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風さんの今日の詰碁

おかげさまで五年目に入りました^^。
きときと碁界の話題も提供していきます。
一緒に囲碁の世界を楽しみましょう。

傷を探せ 49 ジュニア&パパママ大会

2011-04-30 11:56:42 | Weblog

前回の解答です。

下図黒1から3のホウリコミ手順が正解です。

いかがですか、この1から3の手順が浮かんでくるようになりましたか^^。

 

上の図からは、もう白から有効な手はないですね。ホワイト軍は生きを断念するしかありません。

下図も同様です。切断されてもいけません。

 

 

また、下図は黒の失敗です。白2に打たれると、一眼作られてしまいます。

 

 

では今日の問題です 珍しく白番です。

左辺黒1の切りにはどうなるでしょうか。

双方最善の応酬を一段落するまで考えてください。

結果は黒が上手くいかないのですよ^^。攻めあいを考える練習です。

 

 

 

小休止

 

五月は毎週のように週末には大会がある。

いよいよ本格的な囲碁シーズン到来だ。

 

今年も参加者の方々に満足してもらえるように知恵を絞り、情熱のあるスタッフの方々と、一つ一つの大会を例年以上に良くしていきたいと思う。

 

「学校に囲碁!」 「家庭で囲碁!」 「友人たちと囲碁!」

語呂がいいのと、風たちの夢の実現に向けて、普及に関してお話しするときは使わせていただいている。

 

今年の目標である、二桁以上の学校や教育所で入門教室を開きたい希望を持っているが、実現できるか達しないか、今の時点で好勝負の予感がある。

PTA親子活動、学童保育、囲碁クラブ誕生などなど、いろいろな形で学校に囲碁を浸透させていくべく、熱意のある方々とタッグを組んでいきたいですね。

 

ただ、なぜに子供たちや保護者世代に囲碁なのか、自分の気持ちを納得させ、みなさんの良き協力を得る意味ではこれがなかなかの難問である^^。もっとシンプルに考えればいいのでしょうけどね^^。

いろいろなるほどと思える理由もありそうだが、まだまだ自問自答している自分がいる。

 

とにもかくにも一つ一つ、まずは8日のジュニア&パパママ大会に多くの方に参加してもらえるように、そして満足してもらえるように内容の充実を計っていく必要はあるでしょう

 


傷を探せ 48 昭和の日

2011-04-29 09:08:37 | Weblog

前回の解答です。

 

 

黒1(ホウリコミと表現します)が正解です!眼がここに来ましたか^^。

ここに打たれると。白はもう生きる手立てがありません。

下図をご覧ください。

 

 

白1と黒一子を取っても、その空点C地点は欠け目ですね。

つまり白1は白全体を生きるために有効な手段ではないのです!!

どういうことか。ホワイト軍は黒1に打たれた時点で、全軍をあきらめるしかない、そしてあきらめたほうが損(取られる一目+一手の損←後手を踏む)を重ねない、ということを理解できるようになってほしいです。

おそらく、このことがわかると、死活の理解において、相当進歩が見込まれると思います。

 

上の回りくどい言い方が、当ブログの欠点でもありますね^^。

失礼しました。連休にも入ったのにね、サラっと行きましょう。

一行で言うと、「黒1で白死」です。

 

下図の黒1は失敗です。C地点は正しい眼ですね。A,B地点とあわせて3目の白地になってしまいました。

 

 

続いて

 

 

黒1やAに打つのも失敗です。

白2と正しく対応されると、これ以上AやBに取りに行けないですね。

 

ではみなさんの理解が進んだかどうか、今日の問題です最初の図とどこか違いますね。黒白一子ずつ取り除いたのですよ。

黒先、右隅の白が取れますか。三手示してください。三手の手順が浮かんでくれば最高です^^。頑張って。

 

 

 

小休止

 

今日から連休が続きますね。

初日は「昭和の日」です。

当欄の読者の方々も、ほとんどのかたが昭和生まれでしょうか^^。

良い連休を送られますように。

 

