Yassie Araiのメッセージ

ときどきの自分のエッセイを載せます

朝日記170328 小説「かろみっこ」のことと今日の絵

2017-03-28 22:53:05 | 絵画と哲学

朝日記170328 小説「かろみっこ」のことと今日の絵

畏友・安部八歩さんが小説「かろみっこ」を上梓されました。

目下、さる文芸誌の公募に応募されコンピーティングの最中と聞きます。

その小説「かろみっこ」の絵物語版が氏から、寄贈として送られてきました。徒然ことでそれを氏との手紙形式紹介します。

絵は 表紙かろみっこ と かろみっこイメージです。

 
かろみっこ_小説版_は以下でご覧になれます。
 

https://www.facebook.com/groups/1066090370168099/1205750866202048/

 

 徒然こと 1 著者からの手紙

  仮想の女性を主人公とするパラレルワールドの物語におつきあいいただき本当にありがとうございました。

 二冊製本し、一冊を貴兄のお手許にもう一冊はサンシャイン文化会館ビル11階の私のプライベートに置くことにしたく思います。

 かろみちゃんが最後に撮った師匠の顔のくだりは全くの創作のつもりでした。 

 ところが絵と似た女性(さっちゃん)と荒井さんのご来訪で、この部分もパラレルワールドとして私の中に存在することとなりました。

  さっちゃんにも改めてお礼を申しげます。(著者名)

徒然こと 2 「かろみっこ物語絵巻」のこと

Aさん 小説「かろみっこ」をお贈りいただきありがとうございます。 よい雰囲気ですね。それこそ冥土の土産ですね。かろみっこのこころの浄化を道連れにしますかね。取りあえずの感想を、孫娘さっちゃんへの手紙の形式で 書きました。贅沢の装丁でなかなかのものです。’ぼくのたからもの’にします。
ありがとうございました。師匠
~~~~~~
さっちゃん、きょう畏友・安部八歩さんから、小説「かろみっこ」の限定版全二部のひとつが宅急便で
送られてきました。
グランパがつかっているCannsonのクロッキー画帳と見まかう
装丁です。約90枚 180ページのものです。
添付はその表紙です。表紙絵はMay Bestそのものであったか、オマージュとしての
描いたかは覚えていませんが、舞台幕のような期待感が否応なしに伝わってきます。
安部さんからの附箋があり、この小説の仕上げのタイミングのぎりぎりの
ところで、本文で、師匠とからみっこの都電荒川線界隈スケッチ散歩が
あります。これが先般のグランパとさっちゃんとのマーリンズ バー散歩と
パラレルユニヴァースとしてイメージ交差acrossを確信されたようです。
なかみは、実物をとってのお楽しみとしてください。
一気に読み通す魅力があります。

安部さんは東大の学生のころにその心得となる創作活動を
経験されたようですが、意識して小説としてとりくまれたのは
初めてであるそうです。
グランパの朝日記や音楽絵画が「実験絵画」として、自分で勝手に
位置づけましたが、安倍さんの「かろみっこ」は、その意味では彼の
創作の実験であったとおもいます。
なかみは濃密な霧が漂うなかに、確かに見てきたものがある。表現したいものがある。
それに対する自分の意識のながれが、それが何であるかを確かめてみたいと
いうことであったと見ます。
そのための、その状況場面としての表現形式そのものを実験します。
サマリー形式でのキャッチ、通常の文のながれ、Twitter Talkingのながれ
を巧妙に繰り出します。 通常の文だけで達意の芳醇ささえあるので
これだけで十分と感じましたが、その壁を破ってどんどん進む。
Twitter talkingあたりになると料理のレシピまででてくる。
Whiskyの奥深い薀蓄までも織りなす。
それらが、かろみっこのいまに生きる意識と綾なす。
登場人物は、ご両親と妹、マスターと師匠 そしてヒロイン
の6人。
そう伯父さん夫妻もすこしく加わります。際立ってContemporaryだ。
都会的で孤独です。

安部さんは、この小説を書くにあたり、意識深化への小さな旅を
頻繁になされました。
その動機加速媒体として Granpaの女性プロフィル線画を
使ってくれたのでした。
多分、執筆へのウィスキーのワンショット気づけでしたでしょうか。
それが小説のいたるところに絵巻のようにあらわれます。

みていてなるほどねえと関心しました。
あの絵がこういうところでつかわれるんだ!!と意外性に驚きましたが
この瞬間に、画家のもとを離れた存在のたしかさをみます。
また、いくつかの異なる表現形式の配置も、絵の存在と
Acrossingして 全体として 絵画的な時空世界を醸し出して
いるようでもあり、自然でもあります。
それで、いま気付きます。これは絵巻なのだと。
「かろみっこ物語絵巻」なのです。
こうやって限定二部「かろみっこ物語絵巻」をみていると
この形式に尽きると半分確信します。
ネットでのあたらしい文芸作品としてのジャンル革新性があります。
因みに、この物語絵巻の終わりには、絵のギャラリーがあり
かろみっこへの感情移入を高め、また読後余韻をたのませてくれます。

小説「かろみっこ」は、さる著名な文芸誌の公募で目下competing最中です。
ここには、絵はない状態です。
初回の応募ですから、内容とは別に結果を期待しないほうがよいと
安部さんのちかしい仲間が見守っている状況のようです。

さて、結局、自分の絵を中心に語ってしまいましたので
書評にはなりませんね。

一度、見にきてください。

お休みなさい。

Granpa康全
2017/03/28
~~~~

