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朝日記231104  翻訳人工意識について その1

2023-11-04 09:55:45 | 社会システム科学

朝日記231104  翻訳人工意識について その1

 

翻訳人工意識について

英語版Wikipediaから

Artificial consciousness

From Wikipedia, the free encyclopedia

( at English language version)

荒井康全

2023年12月

 

原典:人工意識 Artificial consciousness - Wikipedia

             (2023年10月28日検索の版)

目次

朝日記231104  翻訳人工意識について その1

人工意識Artificial consciousness (AC)

哲学的見解Philosophical views

尤もらしさの論議 Plausibility debate

計算基礎に関する論議 Computational Foundation argument

論争 Controversies

試験すること Testing

倫理学 Ethics

研究と実施上の提案 Research and implementation proposals

意識についての観かた Aspects of consciousness

気付きAwareness

記憶 Memory

学習 Learning

 

朝日記231104 翻訳人工意識について  その2

予想 Anticipation

主観的経験Subjective experience

認知的構造構築の役割り Role of cognitive architectures

 

象徴的もしくはハイブリッド的な提案 Symbolic or hybrid proposals

フランクリンの知的分散機関 Franklin's Intelligent Distribution Agent

 Ron Sun's CLARION の認知アーキテクチャ cognitive architecture

 Ben Goertzel's OpenCog

 

結合主義者の提案 Connectionist proposals

    Haikonenの認知構造 Haikonnen’s cognitive architecture

 Shanahanの認知的構図構築 Shanahan cognitive architecture

 Takenoの自己気付き性研究 Takeno's self-awareness research

 Aleksanderの不可能なこころ Aleksander's impossible mind

 Thalerの創造性をもつ機械パラダイム Thaler's Creativity Machine Paradigm

    Michael Grazianoの注意試案 Michael Graziano's attention schema

 

「自己モデリング」"Self-modeling"

 

朝日記231104 翻訳人工意識について  その3

フィクションにおいて In fiction

General fields and theories

Proposed concepts and implementations

 

朝日記231104 翻訳人工意識について  その4

朝日記231104 翻訳人工意識について  その5

朝日記231104 翻訳人工意識について  その6

References

Citations

Bibliography

Further reading

External links

 

本文

Artificial consciousness[1] (AC)人工意識はまた machine consciousness (MC)[2][3] 機械意識 、synthetic consciousness[4] 合成意識または digital consciousness,[5]デジタル意識として知られ、それらは artificial intelligence.[6] 人工知能として可能であると仮説化されたconsciousness意識である。

同じ術語が"consciousness"の代わりに"sentience"という用語が使われている。それは特定にdesignating意味されたconsciousness現象的意識の世界を意味するときである( qualiaを感じるための能力)。[7] 

ある学者は consciousness意識とは brain脳のさまざまな部分の相互作用によって発生すると信じている:この機構は neural correlates of consciousness意識の神経相関もしくはNCCと標識化されている。

ある学者はさらにあるシステム system (すなわち a computer system)を構築することはNCC相互作用を取り込むことであり、それは結果的にa system that is consciousシステム意識をもつとなることであると信じている。[8]

 

 

哲学的見解Philosophical views

 たくさんのhypothesized types of consciousness意識の仮説化タイプがあるようにたくさんのartificial consciousness人工意識の実施についての潜在可能性がある。

哲学文献では、多分consciousness意識のもっとも共通のクラスは"access"「アクセス」と"phenomenal"「現象的」の観方に分けられるであろう。  

Access consciousnessアクセス意識は理解されえたexperience 経験の観点に関するものであり、一方phenomenal consciousness現象意識は理解したとはいえないような経験の視点に関するもので、“raw feels”なまの感じ、“what it is like”なにかと似ている、またはqualiaクオリアという用語において質的に特性化される意識視点である。[9]

 

 

尤もらしさの論議 Plausibility debate

 

 

Type-identity theorists種族同定理論家と他の懐疑主義者はつぎのような観方をもつ、consciousness意識は特定の物理系においてのみ現実化されるのである、なぜなら意識はその物理的構成に必然的依存する物性(性質)であるからである。.[10][11][12][13]

Giorgio Buttazzoは、かれの著"Artificial Consciousness: Utopia or Real Possibility,"人工意識:ユートピアか現実的可能でつぎのように言明する、artificial consciousness人工意識への共通の反対は「全く自動化されたモードのもとでの働き、それら[計算機]はcreativity創造性を、unreprogrammationプログラムの組みなおすことのないこと(その手段として、もはや再思考しての再プログラムがすることができない)、emotions情動、または free will 自由意志を顕現することを可能としない」からである。

計算機は、洗濯機と同様にその部品によって操作される奴隷である

他の理論家(たとえば、 functionalists機能主義者)は、ものごとのcausal roles起因の役わりとしての用語で、mental statesこころの状態を定義するのであるが、起因の役わりが同じパターンをみせるシステムならば、物理的構成がなんであろうと、おなじこころの状態をみせる、その状態は意識を含むとするのである。   

