時期がくれば
ちゃんと花が咲くのさ
それが花の生きる道さ
サムママ
職場の片隅に放置された植物達
社長の趣味だったのか
誰にもかまわれず
観葉植物達が窓辺に並んでいる
水はたまにあげてたみたいだけど
土は栄養分ゼロって感じで
鉢から根っこが飛び出るほど
窮屈な状態
半分死んでる
って思ってたけど
かわいい花が咲いたよ
みんなに見てもらおうね
どんな環境だって
たくましく
花を咲かせることができるんだね
あまり手をかけてもらうこともなく
ひっそりと佇み
そんなことを恨むことなく
力いっぱい花を咲かせて
みんなを楽しませてくれる
なんだかすごいね
栄養与えてあげなよ
ＰＵＳＨツチモ
カエテアゲナキャネ
僕はめちゃくちゃ
神経たかり
汚いものは
許せないね
僕の自慢の白毛が汚れるだろ
サムママ
『神経たかり』とは何かご存知かな
北海道では神経質なことを
『神経たかり』というんだって
今のサムママの職場は
皆、地元北海道人
サムママが知らなくて
おもしろがることをいいことに
北海道の方言が
会話の中にバンバン出てくる
北海道に住んで８年だが
今が一番北海道色に染まっているかも
旭川出身の先輩が口にする
『○○ないっしょやー』の語尾が
感染しつつある今日この頃
方言のミックス状態に
本家本元の茨城弁を忘れそうや
僕たちを「ごじゃらっぺ」と怒るだろ
意味わかんねえし
ＰＵＳＨアカンナラワカルワケ
僕は
ねずみ
しゃん以外
無反応
サムママ
これをみたら
思わず
反応しちゃうでしょう
セブン群に見えてしまう
シュワッチ
週末までおあづけか
あれだよ
あれ
ジャラジャラいうやつ
ＰＵＳＨグアイワルクテイケナカッタシネ
良薬は
口に
甘し
サムママ
『漢方薬って自分に合ってると
おいしく感じるんだよ』
そうサムママに教えてくれたのは
若いときに一緒に働いていた薬剤師の先生
先生は漢方の学校へ通っており
漢方のすばらしさをサムママに教えてくれた
その影響で漢方薬を何かと頼りにしてきたことが多い
漢方薬のむずかしいところは
薬局へ行ったからといって
簡単に自分にあったものを手に入れることはできない
ちゃんと処方してくれるお店がなかなかないのだ
できあいの箱で売ってるものはアバウトに合うという感じだ
普段、予防程度に飲むならそれでもよいが
きょうはどうしても自分に合う漢方を手に入れたい状況に陥った
きょうから職場復帰すると豪語していたが
案の定、毎日５種類の飲み薬と注射・点滴で
薬負けしたらしい
どたまがガンガン
小さい時から新薬には弱いのだ
もちろん病気を治療するためには
薬の力は必要だ
しかしパワーがあればあるほど
その余波もでかい
めまいも治まり
後は身体の中から調整せねば
こんなときこそ漢方の出番だ
ネットで探していたところ
ここならというお店をついにみつけたので
とんでいった
店内に足を踏み入れると
そこは時代劇に出てくるような
薬問屋の佇まいがあり
生薬の匂いが心地よく鼻腔をくすぐる
なんとも落ち着く空間である
店主はサムママの話を聴き
今のサムママに合う漢方を５日分調合してくれた
今回めまいではひどい目にあったが
この不調のおかげで
この店主に出会えたことは
それ以上にうれしいことかも
これからますます年を重ね
色々とお世話になることがあるだろう
その店主の話によると
今めまいで来店するお客様が多いらしい
昔にはない電磁波の影響とか～
何やら病気も複雑になってる現代に
自分の身体を潤滑に動かすって
大変なことだ
ってことで、漢方薬もおいしく飲んだし
明日からこそ仕事復帰するぜ
ダレですか
この状況で晩酌してもいいですかって聞いた人は