かく言う風も、何となく嬉しいです。

まあ、店は休みがないので、家でダラッとしてることはないのですが、それでも土曜日の教室が休み(三か月に一度)なので、気持ちの面でのびのび感があります。

この三日間はのんびりさせていただこうかな、どこかのんびり、いねむり先生のように、旅打ちでもしたいなぁ。

うん?やっぱりだめか。

 

今日はお昼からお隣の加賀の国からお客さん(テレビ局)がお二人お見えになる予定でした。

そういえば、やはりイベント事で先週は越前の国から見えられた方(温泉主人)がいた。

どちらも囲碁の集いの集客のことで相談があるとのことです。

みなさん、人集めにはいろいろ知恵を絞っておられるようです。それでも、口コミの確かさが一番ということなのでしょう。

今のご時世は、人に外に出てもらうのはなかなか難しくなってきている。

 

おっと、そういえば、「万葉の里」囲碁大会のチラシもできあがってきた。開催日も5月22日、そう日があるわけではない。

あて名書きをしなくては。昨年は開町400年ということで、利長君も登場、今年も楽しみにしてくれている愛好家もいてくれるだろう^^。

昨年以上に良いイベントにするつもりでいないといけません。

例年、子供たちの本大会への参加は会場の器の関係もあり、そう多く募集してないのだが、午後からのジュニア広場には親子してたくさん来てほしいなぁ。小県九段、下島七段が手ぐすねひいて、子供たちの襲来を待ってる手はずになっていますよ^^。

 

待てよ、今日はととくじの最終日だ。そろそろ締め切りの時間だ。

持ち時間がなくなってきた。そっちも頑張るぞ^^

 

うーん、ではブログはここらで失礼します。

みなさん、楽しい連休をお過ごしください^^

 

 


傷を探せ 47 心のコントロール Do My Best?

2011-04-27 21:51:31 | Weblog

上図の黒1が正解です!

白二子をアタリにしています。ホワイト軍は困りましたね。

続いて下図

 

 

白1から黒4で終局です。

計算(=目算、もくさん)の練習をしてみませんか。

黒地は23目(空点15目+取った白石4子×2)。白地は18目となるはずです。一緒になりましたか^^

計算できると、形勢判断(診断)出来るので、とても便利ですよ。

白の失着に救われたとはいえ、終局まじかの大逆転劇でした。

 

下図の黒1は失敗です。白4に手を戻されては、白の打ちすぎを咎めれなかった展開となりますね。

この進行は白の勝ちです。

お時間のある方は、白が何目ほど勝ったか計算してみますか。無理にとは言いませんが^^。

ただ正解図と比べると、随分差がつくことがおわかりいただけけるでしょうね。

 

 

 

では今日の問題です 黒番です。

今ホワイト軍が白1と打ち、終局を宣言しました。

うん?どこか変ですね。このまま終局してもいいですか^^。

ひょっとすると、前回のテーマ図と同じでまたまたオウンゴールの匂いがしませんか。

せっかくの白のご厚意に甘えない手はありません。チャンスをものにして、超逆転劇につなげましょう。

 

 

 

小休止

 

自分の心のコントロールはなかなか難しい。人はいくつになっても、迷い、戸惑いの繰り返しだなぁ。いざとなると、過去のいくつかの経験がなかなか役に立たない感じだ。

 

年の初めか暮れに書いた、「人の人生は喜・怒・哀・楽の繰り返し」

うーん、今の風はどのあたりを行ったり来たりしてるかなぁ。

 

つい最近、小唄の師匠(と言っても直接月謝をお支払いしてご指導を受けたことはない。おめでたい酒席の席で少し手ほどきを^^、ただ年季が入ってるかも)と少しの間、ドライブをご一緒した時のこと。

 

「会長(風は他の会でも会長をしており、少し年下だけどそう呼ばれても仕方ない)、私ね・・・」

「はい」

「今の時期、これまでお世話になった方々へのお礼のつもりで舞台やお座敷に立とうと思ってるの」

「そうですか」

「この先、どうなっていくのかね・・・・・。会長、あなたが頼りよ^^」

「はい!」 

 