 

 

計算基礎に関する論議 Computational Foundation argument

 

明示的な議論で際立っているもののひとつは、artificial sentience人工的感性についてのplausibility尤もらしさについてでありこれは David Chalmersがもたらしたことによるものである。  

彼の提案は大ざっぱにいえば、正しい種類のcomputations計算性とはconscious mind意識的なこころがpossession保持され、そこにあれば、それで十分であるとする。

Chalmersはいまあるシステムがあって、「そのシステムのcausal structure起因的な構造が計算のformal structure形式構造とmirrors鏡像対応している」ならば、計算はimplements意味あるものになること、そして確かな計算をimplementsするいかなるシステムは感性としてわかるべきものであるという提案をする。[16] 

  

 Mental properties are of two kinds, psychological and phenomenological.

Psychological properties, such as belief and perception, are those that are "characterized by their causal role".

 

Mental propertiesこころの特性はpsychological心理学的なものとphenomenological現象学的なもののふたつからなる。  

心理学的特性、これはbelief信念性とperception感受性のようなものであるが、これらは「そのcausal role起因的な役わりによってcharacterized特性化されるものである。」

彼のそれまでの研究の援けを得て、[17][18]さらに加える「同じcausal topology起因的トポロジーをもつシステム…はそれらの心理学的特性をshare共有するであろう。」

したがって、phenomenological現象学的特性が起因的トポロジーにconsequence帰着性があることを確立することになりあるが、かれはそれについての議論が要求したのである。

Chalmersは(この説明にダンスを引用しており)[1]、この目的のためにDancing Qualia Argumentダンスのクオリア論理を提供している。[19] 

 

Chalmersは組織のinvariance非変化性の原理は誤りである仮定から出発し;同じ起因の組織たちは異なる経験をすると仮定した。 

その機関がtransformation移行状態を経験しているとき、その経験は部分の取り換えのような変化であるとしよう、しかしそこでは起因トポロジーになんら変化がなくそして、したがって、その機関が経験内でのシフトがあると"notice"注意喚起を表明するに、そのmeans意味をもたないことになるであろう。

Chalmersは考える、ことの事態は reducto ad absurdum馬鹿げた演繹へとむかうという尤もらしくもないことになるとかんがえた、それは組織的な不変化の原理がほとんど真であるに違いないということを確立してしまうからである。

人工的感性の評論家たちは[who?] Chalmersがこころの特性と外的な結合のすべてがabstract causal organization抽象的な起因的組織によって十分に捉えられたと仮定してよいかという設問を投げかけに対して反対している。

 

論争 Controversies

2022年にGoogle社の技術者Blake LemoineはGoogle's LaMDA chatbot[2]は感性があるという要求クレームが出された。

Lemoineはその証拠として彼chatbotの質問に対して人間なみの答えを供したのである;しかしながら、chabotの行為を科学界では、ものまねからの帰着に近いという判断を下した。

 

Lemoineのクレームは馬鹿げているものとしてひろく見下げられたのであった。

哲学者Nick BostromはLaMDAは多分意識的ではないといったが、しかし「ひとは何の根拠をもとに、それにつて確信的でありうるのか?」と問うたのである。

ひとはLaMDA'の構造についての非公開の情報にアクセスをしなければならないであろう、そして意識が如何にはたらくかを理解しなければならないであろう、そして如何にしてその哲学を機械の上にマップしているかをfigure out具体的な形でしめさなければならないであろう。

「(いくつかのステップを省略)それはすこしばかり不確かであったようにみえる...ほかのシステムがうまくあるかもしれないにしても、近い将来にその基準を満足しはじめることがスタートするかもしれない。」[21]

 

試験すること Testing

機械の intelligenceインテリジェンスをテストするためのもっともよく知られた方法はTuring testチューリングのテストである。 

しかし観察性のみからの翻訳をするなら、このテストは科学原理であるtheory dependence of observations観察従属の理論原理に矛盾しているのである。

そのことはつぎのことが示唆される、すなわちAlan Turingの推奨は人間のおとなの意識ではなく、人間のこどもの意識を真似るものであり、それについてはきびしく受け止めなければならない。

 

クオリア、もしくは現象論的意識は、本来的にfirst-person phenomenon第一者現象である。

さまざまなシステムが機能的意識に相関した行為についての、さまざまなサインをディスプレイしてくれるにもかかわらず、第三者試験が第一者の現象論的様相にアクセスできるようなconceivable way共有知への道すじはないのである。

なるがゆえに、そして感性の経験的定義[23] もなにもないがゆえに、AC人工意識において感性存在のテストは不可能なのである。 

2014年には、Victor Argonovは非Turingテストを提案した、それはmachine sentience機械感性がmachine's ability機械能力のもとに、哲学的判断を産むというということを示唆したのであった。 