ＰＵＳＨキモチガハヤルンダヨ
何がって
ママの体調だってさ
ぼちぼち発進できそうだね
サムママ
『は～い、サムママさ～ん』
太川陽介似の爽やかな先生の声で呼ばれる
今、めまいのために通院している耳鼻科でのこと
生まれて初めて掛かった耳鼻科
診察室に入れば、
先生の前にはトレーの中に
銀色に光るたくさんの器具が並んでいた
それを耳の穴、鼻の穴に突っ込むのかと
大人でも一瞬オッとする
子供ならなおさらだろう
耳鼻科の患者ってこんなに子供が多いものなのか
待合室は幼稚園のように小さい子でいっぱい
点滴を受けている１時間の間
先生の爽やかな声と子供達の泣き叫ぶ声を聞きながら
大人相手の治療ならさぞかし楽だろうに
なんてことを思うが
先生は小さい子を相手に
慣れているのか手際よく処置をする
とにかく子供は元気だ
あの泣くエネルギーは
こちらにまでエネルギーがみなぎってくる
毎日点滴を受けているうちに
子供達の元気なエネルギーのおかげで
サムママの体調も７０％まで復活した
完全復活までもう少し
早く
晩酌がしたい
回転止まってもお酒で目が廻りたいわけね
ＰＵＳＨメガマワルノニハナレタゼ
ママを独占できる
待ちに待った日曜日さ
横たわるサムママの上に陣取るサム
片時もママから
離れたくないんだ
重い重い言わないでくれよ
ＰＵＳＨ
6キロノニクデママツブレチャウワ
僕はモデルには
なれないのかな
サムママ
いよいよきょうから始まった札幌の雪祭り
実はきのう一足早く見てきちゃったの
始まる前がいいよ～って
声をよく聞くもんだから
会社帰りに寄り道してみたの
ここんとこ冷え冷えの札幌
日中でも水道凍結の心配があるほど
気温は上がらず
だから
雪像もキュッとしまった感じに見えるわ
歩いて見るのも寒かったけど
けっこう人が集まってたよ
お店も開いてたりして
暦では春でも
冬本番の北海道
冬のイベントがあちこちでやってるよ
どうせ寒いなら
思いっきり雪を楽しまなきゃね
ママはまた風邪っぴき中
大人しくしてりゃ～いいのにさ
ＰＵＳＨオマツリハタノシマナキャ
まあるいモノってさ
見てるとほっと心が和むだろ
僕も癒し系さ
ママのハート
を溶かしちゃうんだ
サムママ
きのうの朝
カーテンを開けたら
まあるい
お月様が出てたよ
今朝もお月様がおはようってのぞいてた
そして
通勤途中でみつけた雪だるまのカップル
誰がつくったんだろ
この遊び心が
なんか微笑ましいね
サムママも
チャレンジしちゃおかな
雪祭りも近いしね
ＰＵＳＨマアルイパチダマノセツゾウツクルカナ
目を閉じて
故郷の風景を
思い起こせば・・・
サムママ
語尾は上げてね
『懐かしかっぺ
』
某お笑いタレントのおかげで
知名度の上がったいばらき
サムママの故郷だよ
札幌駅でいばらきを宣伝していた
懐かしくって
思わず足を止め
故郷の写真と梅の花を見入る
２月に入れば梅の花で山は賑わう
花見が好きでよく梅園へ行ったっけ
今はすっかり
北国の季節で巡ることに
順応している
2月はまだまだホワイト一色の世界
梅の存在を忘れていた
いばらき弁で話すことも
なくなってる
今夜は夢の中で
幼なじみと語り
団子を食おう
やっぱ花よりね
ＰＵＳＨハナノシタデノミタクナッタ
気持ちよくって
喉を鳴らす瞬間
サムママ
１週間のご無沙汰だね
ここんとこ
仕事に追われ
家に帰ればサムに追われ
そんなときこそ
ほっと一息
サムママ専用・会社のデスク
ちょっと手を止めて
お気に入りグッズを眺めながら
茶を一杯
サムのためにも
ママは頑張るのだ
いっぱい稼いでネズミしゃん買ってね
ＰＵＳＨ
シンニュウシャインハツライノダ
