風さんの今日の詰碁

おかげさまで五年目に入りました^^。
きときと碁界の話題も提供していきます。
一緒に囲碁の世界を楽しみましょう。

碁盤のない日 43 人生の単位

2013-04-14 23:16:40 | Weblog

3月1日に更新してから、初めてでしょうか。

お元気ですか、ご無沙汰してます^^。

 

実は、なにもしたくない(このあと病という文字を入れるのははばかられるなぁ)ビョウにかかってる感じの1カ月間余でした。

当欄にしても書かなければ、更新しなくてはと思いながら、後1日、後1日と伸ばし作戦を展開している感じです。

 

この間、実にたくさんのことがありました。

囲碁のこと、仕事のこと、友人のこと、家族のこと、健康のこと・・・

 

風はフェイスブックなるものも楽しんでいて、そこにも主に囲碁のことを書いています。

「義務教育に囲碁を」といつも誰彼問わず声高にお話ししています。当欄でも、学校での囲碁など、実現してきたことを紹介してきたのはご承知の通りです。

なかなか声に出して伝えようとする人はまだ全国にも少ないでしょうから、自分で言うのも変だけど、孤立無援、孤軍奮闘という言葉が浮かぶこともしばしばです^^

囲碁そのものに興味があっても「学校に囲碁を」となればすぐに実現する話でもないし、囲碁に理解ある方でもやはり関心が強まらないですし、風が立ち向かう先はほとんど無関心の教職者の方々を相手にせざるを得ないのでなおさら孤立・・・という表現が頭をよぎることが多いのかも知れません。

どうもそれらの反動であまりの強大な壁の壁の前で、たった一人、多勢に無勢、無力感に覆われてきた時に、なにもしたくなくなるビョウにかかるのかもしれない、と自己分析をしています^^。

 

それでも、数年の間、主に小学校で囲碁教室を開催していく流れの中で、念願だった地元の国立大学(富山大学)で囲碁の授業が始まったことはきときとのみならず、地方で囲碁の普及に力を入れている方々にとっても朗報、良い追い風になることと喜んでいます。

どうして実現出来たのか、もちろんたくさんの協力者があったらこそ、みなさんのおかげで本当にありがたいことです。一人一人それぞれの方がキーマンであり、誰一人欠けてもこの短期間の中での実現は叶わなかったことでしょう。

どの地域の大学でも飛び込みセールスではまず難しいのが現実でしょうから。

今月に入ってからも地元紙にその開講を記念して(学校や学生たちへのPRも兼ねて。歴史的なスタートにあたり、風の最後の仕掛けでした)、特別講師の方々を中心とした座談会の模様が掲載されました。中にはご覧いただいた方もいるかもしれませんが、準備も短期間の中であれだけのスペースを取って、あんなに大きな顔写真が並ぶレイアウトの掲載はされることはまずないことと思います。

ではどうして実現したのか。

「風さん、今始まったばかりだよ。君は各学校に囲碁を入れたいと常々言ってるじゃないですか、まだこれからですよ。広告費のことは心配しなくていい」

掲載にあたり一番力になっていただいた方から思ってもみなかった激励の言葉をもらった時、思わず拍手をしている自分がいた。

こんなに直接檄を受けたのは久しぶりだったからかもしれません。「あっ、分かってくれる人がいた。同志と呼べる人がこんなに近くにいたんだ」

 

それでも初日の授業が近づくにつれ、

0単位の科目に学生たちは集まってくれるだろうか。

0だったらどうしよう。お隣の名古屋大学はいいなぁ、2単位が取れるのだから。

音を上げるわけにはいかない、どんな手立てがあるだろう。

 

準備やPRが決して完全ではない状況の中で、悶々とした日々が続いたが、ついに当日はやってきた。

はやる気持ちを抑えながら、準備もあるので開始1時間ほど前に会場に着いた。

すると20分ほど前に一人学生が入室してきた。

「囲碁の人ですか」

「はい」

「どうもありがとう、僕は風です」

「人文学部のSです」

やったー0じゃなかった。

それから一人また一人、中には女子も連れ立ってきてくれた。

結局応援の囲碁部の5名を含めて26名(内女子7名)!が集まった。

ありがとう、本当に集まってくれた全員に感謝したかった。

君たちが新しい歴史を作る第1期生だ。

風は40数年前、この大学を受験に来たことがあるが、二日目には行かずリタイアしたことがある。それが時間を超えて教壇に立って、みなさんに感謝の気持ちを伝えている自分の姿に不思議な感慨を覚えたものだ。

佐山先生の授業目的の説明や要明講師の技術指導など、ついに始まった。みなさん、神妙に聞いている。

大企業の社長、会長として長年陣頭指揮された要明さんは、最後に

「君たちは今回は授業の単位は取れないかもしれないが、人生の単位を取れるチャンスに出会ったんだよ。一緒に囲碁を頑張ろう」

と集まった学生たちにエールを送られた。なるほどと感激した^^。

二回目の授業がもう明日に控えている。後方でバックアップする役割の風は準備を怠らないようにしないと。

今後の目標は、

1参加してくれた学生たちに経済界講師の方々との出会いも含めて囲碁を学んで良かったと思ってもらえること。

2現在の参加者数を目標の40~50名に少しでも増やすこと

3来期以降の継続の確証と同時に2単位を取れる正規の教養科目に昇格させること

などである。

 

と久しぶりに今思い浮かんだことを取りとめもなく書いてみました。

これまでも更新していないのにアクセス数も毎日60~100近い人が覗いていただき、ありがとうございます。

 

過去の問題図に古い新しいはないので、気が向かれたらどこの欄でも問題図をご覧いただければと思います。

 

今早急にしなければいけないこととして、下の5つ

●連合会の機関誌の郵送 2か月遅れてる、いけませんね。

●28日の「由香里杯&へいちゃんの激励の会」のチラシの郵送

●6日の「朝日名人戦」郵送と各準備

●19日の「毎日本因坊戦」〃

●18日の「へいちゃん昇段お祝いの会」の場所の設定と案内

それぞれ一日も早く案内を出さなくてはいけません。

何か書けば、なにもしたくないびょうが良くなると思って^^。

明日には治っていてくれる事に期待しましょう。問題もなるべく早く再開しますね、頑張ります^^。