遥かなる旅路(心臓バイパス手術手記)+(糖尿病日記)

実名で語る心臓バイパス手術手記+匿名で公開する糖尿病日記

日記(平成10年7月15日:水曜日)

2007年04月05日 | Weblog
平成10年7月15日(水曜日)  

「グリコヘモグロビンは7ぐらいが正常」であると
主治医、K先生から知らされた。「糖尿病治療の手引
き」(日本糖尿病協会、南江堂)によると、グリコヘ
モグロビンの値は4~ 7(%)位が大変良好である
と記されている。

私も9以下の値を示した事があったが遥か昔のこと
で覚えていない。入院前のヘモグロビンの値は11
から12の間を行ったり来たりしていた。

この値は、血糖値で換算すれば300(mg/dl)位
の値であるらしい。ヘモグロビンの値を7まで減少
させるのは大変だと感じた私は、

「難しいですね、先生」

と答えると、

「必ず落せる」

と先生はおっしゃった。心の中で、「無理だよ!」
と呟きつつもそれ以上私は、何も言わなかった。

 昨夜から体調の変化があった。それは嬉しい変
化で階段の昇り降りに、以前のような心臓の苦し
さが無いのである。言葉ではどのように変わった
かを言い表す事は難しいが、心臓に負担をかけた
時、爽快な疲労感が蘇ってきたのだ。

心臓病が直ったような嬉しい気持ちでいっぱい
になった。
 私に入院を決意させた理由は、仕事中、左目の
白目のところに出血が1ヶ月の間に2回も起きた
事であるが、この時、今回は真剣に血糖値のコン
トロールをしなければいけないとも考えた。それ
に、MクリニックのS先生に、あの歯切れのいい言
葉で、

「がんばってね!」

と、励まされて緊急入院の準備をしたのであった。

 K先生(:糖尿病入院の時の主治医)の私の心を
擽るように挑発を続ける対応に接しながらも、家に
残してきた妻をちょっぴりと案じながら、看護婦さ
んの優しさに埋もれて、入院3日目を無事に迎える
事となった。

治療日誌

グリコヘモグロビンの値を見ると、 向こう3ヵ月
間の食生活がわかるといわれている。

 しかし、あくまでもヘモグロビンの値は、3ヵ月
間の平均が現れるから、例えば、この期間に数回暴
飲暴食をしても、平均値は上がらない場合もあるの

で注意が必要ではないだろうか?

血糖値

 7時00分 171(mg/dl)
11時15分 308(mg/dl)
17時15分 206(mg/dl)
22時00分 224(mg/dl)



           平成10年7月16日(木曜日)に続く