ありがたい言葉と受け止めないといけない気がする。でも何もして差し上げれない気もする。

ただこういう時こそ、気持が大事なんだろうとも思う。気持ちで繋がっていると感じることができたら、それは大きな力になるのだと願いたい。

そこまでの度量が風にあるのか、今はというか、これまでのお付き合いの中でずっと問われてるような気がしている。

 

風は師匠のずーっと何十年もファンなので、小一時間のドライブの間はいつにも増して従順だった。

師匠だけではないのだが、なんとかこういう粋な文化の匂いのする方々が満足して舞台に上り、そして納得してお座敷から退かれる日が来れば良いのにと願っている。何か風に出来ることはあるのかな。

秋の発表会に向けてこれからだ。

 

少し書きたいことは横にそれ、カーブしていってしまったがタイムアップです^^。

さて頑張りましょう^^

 

 Do my Best !

スペル合ってるかい、羽玖ちゃん^^ どこか違う気がするな。あるいはジャパニーズ英語?

Please teach me  ←これはね、風がアメリカにF先生と囲碁の武者修行に行った時、現地の人に、対局を申し込む時や感想戦をしたい時に使うといいよ、と教わったので自信はあるかな^^。でもスペルが・・・・。

読むのも書くのも年数がたつと全く駄目だなぁ。

 

風さんのようにならないように、今をしっかり勉強するんですよ^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


碁盤のない日 16 いねむり先生

2011-04-26 00:54:16 | Weblog

{東京タワーのむこうに人の肌に似た月がふるえながら浮かんでいた。}

うん?いい表現だなぁ

 

「いねむり先生」を読み終わった。

最初のフレーズを読んでから、あとどれくらい残っているのかな。

もう4分の一は過ぎたな。おっと、3分の一は来たぞ。こんなことは久しぶりだった。

 

最近、伊集院さんの週刊紙のエッセイや人生相談がとても面白く、読みたくて立ち読みや買っているのだが、これまで単行本なり文庫本ではしっかり何かを読んだことはなかった。

 

でも、いねむり先生と言えば一人しかいない。やっぱりだった。

風が学生時代の時に始まった連載小説「麻雀放浪記」は文字通り血湧き肉躍る博打小説、紙面に並ぶ13枚の牌の新鮮さに胸を躍らせて発売日に駅で買い求めたものだ。これまで読んだ本の中で、今でも読み返したくなる本なんてそう多くはないが、この本は確実に三本の指には入りそう^^。

「坊や哲」や「ドサ健」そして阿佐田哲也さんと一度はお手合わせを願いたいと思った当時の若者たちは何万、何十万といたことでしょうね。

でも、多少碁が強いくらいじゃ今の井山名人とは打ちたくないなぁ、やはり囲碁はハンディがないと勝つチャンスは少ないからねぇ^^

ともあれ、今の子供たちが発売日になると「ワンピース」や「ヒカルの碁」(ならいいなぁ)を買いに本屋に走っていく様(さま)と同じようなものかな。

 

晩年の先生に出会った人となりを、伊集院さんの筆をとおして感じられ、どんな先生だったのかファンの期待に十分こたえてもらった気がする。

風に取っても身近にいねむり先生を感じれた良き昔を思い出させてもらって楽しいひと時だった。今その余韻に浸りながら、何かを話したくて書いてる感じです^^

 

人が小説なりドキュメントなり読みたくなる時は、やはり素敵なフレーズ、印象に残るセリフに出会いたいからということもあるでしょうか。

風の場合はそのように感じますね。

特に先ほどの「ワンピース」などは今でも読んでいる。時々お客さんから、ミスマッチだねえと笑われることもあるが、ドキっとするセリフに出会うととても幸せな気分になれるものだ。

漫画といえど人生を感じさせてくれますからね^^

 

折り返し地点で出会った下の三行が特に良かった気がする。

 

{二人の大人がちいさな島でうたた寝をしている。

ボクには二人が同じ夢を見ている気がした。

こんなにしあわせそうな大人の男たちの風景を見たのは初めてのことだった・・・・・・。}

 

