きららのきらきら生活

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映画 『余命』

2009-02-09 | ☆2009年*鑑賞映画☆
   ☆公式サイト


がんの治療と出産のはざまで葛藤(かっとう)する外科医と、その夫を描く珠玉の人間ドラマ。
「海猫」などの著作で知られる谷村志穂の同名小説を基に、「3年B組金八先生」シリーズや『手紙』を手掛けた生野慈朗が監督を務める。

結婚10年目にして、赤ちゃんを授かった38歳の滴(松雪泰子)。
夫の良介(椎名桔平)と喜び合っていたのもつかの間、乳がんが再発してしまう。
自分の体と病の進行を十分に知り尽くす外科医の滴は、治療を進めるには出産をあきらめなくてはならないことを悟り……。


「みたい映画」にも書いたとおり、今月いちばん気になっていた邦画。公開2日目にポイントで無料鑑賞♪映画館は、、、ガラガラでした。


女性にとってもしかしたら人生で一番のイベントといえるであろう出産と、いまや日本人女性の20人に1人のはかかってしまうという乳がんという女性にとって気になる題材が盛り込まれた作品。
タイトルからして悲しいラストを想像していたので、観るのがつらいかな、と思いつつ鑑賞。


ところがところが、残念なことにぜんぜん泣けなかったなー。理由はいっぱいあれど、主人公の滴にまったく感情移入できなかったのが問題でした。
この作品はその人の置かれている立場で見方もだいぶ変わってくると思います。
出産を経験していたり、まわりにがんになってしまった方がいたりしたら、また違うかもしれない。
どちらも経験していないワタシは、まったく、、、なのでした。


妊娠発覚後に再発した乳がん。滴は外科医であるからゆえに私たちのような医学に無知な人間よりもそれがどういう意味なのかは分かっていたとは思います。
だからこそ旦那さんに何も告白せず、ひとりで出産するという道を選んだのかもしれない。
でもそこがどうしても納得いかなかったんです。だって、、、だってなんのための夫婦なんだよー!
そんなの今のワタシにはどうしても理解できないし、ひとりで耐えている滴がいらだたしくて仕方なかったです。


病気のことに関してはワタシなんかがとやかく言うことじゃないけど、
美しい松雪さんがいつまでも美しいのがなんだかなー。あえて病気の苦しいところを見せないようにようにした、とあるけど、それもなんだか美談すぎる気がしてあまり好みではありませんでした。

全体的にキレイに見せすぎ、あっさりしすぎな感じの作品でした。


子供を出産することによって、夫婦の絆が深まって、、、というくだりは良かったです♪
あと出産シーンも。。。あそこはちょこっとうるうるしちゃったなぁ。そして松雪さんは相変わらず美しかったです☆



   ★★★☆☆ 


★2つでもいいかなーとおもうところだけど、題材が題材だけに★3つで(意味不明??)
映画を観終わった今、あの車のCMを観るとなんだかじーんとしちゃうなぁ。。。



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