ラジオなソウル

ザ ドタンバーズのベース担当で、AMラジオをこよなく愛する、ゴリうらしょうきちの日記

イギーポップ

2005-06-08 00:48:45 | 生活
CDを借りに行ったら、イギーのセカンドを見つけた。
アルバム名は「LUST FOR LIFE」。めちゃくちゃかっこいいです。
めちゃくちゃいいというわりには、テープでしか持ってなかったので借りて久々に聴いたら、ほんと素晴らしかった!

このアルバムは、ストゥージズからソロになったイギーがデビットボウイと一緒に作った2枚のアルバムのうちの1枚で、1枚目が確か「IDIOT」
これも悪くないけど、穏やかすぎてなんだか拍子抜け記憶があります。
かといって、ストゥージズ時代は、ボクには激しすぎてやはり敬遠気味でした。

じゃあ、なんでそこまでしてイギー聴いたかっていったら、ルースターズが「TONIGHT」って曲をカバーしてまして、その曲が聴きたいがためにアルバムを借りたら、これがどの曲もほんとよくてものすごくハマリました。
ジャケットに、イギーが普通に微笑んでるという正面からの顔写真が使われてて、これがイギーだと逆に似合わないというか、非常に奇妙な印象を与える気がします。たぶん、このあとのどのアルバムでも、そんな普通の顔はなかったと思います。というより、だいたいベロ出してるかな?
まったくなにをやってるんでしょうね、ってそれがイギーなわけなんですが。

なんで当時CD買わなかったのかな~と思い出してみると、このアルバムがあまり評判よくなくて日本版が廃盤になってたんですよ。昔は訳詞も必ずおっかけてたので、お気に入りのアルバムは輸入盤では買わないようにしてたんですよね。今はもう安いほうって即輸入盤買ってますが・・・

この評判の悪かったアルバム「LUST FOR LIFE」ですが、表題曲が映画「トレインスポッティング」に使われヒットしたと思ったら、今度はイギーの代表作とかなんとか書かれて日本盤が復活してたみたいです。しかも名盤なんて書かれちゃって。
ほんと評価なんていい加減なもんですね・・・

このアルバムもそうですが、他にも色々とマイナーなバンド、ブート物とか買いたいCDが山ほどあっても学生時代には当然お金もなく、指をくわえてたみてたわけなんですが、通ってた専門学校が御茶ノ水にありまして、その近くに知る人ぞ知る「JANIS」ってレンタル屋がありまして、その店を知ってからは毎日のようにCDや音楽ビデオを借りまくってました。
その店には、ないものがないんじゃないかってくらい商品が充実してまして、特に洋楽は輸入盤から希少盤、ブートとなんでもござれで非常に重宝しました。
確か、洋楽は発売から1年間は貸し出しできないって法律ができた頃でしたが、借りる人は買取って形にして、頭金を払ってそれを返品するってシステムで対応してたんじゃなかったかな。

ほとんどの音楽知識をその「JANIS」で得たといっても過言ではありません。
でも、その後近くの新しいビルの6階だったか上の方の階に移転してからは、あまり行かなくなってしまいました。
3階建ての古い建物の2階と3階に「JANIS」はあったわけですが、薄暗い階段をのぼり壁に貼ってある、メンバー募集やバンドのポスターなんかを眺めながら店に入っていく感じがなんかよくて、CDがめちゃくちゃ多いから雑然としてたんだけど、それも逆に何を借りようかなってワクワク感になってましたね。
そこからいきなり新しいビルのエレベーターに乗って店に行き、整理整頓されたきれいな雰囲気の中でCDを借りるってのがなんか馴染めなかった気がします。まぁ、学校を卒業したってのもあったと思うけど。

今思うと、なんか青春だったんだなぁなんて、イギーのCDを聴きながら思ってしまいました。

今でもあるのかな、「JANIS」は?