風の周りにもそういう先生がいた。

F先生。風がただ一人、心から先生と言えた人だった。

囲碁のみならず何かにつけて親身になって心配してくれる先生だった。

遊び方や性格もいねむり先生と似てる気がする^^。読みながら、何度か先生とかぶる場面に出くわした気がしたものだった。

 

今は事情があり療養中、かれこれ二年以上は会えていない。今、先生に顔を会わす勇気がないのだ。

風にとって、心のしこりになっている。

 

良い小説に出会うと、美味しいものを食べている時の心境に似て、もう終わりかな、もったいないなぁ、もう少し最後まで読むのを我慢しようかなと思うこともあるが、どうしてもラストのフレーズを確かめたくて読み切った。

 

{男はあらわれなかった。ビールも来ない。燃え尽きようとする煙草だけが燻っていた。

大粒の涙がとめどなく流れはじめた。}

 

 

どうして男というのは、大泣きした後、一つの転機が訪れるのだろう、不思議な気がする。涙には何かを決心させてくれるパワーが宿っているのかな。きっとそうに違いない。そうであって欲しい。

先生自身は決して満足してる人生ではないかもしれないけど、周りの人の心を救ってくれる、得難い人なのだ。

こういう人に一人でも出会えたことに感謝したい。そして今日からまた生まれ変わった風になりたいなぁ^^


傷を探せ 46 アタリに気がつきましょう 1

2011-04-21 09:43:40 | Weblog

まずは前回のテーマ図をもう一度見ていただきます。

 

 

白2と来たら、黒はAからEまでの候補手の中でどの手を選びますか。あるいはどう打ちたいですか、浮かんでくる手はどこですか、という問題図でした。

 

解答は下図の黒1です。と同時にこの手を打てたなら、この碁にも勝利するはずです。黒1以外では負けてしまいますよ。

 

 

白2はアタリになってるから仕方ないですね。そこで黒3!この3はAでもOKです。

見事に白2の打ちすぎ(この表現は良く使うので覚えましょう)を咎めた進行になっています。

白2では1と打つところでした。

 

上図のあと下図の進行で終局です。

 

 

黒は随分儲けました。

 

また下図からは黒の失敗図です。

 

 

黒1のつなぎはチャンスを逃しています。

白4までの進行図と正解図との違いはかなり大きいですね。

実際に計算してみると

正解図は黒地25目、白地は13目、したがって黒の12目勝ちです。

一方失敗図は黒地20目、白地は19目。

なるほど、黒は失敗してもからくも1目を残しましたか、しぶとい黒軍ですね^^

 

次に下図

 

 

黒1も良く見かける打ち方です^^。

でもやはり正解図には到底及びませんね。

この図の結果は黒3目勝ちです。陣地の計算を覚えたい方はこれくらいのコンパクトな図で練習したら良いでしょう。

 

 

上図の黒1は今度は欲張りすぎました。

白4まで、失敗です。

 

 

では今日の問題です

黒1に対して白2と止めてきました。うん?これはチャンス!

碁は負けそうと思っていたのですが、ホワイト軍がPKをおぜん立てしてくれたようなものです。

せっかくの逆転のチャンス。見落とさないように^^。

 

 

 

小休止

 

囲碁は難しい、本当に難しい。

でも囲碁は楽しい、本当に面白い

 

さて、どう伝えるか

つい先日、下島七段のブログの右上隅目外し付近にある「学校に囲碁」のチラシをご覧になって、ある小学校のPTAの役員をされてるお母さんからお電話をいただいた!?

