがいたりもします!!(驚)
この端池は外の水路と繋がっていて綺麗な水が水路に廻ります。この水路は何軒もの川端(かばた)と繋がっています。
実際に見学させて頂いた民家の川端(かばた)
下の川端は壺池の縁に付いた苔が100年以上使用され続た年月を物語っているようです。
現在、川端を持っているのは102戸(以前は120戸あったとのことです。)
また、下水道は当然整備されているのですが下水道管を深く埋めることができないため傾斜が付けられず真空ポンプで引き込みをしています。
その為、空気取り入れ孔(ステンレス製のパイプ柱)が40基ほどあります。
これが空気取り入れパイプ
このパイプが景観を崩してしまうのでこのように加工して常夜灯としても使用しています。また、この電力もソーラーパネルであったり水力発電などを利用しています。⇒究極のECOですね♪
また、川端は上流の方は下流の方のために綺麗な状態を維持して下流の方は信頼して使用すといったバトンが渡されて行きます。
大変スバラシイことです!
長年受け継がれてきた伝統なんでしょうね!
下から2行目に注目!
このような水文化をいつまでも守っていって欲しいものです。
針江生水の郷委員会は水路の草刈り、竹藪の整備(⇒このおかげで水路にホタルが戻ってきたとのことです。)、琵琶湖畔のビオトープの整備、アシかり、「魚のゆりかご水田プロジェクト」、「みずすましプロジェクト」「びわ湖源流の森づくりプロジェクト」など様々な活動をしており「エコツーリズム大賞」を受賞したとのことです。
大変素晴らしいツアーに参加させて頂きましてありがとうございます。
最後に訪問した琵琶湖湖畔の美しい風景です。。。
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針江の生水/針江生水(はりえのしょうず)と呼ばれる湧水を集落の中を巡る水路やその水を生活用水として利用しています。そのシステムを“かばた”(川端)と呼びます。
まず、針江の集落の中央を流れる針江大川。
綺麗な流れに漂うバイカモ、その中を泳ぐ湖アユの群れ、夏には集落の子供たちの遊び場となっています。発砲スチロール製の自家製イカダで下ったり、魚掴みなどをしているようです。
集落の川・水路の80%は湧水。
道路の下から湧水が噴出して小さな水路が出来上がる起点がこれです!
この湧水は比良山系に降った雪、雨が長い年月をかけて伏流水となったものです。
美味しい軟水です。
針江地区は水道水も当然引かれていますが、ここでは圧倒的に湧水を利用しているようです。
普段の飲料水、料理等に使用するのは湧水。
この地区では20mほどの長さの鉄菅を打ち込めば、どこでも湧水が噴出してきます。
取り壊された家に残る湧水(川端・かばた)
江戸時代に作られた「かばた跡」今でも湧水は出続けています。
「川端(かばた)」とは
自噴する湧水を壺池と呼ばれるところで一旦受け、その壺池から溢れ出す水が端池と呼ばれる池に流れ出ます。
端池にはコイなどが飼育されており、洗い物などの汚れはコイが綺麗に食べてくれます。
水路を登って来たヨシノボリなどの他の小魚も住み着いています。
中にはニジマスを飼育していたり、オオサンショウウオがいたりもします!!(驚)
この端池は外の水路と繋がっていて綺麗な水が水路に廻ります。この水路は何軒もの川端(かばた)と繋がっています。
実際に見学させて頂いた民家の川端(かばた)
下の川端は壺池の縁に付いた苔が100年以上使用され続た年月を物語っているようです。
現在、川端を持っているのは102戸(以前は120戸あったとのことです。)
また、下水道は当然整備されているのですが下水道管を深く埋めることができないため傾斜が付けられず真空ポンプで引き込みをしています。
その為、空気取り入れ孔(ステンレス製のパイプ柱)が40基ほどあります。
これが空気取り入れパイプ
このパイプが景観を崩してしまうのでこのように加工して常夜灯としても使用しています。また、この電力もソーラーパネルであったり水力発電などを利用しています。⇒究極のECOですね♪
また、川端は上流の方は下流の方のために綺麗な状態を維持して下流の方は信頼して使用すといったバトンが渡されて行きます。
大変スバラシイことです!
長年受け継がれてきた伝統なんでしょうね!
下から2行目に注目!
このような水文化をいつまでも守っていって欲しいものです。
針江生水の郷委員会は水路の草刈り、竹藪の整備(⇒このおかげで水路にホタルが戻ってきたとのことです。)、琵琶湖畔のビオトープの整備、アシかり、「魚のゆりかご水田プロジェクト」、「みずすましプロジェクト」「びわ湖源流の森づくりプロジェクト」など様々な活動をしており「エコツーリズム大賞」を受賞したとのことです。
大変素晴らしいツアーに参加させて頂きましてありがとうございます。
最後に訪問した琵琶湖湖畔の美しい風景です。。。
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琵琶湖湖畔にこんなところがあるんですね。
元(?)カヌーイストなので以前琵琶湖を訪れて
カヌーで竹生島という島まで渡って神社に参拝したことがあります。
琵琶湖はほとんど海で水もお世辞にも綺麗ではなかったイメージなのですが・・・・綺麗な場所もあるんですね
ちなみに・・・写真が小さくて下から二行目が読めません(><)
ご訪問ありがとうございます。
確かに琵琶湖は海でした。海水(湖水)浴場が何か所もありますしね。。。(笑)
それでも霞ヶ浦などと比べるとものすごく綺麗に思えましたよ!
写真の下から二行目は
☆姑より川端と水の大切さを厳しく教えられました。
と書かれています。
ちなみに針江地区を少し外れた琵琶湖畔で湧水を掘ると鉄分が多く含まれていて飲料水には使用できないのだそうです。
たまたま、あの場所に素晴らしい湧水があることから集落を形成して水を大切に利用する伝統が生まれたのでしょうね!