前回のテーマ図の解答です。
黒は1の押さえの方向が好ましいです。黒3の飛びまでが定形です。
黒の模様が雄大でしょう。もちろん、白がどこかに侵入してくるのですが、いかに適切に攻めながら局面を有利に展開するか、まだまだこれからです。
ただ大きな地を作りやすい骨格を作るのは大切なことなんですね。
続いて白4と地を広げてきたら、5から7と押しましょう。
「4線を伸びさせるな→地が大きいから」という格言があるのですが、互い先の碁と違い、この場合、黒のスケールがけた外れに大きいので、気にしなくてよいでしょう。模様の大きさを身近に感じる良い機会です^^。
風が、模様が大きい(地を作りやすい・戦いやすいの意味)ですよ、と言うと、「でも入ってこられてどうせ生きられてガチャガチャにされるからなあ」とは級位者の方の悩みなんですねえ^^。
確かにその通りかも^^、でも、平行して読みを鍛えながら、白をいじめることができるように、地力をつけていきましょう。
そして黒9あたりに芯を入れる(地を作りやすくして、白を入りにくくさせる意図)ことも大切です。
模様はただ広げるだけでなくて、相手から打ちこみにくくするのです。
理想の形とは何か、経験値を高めて少しずつ理解に努めるようにしましょう。
続いて下図
前回図同様、黒1は左辺重視の感覚手でしたね。この局面では黒3の時に白4が
絶好の開きとなります。最初の図と比較してみましょう。違いをお分かりいただけると思います。
また
黒3と白F3の石を攻めたくなる人も多いです。黒1からは3とかける(と表現します)形が好形で、決して悪い手ではありません。
この時、白から4とあてこむ(と表現します)手段があり、白6のハネも好形、この手順を嫌って高段者たちは打たないのです。
ただ黒7以下、今度は5線を伸びさせて^^白地は一路多く増えるのですが、黒13あるいは黒17となれば、やはり黒の模様が大きく、黒が打ちやすい局面でしょう。
白地をあまり増やさないで、上図の黒3のカケが良い手段になる例をあげておきましょう。
下図です。
三三の白の手に対して、知らん顔をして黒1のカケ(と表現します)がおすすめの手段です。黒3と両方打って、少々の地は気にしない「中央制圧作戦」ですね^^。「斜めに来たらご挨拶」の例外編でもあります。
また
黒1からカケても似たような手順になりそうです。
置き碁では特に有力な手段と覚えておきましょう。どんどん試してみてください。
ただどんな手段にも言えることですが、たとえば「二段バネ」とか、有力ということは、相手からすると厳しい手段になるので、反発も十分考えられます。つまり基本形のように一本道ではなくて、白の対応も変わってくることが予想され、変化が多いということになりますね。つまり上級者向けの説明になってしまいがちです。
したがって初級者向きではないところが、紹介するときに風にとっての悩みの種になるのですが^^。でも右から左に受け流されないように、少しでも印象に残していただけるよう頑張ります^^。
では今日のテーマ図です。黒番です。数手の手順を考えてみましょう。
左下の白三三に対して、黒は右隅黒1の封鎖を選びました。この手はある厳しい狙いを秘めています。攻撃方法のスタイルを増やしていくためには知っておいてほしい手段です。
手順はすすみ、そろそろ決行のタイミングでしょう^^。
AからDの中で、どの手でしょう。白の眼形をなくす感覚です。
小休止
きときと碁界に縁の深い棋士はいつも応援しているのですが、そのうちのお一人梅沢由香里女流棋聖が、先日の三番勝負で敗退されました。
三年続けて保持されていたので、愛着度もひとしおだったろうと推察してます。
「つれづれ日記」のカラオケの熱唱は後ろ姿だけに、やはりさびしさが感じられますね^^。
先日、先生と電力会社の会長さんとの対談を読む機会があったのですが、その中で棋聖戦はぜひ防衛したいとおっしゃっていたので、さぞ残念だったことでしょう。
「わたしは落ちこぼれなんです」の言葉も印象的、そして思いがけず、会長さんの人格も伝わってくるよい対談でした。
おそらくは囲碁の普及に関しても碁界の第一人者と言える人だけに、全国を飛び回る中で自分のことだけでなく、いろいろなことに思いをめぐらされての無念さだったろうと推察します。
長く最前線を走ってこられてるだけに、家族やご自分の夢を大切に、のんびりと過ごしていただきたいとも思うし、普及が急がれる時代において、まだまだ両輪で頑張って!と願う気持もあり、風の心境も複雑なんですねえ^^。
ともあれ、4月にはきときとジュニア&パパママさんたちそしてファンが再会を心待ちにしていることでしょう。捲土重来、きときと帰りは良いことがあるので、みなさんでお待ちしています。