 

「PTA親子活動で検索してたら、ここにたどり着きました」

「そうですか^^うれしいですね」

 

ひとしきり、学校で僕らが入門教室を開催したい由、囲碁教室開催の利点などをお伝えした。

お伝えしながらも、お相手の方は全く囲碁をご存じない様子。

ある小学校の4年生約50人そしてご父兄も50人ほど参加の予定だそうだ。

うーん、ベストな人数ですね^^。

他の役員のみなさんと検討してみるとのことでした。

「今回は囲碁をすることになりました。ついては・・・・・」

という素敵なお返事をお待ちしています^^

 

今年はきときとで二桁の学校で入門教室を開催したいと期待しています。

学年ごとのPTA親子活動のほかに、囲碁クラブの誕生や学童保育での取り入れ、全校生徒合同での入門教室。

どんな形でも対処いたしますので、みなさんからのご一報をお待ちしています。

 

 

親子活動の利点を思いつくままに列記してみましょう。

 

①お金はほとんどかからない→講師のプロ棋士や地元棋士は無料で派遣します、そのあと囲碁を続けたい子がいる時のご相談にも乗ります。地域の公民館との連携やジュニア教室の紹介など。

②当日の運営は県連合会の方でするので、役員の方々もお子さんやみなさんと一緒に囲碁を楽しめます。つまり手間がかかりません。

 

いかがですか、この二大利点だけでもかなり魅力的だそうですよ^^

他には

③この機会を利用して、ゲームの原型が出来て3000年と、最古の歴史のある囲碁を覚えることができる→これからは世界で一番人気のあるボードゲームとして世界中の方々が覚えたくなるゲームです。→五月には世界70カ国の人たちが島根県松江市に集結。世界アマ選手権が開催されます。

④だんだん子供が成長するに従って、子供との距離が遠くなるように感じることもあるが、囲碁を通して子供の成長ぶりや笑顔を見ることでコミュニケーションを深めることができる→子供が大きくなって、親元を離れる時が来ても囲碁さえあれば^^、囲碁仲間と幸せなゆとり時間を送ることができる。

⑤引っ込み思案気味だった子供が囲碁が面白くなる過程で自信を持ち、以前より積極的になる。

そして友人も増える。自分という存在に自信を持つことは本当に大切なことでしょうから。

すると他人に気を使った会話も上手になってくる(自分に余裕が持てるようになると、今度は人の気持ちを理解しようと務めるようになるから)。すると将来に対する自分自身の期待感も芽生える。

⑥生涯の趣味としてこんなに良いものはない→意外と知られてないのだが、囲碁をする若者はイケメンが多い、つまり囲碁をすると顔つきが凛々しくなってくるような気がするからかな^^。

 

などと、次から次と出てきますね^^。

でもそろそろ時間に限りがあるので、このまま掲載しておきます。

手直ししたくなったら訂正するので、それまではみなさん、前向きに読んでいただければと思います。

 

どちらにしても今は親子活動を何にするか検討中の学校も多いと聞きます。

そのときはぜひ風までご一報くださいね。これもなにかの碁縁ですから^^。

 

左側のブックマークに「この頃の下島七段」から「学校に囲碁」のチラシそして中の連絡先の囲碁サロンとんぼへご連絡いただければ、風か海の神が出ると思います。その時ご相談をいたしましょう。

どうぞお問い合わせ、お申し込みをお待ちしています。


傷を探せ 45 切れるようになろう 3

2011-04-17 09:36:41 | Weblog

前回の解答です。

 

 

黒1とこちらを出る(でるという表現は慣れてきましたか^^)のが正解です。

ホワイト軍も白2と黒をアタリにしたり、自分の4子も逃げたいのですが、

白2の時点で、どちらもアタリ!!なので、次は黒番ですから(つまり黒が有利な攻めあい=一手勝ち)3と先に白を取ることができるのですね!ついアタリにされると、一手先にアタリしてたことを忘れてしまうこともあるので、注意が必要ですね^^。勇気を持ちたいところです。

この黒3で白石が取れることも慣れです^^。(盤の端を利用して)四方を囲っていない取り方は何度も経験して、目ざとくなりましょうね^^。頑張りましょう。

 

そこで白軍は損を重ねないように下図の進行を取ることになります。

 

 

白2から三子を捨てることはしかたありません。本隊だけでも生きないといけませんからね。

 

下図は黒軍の失敗です。

 

 

黒1とこちらを出るのは、白2が好手(こうしゅと呼びます)。

ダメヅマリになり、黒3と白三子をアタリにしても、自分の黒三子が先にアタリになっているので今度は白4と取られてしまいます!!

