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朝日記130911 人間の思考の速度について

2013-09-11 11:12:38 | 絵画と哲学

朝日記130911 人間の思考の速度について と今日の絵を掲載します。

おはようございます。いまは晴れましたが

朝は雨模様でしたので 草刈りとか公園作業は中止のようです。

徒然こと

 

<思考の律速>

*とLろで、唐突ですが、「物理化学」のなかに「反応速度論」という分野があります。
*たとえば以下です;

たとえば、A(あることに興味をもつ) → B(検索語を上げる) → C(検索語を選ぶ)→ D(ネットでしらべる)→ E(読む)→F(考える)→(関連する別のことに興味をもつ)→....X→ Y → Z(ひとつの理解にいたる)→...
といった具合で、各ステップで、入力にたいして出力で、このステップの事象の変化を ひとつの反応とします。 その大きさと速さ(反応速度 RATE)を ステップでとらえ スタートから終点までの変化の量と速さで経路(パス)をきめる判断をあたえる方法です。


 

*この考えは一般実務でも既にクリティカル・パス・メソッド(CPM)などがよく知られ、人口に膾炙され、適用されており 別に目新しいものではありません。


*私は これによって 何かあたらしい思考の応用としての芽がないかと 少々、思いをめぐらします。  ところで全体の反応速度をきめるのは 極端に遅いステップとなります。これを 「律速」(LIMITING RATE)といいます。 (いま話題の原子力でいえば半減率で代表としても表現できます)  反応全体を支配しているのは 「律速」の反応です。 遅いということは 両刃の剣です。  われわれは 律速を発見して それが支配的現象と 第一義的に考えることによって 対象認識の焦点が明確になり行動の判断がしやすくなると考えます。 

<目的論の 領域「可想体」と 「可視体」について>

*今回 カントの「判断力批判」を勉強しながら 目的論にいくつか啓発されました。そのひとつはと「可想体」と 「可視体」の対でした。

*さて、思考の進展は、知識の仕込み方を行ういことと それらを吟味考察して現象概念として集約化するという、ふたつの領域に渡ります。

ひとつは、人間の思考のなか側で完結する NOUMMENON系(可想体) N系と記します)で担う思考の「反応ステップ」です。 もうひとつは 外部情報獲得などをつうじて 外部とのやり取りにより 知識獲得反応を起こすPHENOMENON系(可視体) P系と記します)での反応ステップです。 ねらいは思考ステップをこの N系とP系とを 同階層としておなじ平面(枠組み)で取り扱うとどのようなことになるかです。 

N系とP系は 人による差があるにしても たとえば  P系が反応がはやく、速度が数桁も大きさが違うことになるとが想定されます。
*基本的には N系律速かP系律速かを分けて思考設計をすることになります。このような枠組み識別によって  目的到達のための思考ステップ設計のモデリングができると 思考の展開や知識の獲得が 人間にとって本質的な目的判断 事前評価をも含めた方法へと発展できないかどうかに興味をもちました。 
*さて、延々となにを話しているのだと叱られそうです。

上に「思考反応」を置いたのは 科学研究などの計画する段階で P系にN系を含めて 思考領域を 展開して その実現のための評価を 「律速」ステップの抽出をおこなうのが その研究の方向性や実現の判断を正しいものに至らしめるのではないかという考えであります。

 

N系が 全体の律速となりうる場合は、ここで 社会的価値を評価するために必要なしかるべき時間と資源量を事前に 評価し、設計を組み込んでおくステップが意味が考えられます。

P系が全体の律速になりうる場合は 事物そのものに時間と資源量に意味がでてきます。

「目的の価値評価のための焦点をN系とP系ともに区分して取り込むことになり。 思考ステップ・プロセスの設計法に対する価値設定方法論として 姿をあらわす可能性をひそかに期待しています。。 

 お退屈さまでした。

徒然ごとおわり 


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