黒は1の押さえの方向が好ましいです。黒3の飛びまでが定形です。
黒の模様が雄大でしょう。もちろん、白がどこかに侵入してくるのですが、いかに適切に攻めながら局面を有利に展開するか、まだまだこれからです。
ただ大きな地を作りやすい骨格を作るのは大切なことなんですね。
続いて白4と地を広げてきたら、5から7と押しましょう。
「4線を伸びさせるな→地が大きいから」という格言があるのですが、互い先の碁と違い、この場合、黒のスケールがけた外れに大きいので、気にしなくてよいでしょう。模様の大きさを身近に感じる良い機会です^^。
風が、模様が大きい(地を作りやすい・戦いやすいの意味)ですよ、と言うと、「でも入ってこられてどうせ生きられてガチャガチャにされるからなあ」とは級位者の方の悩みなんですねえ^^。
確かにその通りかも^^、でも、平行して読みを鍛えながら、白をいじめることができるように、地力をつけていきましょう。
そして黒9あたりに芯を入れる(地を作りやすくして、白を入りにくくさせる意図)ことも大切です。
模様はただ広げるだけでなくて、相手から打ちこみにくくするのです。
理想の形とは何か、経験値を高めて少しずつ理解に努めるようにしましょう。
続いて下図
前回図同様、黒1は左辺重視の感覚手でしたね。この局面では黒3の時に白4が
絶好の開きとなります。最初の図と比較してみましょう。違いをお分かりいただけると思います。
また
黒3と白F3の石を攻めたくなる人も多いです。黒1からは3とかける(と表現します)形が好形で、決して悪い手ではありません。
この時、白から4とあてこむ(と表現します)手段があり、白6のハネも好形、この手順を嫌って高段者たちは打たないのです。
ただ黒7以下、今度は5線を伸びさせて^^白地は一路多く増えるのですが、黒13あるいは黒17となれば、やはり黒の模様が大きく、黒が打ちやすい局面でしょう。
白地をあまり増やさないで、上図の黒3のカケが良い手段になる例をあげておきましょう。
下図です。
三三の白の手に対して、知らん顔をして黒1のカケ(と表現します)がおすすめの手段です。黒3と両方打って、少々の地は気にしない「中央制圧作戦」ですね^^。「斜めに来たらご挨拶」の例外編でもあります。
また
黒1からカケても似たような手順になりそうです。
置き碁では特に有力な手段と覚えておきましょう。どんどん試してみてください。
ただどんな手段にも言えることですが、たとえば「二段バネ」とか、有力ということは、相手からすると厳しい手段になるので、反発も十分考えられます。つまり基本形のように一本道ではなくて、白の対応も変わってくることが予想され、変化が多いということになりますね。つまり上級者向けの説明になってしまいがちです。
したがって初級者向きではないところが、紹介するときに風にとっての悩みの種になるのですが^^。でも右から左に受け流されないように、少しでも印象に残していただけるよう頑張ります^^。
では今日のテーマ図です。黒番です。数手の手順を考えてみましょう。
左下の白三三に対して、黒は右隅黒1の封鎖を選びました。この手はある厳しい狙いを秘めています。攻撃方法のスタイルを増やしていくためには知っておいてほしい手段です。
手順はすすみ、そろそろ決行のタイミングでしょう^^。
AからDの中で、どの手でしょう。白の眼形をなくす感覚です。
小休止
きときと碁界に縁の深い棋士はいつも応援しているのですが、そのうちのお一人梅沢由香里女流棋聖が、先日の三番勝負で敗退されました。
三年続けて保持されていたので、愛着度もひとしおだったろうと推察してます。
「つれづれ日記」のカラオケの熱唱は後ろ姿だけに、やはりさびしさが感じられますね^^。
先日、先生と電力会社の会長さんとの対談を読む機会があったのですが、その中で棋聖戦はぜひ防衛したいとおっしゃっていたので、さぞ残念だったことでしょう。
「わたしは落ちこぼれなんです」の言葉も印象的、そして思いがけず、会長さんの人格も伝わってくるよい対談でした。
おそらくは囲碁の普及に関しても碁界の第一人者と言える人だけに、全国を飛び回る中で自分のことだけでなく、いろいろなことに思いをめぐらされての無念さだったろうと推察します。
長く最前線を走ってこられてるだけに、家族やご自分の夢を大切に、のんびりと過ごしていただきたいとも思うし、普及が急がれる時代において、まだまだ両輪で頑張って!と願う気持もあり、風の心境も複雑なんですねえ^^。
ともあれ、4月にはきときとジュニア&パパママさんたちそしてファンが再会を心待ちにしていることでしょう。捲土重来、きときと帰りは良いことがあるので、みなさんでお待ちしています。