 

上の二つの成功手順と失敗手順をじっくり比べてくださいね。何かを感じていただければと思います。

 

では今日の問題です。黒番です。

 

 

黒1に白2と打ってきました。さて次の黒はAからEまで打ちたくなる手が5つほどあります。

この中ではどの手が満点ですか。そしてその正解手を選ぶことで、対局にも勝利していただきたい局面です。

また、一手だけでは決着がつきませんね。

例えば黒Aなら次に白の対応手はどこかな、と考えながら数手の互いの石の動きを洞察する力量が必要になってきます。

このことを「手を読む=てをよむ」というのでしたね。

まさしくみなさんのレベルをアップさせるのに、一番重要なカギを握っている作業ですよ。

もうしばらくしたら碁の面白さを満喫することができるようにもなる今が正念場、頑張りましょうね^^

 

 

小休止

 

24日は、春の親子の集いです。

梅沢由香里杯から吉原由香里杯に変わる最初の大会かな^^。

今年は残念ながら、ご出産のため、当地には見えられませんが、おられなくても傍におられる感じで参加者のみなさんには大会を楽しんでいただければと思います。

そして先生には、しばらくは念願だった子育てを存分に楽しんでいただきましょう。まぁ、先は長いですけどね^^

 

僕らは僕らで精いっぱい大会を楽しむことが一番のつながりになっていくのだろうと思います。

良い報告ができればいいなぁ^^

 

昨日土曜日の夜はタイゼムを利用して、井戸端対局場を開設した。合計4局の対局がありました。

今後の未来予想図として、早い時間帯はジュニア交流を!寝る直前の大人のゴールデンタイムは安らぎのある交流の時間になればと思っています。どれくらい参加者が増えていくかとても楽しみにしているところです。

きときとの皆さんもご一緒にネット対局を楽しみませんか^^。ご関心があればご一報をお待ちしています。19路盤で打てさえすればOKですよ^^。

というのも、ネット対局の目的は、少しでも囲碁の時間を作ることにあるので、お一人で楽しめる方はいいのですよ。

まだ見知らぬ人と打てない方や19路盤でも対局される機会が少ない人たちに利用してほしいと考えているんですね。

 

 


傷を探せ 44 切れるようになろう 2

2011-04-15 23:59:58 | Weblog

前回の解答です。

 

 

ズバリ黒1の切りが正解です!

白2とくれば黒3と逃げます。するとC4地点が白三子がアタリです!

そこで下図

 

 

もし白4と三子を助ければ次に黒は5と出ればいいのですね。

今度は白4子がアタリです。

でももうホワイト軍の4子は逃げることが出来ないので白6,8と打つしかありません。

ブラック軍は逃げるだけでいいのです。労せずして随分儲けましたね^^。

 

そこで上図の変化はホワイト軍は損ですから、下図

 

 

中央の三子を捨てることになります。白6までです。

いかがですか、つまり白からのアタリに、黒は逃げていれば、自動的に別の白石をアタリになる仕組みになっているんですね。

何も工夫しなくてよいのです!

 

そして変化図として下図

 

 

黒1に対して白2とこちらからアタリしても、やはり白三子が取れますね。

 

たまたまどちらの図も白石三子を取って、かつ白地は7目ですので、結果はAでもBでも同じ結果になりました。

いずれにしても黒1が勝利を呼び込む一手なのでした。

いかがでしょう、おわかりになりましたか^^。

 

では今日の問題です。黒1に対して白は2とゲタの形で対応してきました。

この次の黒はAですかBですか、どちらが正解でしょう。二拓です。

正解に至るポイントは相手の白石の動き方を理解することでしたね、頑張りましょう^^。

 

 

 

小休止  

 

来週はいよいよ吉原由香里杯、先生が結婚姓にされての初めてのきときと碁会での大会だ。

先生もへいちゃんも、そして他にプロ棋士の応援がない大会。

どれだけの参加者があるのか大いに気になる毎日だ。

 

目標は40家族、100人!

