道端の朝顔。
きれいだよね。
こういう些細で小さな風景は、全体の景観あっていきいきとしてくるもの。
本を読むと、昭和40年ごろから鎌倉はどんどん観光化して、昔の風情がなくなったとある。確かに僕の記憶の中でさえも、以前はそんなに観光地化していなかったし、もっと落ち着いていたような気がする。
昔の人はすごいと思うのは、その土地に精神的な空間をつくってきたことだと思う。もっと町全体に広がりと深みがあったよなあ。
今の一般的な住宅地や、都市の風景には、そんな広がりは期待できないけど。
ただ、茫漠とした都市の風景が広がるだけで、何も癒してはくれないし、触れ合ってもこない。
多少でもそんな心地よさを感じることができるのも、鎌倉の良さなのだろうね。