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パリ新聞社に朝日阪神支局の悪夢甦る

2015-01-09 | 日記
目出し帽に銃
こうくれば我々にとっては、朝日新聞阪神支局襲撃事件の悪夢が甦る。
28年の時を超えた銃撃テロ。

だが、アルカイダ、イスラム国など原理主義者たちの襲撃となれば、銃といっても散弾銃ぐらいではない。
機関銃、カラシニコフ自動小銃。
一気に戦場と化す。
人が集まるところを乱射すれば、たまったものではない。

観光都市パリをテロの恐怖で震え上がらせた。

銃撃する側に罪の意識がない。
それだけならいいが、使命感を持つ。
殺せば英雄。
殺されても「神」になる。

自らの死を掛けてされるほど怖いものはない。
太平洋戦争で特攻隊が、ベトナム戦争でベトコンが、米軍を恐怖に陥れた。

オウム真理教でも、間違った「信仰」が悲惨な事件を引き起こした。

救いはどこにもない。

冷戦時代は、資本主義と共産主義。
富める者と貧者の階級闘争だった。

今は、どちらかといえば欧米キリスト教とイスラム原理主義。
ゆがんだ戦に加え、石油利権が複雑にからむ。

9・11の「亡霊」が、依然として世界を震えあがらせている。

自動小銃が小型核爆弾に替わらないことを祈るしかない。



【こうして事件は起こった】
◎黒い戦闘服を着てカラシニコフ銃で武装した目出し帽の男2人が1月7日午前11時20分(日本時間午後8時20分)、シャルリー・エブド社資料室(パリ・ニコラアペール通り6番地)の建物に侵入。
◎「ここはシャルリー・エブドか?」と叫んだ後、住所が間違っていたことに気付く。
◎男2人はすぐに10番地の本社に移動、受付のスタッフに発砲後、ジャーナリストや漫画家が編集会議を開いていた3階に向かう。
◎男2人は銃を乱射、編集会議中の編集長らを殺害。
◎(漫画家の)シャルブ氏の護衛警官も応戦する間もなく射殺。
◎生存者はテーブルの下に隠れた1人だけ。
◎男2人が叫んだ。「預言者のかたきをうった」「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」
◎男2人が負傷して舗道に横たわる警官を見つけ、頭部に銃弾を撃ち込み「処刑」。
◎「俺を殺そうとしたな」と叫び、その後、逃走用の車にゆっくりと向かった。
◎警官を含め12人殺害、負傷者11人。

【朝日新聞阪神支局襲撃事件】1987年5月3日夜、朝日新聞阪神支局(兵庫・西宮市)に侵入した目出し帽の男が散弾銃を発砲。ソファーに座っていた小尻知博記者(当時29)を殺害、別の記者(同42)に重傷を負わせた。02年5月3日午前0時に15年の公訴時効が成立。新聞社支局が襲われ記者が射殺されたという、日本の言論史上でも例がない事件。犯人側は赤報隊を名乗って論調などを批判、「反日朝日は五十年前にかえれ」などと戦後民主主義体制への敵意を示す犯行声明を送り続けていた。現場だった支局は06年4月に新局舎が完成。当時の阪神支局・大島支局長は新聞労連委員長を務めていて、彼を狙った、とも噂された。



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