今年のジュニア&パパママ大会の参加を前向きに占う意味でも試金石となる催しだと思っている。

 

ただ正直なところ不安の方が多い。

うーん、根回しが足りないかな。人の善意に頼るだけではダメなんだろうな。

課題が多いなぁ、でも弱音はいかん、楽しくいかないとね^^、明日以降頑張りましょう。

 


傷を探せ 43 切れるようになろう 1

2011-04-14 10:59:51 | Weblog

前回の問題図を再度掲載します。

 

 

正解は黒1の切り!です。いかがでしたか、この切りが思い浮かびましたか^^。

すると次は白の番ですね。白さんの候補手としてはA、BのアタリとCとゲタにする手段が考えられませんか。

この白A,B、C、それぞれに対して黒1を逃げてみましょう!!

 

すると解答にたどり着けるはずです。

 

えっ、こんなに上手くいくの!?信じられない!そうだったのか、それで切れ、切れと言っているのか。

 

ではまてよ、黒1の手でC4のほうに切ったらどうなるのかな、やはりうまくいくのかな。

などと考えられるようになるととても良いでしょうね^^。どんどん棋力がアップしていく感じがしませんか。

 

ではもう一度テーマ図を出しておきますので、再度ご一考をお願いします。

今晩か明晩にでも解答図を掲載します。

 

 

 

小休止

 

風は休煙して、早100日が過ぎた。

学生時代から吸い始めて、途中禁煙した期間は3日以内を誇っていた(早い話が三日坊主)風とすれば、驚異的な期間吸っていないことになる。

 

プチ約束といえど、約束は破りたくない風は3月いっぱいまでは禁煙すると宣言していた関係で吸わなかった。

特にドクターストップがかかったとは思っていないし、いつ吸い始めるか、あとは自分次第である。

 

これまで、

「煙草がおいらを待ってるぜ」とか

「煙草を一生懸命作っている人のことを考えると早く吸わないとな」とか

憎まれ口を叩いていたのだが、いざ自分で取り決めた解禁日を迎えて逡巡している風がいる。

眼の前のタイ焼きを食べたいのだが、食べると確実に歯痛に悩まされる。

それでも食べるべきか、我慢するべきか、なんか似てる心境かな^^。

 

さてどうしたものか、吸わないでいいものならこのままやめてしまえばよいのだろうが、早く吸いたいと言ってる風もいて悩みどころだ。

一本吸い始めると止まらないらしい、節電ならぬ節煙というわけにはいかないようだ。右か左か、うーん。

 

とんぼに来ているおませな女の子たちは

「吸ってるところを見つけると、取り上げるよ」とか言って、体のことを心配してくれる。

 

まあ、吸い始めたとしても、彼女たちの前で見つかるようにはしないから安心しなさい。小心者の風は、吸ってもこそこそ見えないところで吸うくらいだろう。

さてあと何日粘れるかかな^^。

 

ちなみに氷結は昨日の晩、友人を偲びながら飲んだ。やはり美味しかった^^。こちらはしばらく癖になるかも。

そもそも、お酒は外で飲むものと決めて、家で飲むことはほとんどない。子供たちが帰省して飲んでいても風は付き合うこともほとんどなかった。

それが缶チューハイといえど、二日連続で家で飲むとは何十年も記憶にない。何か良いことの前触れならうれしいけどなぁ^^。

 

 


傷を探せ 42 頑張れ美咲ちゃん^^

2011-04-13 01:45:05 | Weblog

前回の解答です。

下図黒1の切りが正解です。

 

 

白2には黒10と逃げるのではなかったですね^^。いかがですか。

遂に黒3の両アタリが浮かんできましたか。それともまだかもしれませんね^^結構難しいですよね。

白12までで終局です。白地は16目。黒地は23目!その差は7目。

黒は見事に白の失着を咎めて勝利しました!