徒然こと 3 著者からの短い手紙

 精密な記述にお礼を申し上げます。
ストーリーとしては単純なのですが、私の心の動きとしては耐えがたいほどの振れ幅があったことをご理解いただいたことがとても嬉しいです。
文末の絵、わざわざ描いてくれたんですね。
ありがとうございます。

徒然ことおわり。

以上です。Thanks.

 

====Communications with readers====:

 

shibata san communication on Karomicco (あらいやすまさ)2019-04-19 07:37:41This communication on April of 2019

荒井さん ありがとうございます。今日は82/122まで、またあした読ませていただきます。素晴らしいと思いながらいろいろ考えさせられ、本当に参考になる作品です。荒井さんの絵のモデルさんはさっちゃんなのかな?また明日読んで考えます。Thank you. good

「かろみっこ」 面白く一気に読みました。(三日かかってしまいましたけど…)。書評をかけるほどの私ではありませんが(自信がありません)現代的な作品ですね。30代の主人公の女性が書いているのかと思ったら、著者の阿部さんは荒井さんの畏友とのこと、同時代の男性でいらっしゃるのでしょうか。びっくりしました。朝日記でのお話も感動的で心に残ります。ありがとうございました。


Shibata san, it is very nice to your accomplishment to have a read over. Mr.Abe is ,though my colleague as a dear friend,his is much younger than me.

優秀なお友達同士、みごとななコラボレーション作品ですね。阿部忠彦さんのホームを拝見させていただいていましたら2016.12.17。さっちゃんの絵を見つけました。みなさんステキな仲間なんですね。阿部さんの小説の意味するところがわかるような気がします。お酒は一滴も飲めず、囲碁も打ったことのない私なのですが。So, good night. Thank you Araisan.


Thank you,Shibata san. I am goingt to visit Abe san's homepage to see Sacchan. Merlin's Bar,though now closed, was very nice and friendly bar. I offered my drawings to the bar, so that was made up as Yasumasa Arai gallery. Not regularly,but changed displays. Before Sacchan graduation of university, I accompanied her to Merlins. She read Karomikko' novel. Karomikko is quite creation charactor by the author. She might be the author, his daughter, etc. and anyway emerging a charactor.


Ah, my sketches of ladies are stimulant to make arise of Karomikko appearance to him. He favor ladies of my drawings.

「かろみっこ」イメージ


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 朝日記130320 音楽絵画 水... | トップ | 朝日記70330 Briefing Paper... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
shibata san communication on Karomicco (あらいやすまさ)
2019-04-19 07:37:41
This communication on April of 2019

荒井さん ありがとうございます。今日は82/122まで、またあした読ませていただきます。素晴らしいと思いながらいろいろ考えさせられ、本当に参考になる作品です。荒井さんの絵のモデルさんはさっちゃんなのかな?また明日読んで考えます。Thank you. good

「かろみっこ」 面白く一気に読みました。(三日かかってしまいましたけど…)。書評をかけるほどの私ではありませんが(自信がありません)現代的な作品ですね。30代の主人公の女性が書いているのかと思ったら、著者の阿部さんは荒井さんの畏友とのこと、同時代の男性でいらっしゃるのでしょうか。びっくりしました。朝日記でのお話も感動的で心に残ります。ありがとうございました。


Shibata san, it is very nice to your accomplishment to have a read over. Mr.Abe is ,though my colleague as a dear friend,his is much younger than me.

優秀なお友達同士、みごとななコラボレーション作品ですね。阿部忠彦さんのホームを拝見させていただいていましたら2016.12.17。さっちゃんの絵を見つけました。みなさんステキな仲間なんですね。阿部さんの小説の意味するところがわかるような気がします。お酒は一滴も飲めず、囲碁も打ったことのない私なのですが。So, good night. Thank you Araisan.


Thank you,Shibata san. I am goingt to visit Abe san's homepage to see Sacchan. Merlin's Bar,though now closed, was very nice and friendly bar. I offered my drawings to the bar, so that was made up as Yasumasa Arai gallery. Not regularly,but changed displays. Before Sacchan graduation of university, I accompanied her to Merlins. She read Karomikko' novel. Karomikko is quite creation charactor by the author. She might be the author, his daughter, etc. and anyway emerging a charactor.


Ah, my sketches of ladies are stimulant to make arise of Karomikko appearance to him. He favor ladies of my drawings.

返信する

コメントを投稿

絵画と哲学」カテゴリの最新記事