まずは前回のテーマ図をもう一度見ていただきます。

白2と来たら、黒はAからEまでの候補手の中でどの手を選びますか。あるいはどう打ちたいですか、浮かんでくる手はどこですか、という問題図でした。
解答は下図の黒1です。と同時にこの手を打てたなら、この碁にも勝利するはずです。黒1以外では負けてしまいますよ。

白2はアタリになってるから仕方ないですね。そこで黒3!この3はAでもOKです。
見事に白2の打ちすぎ(この表現は良く使うので覚えましょう)を咎めた進行になっています。
白2では1と打つところでした。
上図のあと下図の進行で終局です。

黒は随分儲けました。
また下図からは黒の失敗図です。

黒1のつなぎはチャンスを逃しています。
白4までの進行図と正解図との違いはかなり大きいですね。
実際に計算してみると
正解図は黒地25目、白地は13目、したがって黒の12目勝ちです。
一方失敗図は黒地20目、白地は19目。
なるほど、黒は失敗してもからくも1目を残しましたか、しぶとい黒軍ですね^^
次に下図

黒1も良く見かける打ち方です^^。
でもやはり正解図には到底及びませんね。
この図の結果は黒3目勝ちです。陣地の計算を覚えたい方はこれくらいのコンパクトな図で練習したら良いでしょう。

上図の黒1は今度は欲張りすぎました。
白4まで、失敗です。
では今日の問題です
黒1に対して白2と止めてきました。うん?これはチャンス!
碁は負けそうと思っていたのですが、ホワイト軍がPKをおぜん立てしてくれたようなものです。
せっかくの逆転のチャンス。見落とさないように^^。

小休止
囲碁は難しい、本当に難しい。
でも囲碁は楽しい、本当に面白い
さて、どう伝えるか
つい先日、下島七段のブログの右上隅目外し付近にある「学校に囲碁」のチラシをご覧になって、ある小学校のPTAの役員をされてるお母さんからお電話をいただいた!?
「PTA親子活動で検索してたら、ここにたどり着きました」
「そうですか^^うれしいですね」
ひとしきり、学校で僕らが入門教室を開催したい由、囲碁教室開催の利点などをお伝えした。
お伝えしながらも、お相手の方は全く囲碁をご存じない様子。
ある小学校の4年生約50人そしてご父兄も50人ほど参加の予定だそうだ。
うーん、ベストな人数ですね^^。
他の役員のみなさんと検討してみるとのことでした。
「今回は囲碁をすることになりました。ついては・・・・・」
という素敵なお返事をお待ちしています^^
今年はきときとで二桁の学校で入門教室を開催したいと期待しています。
学年ごとのPTA親子活動のほかに、囲碁クラブの誕生や学童保育での取り入れ、全校生徒合同での入門教室。
どんな形でも対処いたしますので、みなさんからのご一報をお待ちしています。
親子活動の利点を思いつくままに列記してみましょう。
①お金はほとんどかからない→講師のプロ棋士や地元棋士は無料で派遣します、そのあと囲碁を続けたい子がいる時のご相談にも乗ります。地域の公民館との連携やジュニア教室の紹介など。
②当日の運営は県連合会の方でするので、役員の方々もお子さんやみなさんと一緒に囲碁を楽しめます。つまり手間がかかりません。
いかがですか、この二大利点だけでもかなり魅力的だそうですよ^^
他には
③この機会を利用して、ゲームの原型が出来て3000年と、最古の歴史のある囲碁を覚えることができる→これからは世界で一番人気のあるボードゲームとして世界中の方々が覚えたくなるゲームです。→五月には世界70カ国の人たちが島根県松江市に集結。世界アマ選手権が開催されます。
④だんだん子供が成長するに従って、子供との距離が遠くなるように感じることもあるが、囲碁を通して子供の成長ぶりや笑顔を見ることでコミュニケーションを深めることができる→子供が大きくなって、親元を離れる時が来ても囲碁さえあれば^^、囲碁仲間と幸せなゆとり時間を送ることができる。
⑤引っ込み思案気味だった子供が囲碁が面白くなる過程で自信を持ち、以前より積極的になる。
そして友人も増える。自分という存在に自信を持つことは本当に大切なことでしょうから。
すると他人に気を使った会話も上手になってくる(自分に余裕が持てるようになると、今度は人の気持ちを理解しようと務めるようになるから)。すると将来に対する自分自身の期待感も芽生える。
⑥生涯の趣味としてこんなに良いものはない→意外と知られてないのだが、囲碁をする若者はイケメンが多い、つまり囲碁をすると顔つきが凛々しくなってくるような気がするからかな^^。
などと、次から次と出てきますね^^。
でもそろそろ時間に限りがあるので、このまま掲載しておきます。
手直ししたくなったら訂正するので、それまではみなさん、前向きに読んでいただければと思います。
どちらにしても今は親子活動を何にするか検討中の学校も多いと聞きます。
そのときはぜひ風までご一報くださいね。これもなにかの碁縁ですから^^。
左側のブックマークに「この頃の下島七段」から「学校に囲碁」のチラシそして中の連絡先の囲碁サロンとんぼへご連絡いただければ、風か海の神が出ると思います。その時ご相談をいたしましょう。
どうぞお問い合わせ、お申し込みをお待ちしています。