 

続いて下図黒1も正解です。

 

 

この進行図は黒地が27目、白地は14目です。その差は黒13目勝ちです。

最初の図は黒地が23目、一方白地は16目ですね。その差は黒7目勝ち。

 

次に失敗図をご覧いただきます。

 

 

切りに想定出来なかった図は黒1です。

この図は黒地が19目、白地は21目で白の2目勝ちです。

また下図は

 

 

白地は23目、黒地は17目と、白の6目勝ち。かなり差がついてしまいましたね。

 

このようにお互いの陣地を数えれるようになるとその手の信ぴょう性が正確に表れてくるようになりますよ。

その手の一手の大きさが計算できるようになりましょうね。

 

では今日の問題です 黒番です。

 

 

このまま終局を認めると、黒地が16目、一方白地は22目です。

明らかに白の勝ちですね。

ここでは黒の大逆転勝ちの一手が潜んでいますよ。おわかりでしょうか。

ヒントはズバリ切りです!頑張って

 

 

 

小休止

 

今夜は珍しく、お酒を口にした。ひょっとしたら今年に入って初めてかな^^。

 

それも日本酒ではなくて、缶チューハイ、その名もスパークス、初めてみる名前のチューハイだ。

飲んでみると結構美味しい^^

 

一緒に買った氷結を飲もうと思ったのだが、親友が好きだったお酒だったから少し遠慮した。

次回に回そうと思った

 


傷を探せ 41 性格の良い人ほど

2011-04-08 00:47:12 | Weblog

前回の解答です。下図です。

 

 

ズバリ黒1の切りが正解です。思いつきましたか。

ただし白2のアタリに黒はAと逃げるつもりではありませんね。もうおわかりですか。

そうです。今度は黒1と中の切断点を切るのです!!

今度も白2はしかたないですね。

そこでいよいよ本命の仕上げに入ります。

 

黒3と三子をアタリにする手がありました!!!

いかがでしたか。初手のC2の切りから三回連続、白陣内の切断点を切り続けて、見事に白地を侵略することに成功しました。

続いて下図

 

 

白1と上下の白を連絡するくらいですが、こんなに白地を小さくできたので、地合いも黒が大優勢ですね。

白のミスをしっかり咎めることができました。

 

黒1の切りには白の最善手は下図2くらいでした。

しかしこれも黒7まで随分儲けましたので、やはり黒1が勝着になっています。

 

 

では今日の問題です。 

前回の類題です。黒番です。前回と同様、白1とハネてきました。打ちすぎですね^^。しっかり咎めてあげましょう。

AからDまで切る個所を入れて候補手は4か所ありますね。正解(得を計れる=白地を小さくできる意味)はそのうち二か所ですよ。もうおわかりでしょう^^

切ることは何のためか、目的がはっきりさえすれば切れるようになるのでしょうね。

 

 

 

小休止

 

昨日、囲碁仲間の葬儀があった。

幽玄HN どらちゃん7段、同好会仲間(風とは違う同好会だったが)から随分慕われている人だった。

 

本当に碁を打つことが好きな人で、強い人弱い人関係なく、誰とでも対局する人だった。

いつも笑っている顔しか浮かんでこない。

年もまだ55才と若い。風より年下の人が亡くなることは少なからずショックだった。

 

葬儀では、どらちゃんの仕事上での功績が弔辞で紹介されていたが、確かに研究心が旺盛な人だった。

 

どうして、良い人から亡くなっていくのかなあ、本当に不思議な気がする。

というと性格の悪い人ほど長生きしてるのかと問われそうだが、そうではないのだろうが、特にとんぼの碁席においては人から慕われている方が早く亡くなられてる感じがします。うーん

 

そろそろバトンタッチかなとも思うし、風自身そう生に執着する気もしていないのだが、しかしいざとなるとやはり世の中に未練は残る。

やり残したことも多いし、もう少し家族の将来を見守りたいこともある。このままではどうにも中途半端な気がする。

そんなにあわてずとも、そのうちお迎えは来るのだし、それまではがむしゃらに生きるしかないのだろう。

どうも近しい人が亡くなると弱気になっていけない。まだまだ、明るく周りを照らせる存在でいたいものだが。

 

どらちゃん、北陸の熊さんとでも仲良く対局を楽しんでくださいね。またそのうちです^^。