 

かれは論議する;deterministic machine決定的[3]機械は以下の記述の場合に、意識的にあるとみなさなけれならない、それ(つまり決定的機械)は意識についてのproblematic properties問題とななる特性すべてについて判断を産むことが可能出る場合である(クオリアやbinding結合のように)、そのjudgments判断とはこれらの件について、なんら内的(事前に負荷をかけておく)に哲学的知識をもたず、学習の間になんら哲学的議論をもたず、そして他の生命体の情報的モデルを記憶においてもなんら持たないのである(そのようなモデルはimplicitly or explicitly陰示的にもまた明示的にもこれらのcreatures’ consciousness生命体の意識を含むかもしれない)。   

しかしながら、このテストは意識の存在検出のためにのみ使うことができるが、しかし(意識の)存在を拒絶するためには使うことができない。

積極的結果は、機械は意識があることを証明するが、消極的結果はなにも証明していない。

たとえば、哲学的判断の不在はその機械のintellect知性の欠如が起因しており、意識の不在によるものではない。

 

 

倫理学 Ethics

Main articles: Ethics of artificial intelligenceMachine ethics, and Roboethics

 

もし特定の機械が意識的であることを疑うなら、その権利は倫理的案件であって、査定される必要があるであろう(たとえば、どのような権利が法のもとにもつのであろうか)

たとえば、conscious computer意識的計算機があり、それが所有され、道具またはよりおおきな機械の中心計算機としてあるとするとその計算機はparticular ambiguity特殊曖昧のものである。 

このような場合に対して laws 法がつくられるべきであろうか? 

意識もまたこの特定の場合での法的定義を要求するであろう。

なぜならartificial consciousness人工的意識は依然としておおきくtheoretical subject理論的主観のものであり、そこでの倫理についてはこれまで論議もなく、われわれのまえにおおきくあらわれても来なかったのであって、しばしば架空の課題としてあったのである。(以下をみよ)  

2021年に、ドイツの哲学者 は2050年までに、synthetic phenomenology合成的現象論に関するグローバルモラトリアムのための論議をした。

Metzingerは主張する、人間は人間が創世した感性的AI達に対してケアする義務をもつ、

そして進行があまりにも早いリスクが"explosion of artificial suffering"「人工的被害への爆発」を産んでいることを主張した。[25] 

 

研究と実施上の提案 Research and implementation proposals[edit]

意識についての観かた Aspects of consciousness[edit]

Bernard Baars 達は、artificially conscious人工意識があるために機械にとって必要な意識にの観かたが存在することを論議したのである。 [26]

Bernard Baarsが示唆したfunctions of consciousness意識機能はつぎである;Definition定義 とContext Setting文脈設定, Adaptation 適応とLearning学習, Editing編集, Flagging フラッギングと Debuggingデバッギング、 Recruiting機能採用 とControl管理制御, Prioritizing優先順序 とAccess-Controlアクセスの管理制御, Decision-making意思決定 または Executive Function責任実行機能, Analogy-forming Functionアナロジー形成機能, Metacognitive超認知的 およびSelf-monitoring Function自己モニタリング機能, および Autoprogramming 自動プログラミングと Self-maintenance Function自己保守機能。

Igor Aleksanderは人工意識のための12の原理を示唆した、[27 そしてそれらは以下である;The Brain 脳は State Machine状態機械である, Inner Neuron Partitioning内的ニューロン分割, Conscious意識的 と Unconscious無意識的 States状態, Perceptual Learning感受的学習と Memory記憶、 Prediction予測、 The Awareness of Self自己についての気づき、 Representation of Meaning意味の表象、 Learning Utterancesこえだしの学習、Learning Language学習言語、 Will意志、 Instinct本能そして Emotion情動。

ACの目的は意識についてのこれらの、そして他の観かたをたとえばデジタル計算機のようなengineered artifact工学的人工体として合成するところにある。

気付きAwareness[edit]

Awareness気づきはひとつのうながされた見え方[4]といえるが、awareness.の正確な定義にはたくさんの問題を含む。 neuroscanning on monkeysサル神経スキャニングの実験結果はあるプロセスが状態や対象だけでなく、神経活性化をも示唆している。このようなモデリングは多くの柔軟性を必要とする。

Awarenessは感覚や想像で受けた情報にもとづいたものごとのプロセスについて、さまざま想像、テスト中のモデルを含み、予測をおこすためにも有用である。

このようなモデルを創作するには物理的世界の、そのひと自身の内面状態とプロセスのモデリング、および他のconscious entities意識体のモデリングを含むのである。 

Warenessにはすくなくも三つのタイプがある:[28]  agency awareness機関アウエアネス, goal awareness目標アウエアネス, そしてsensorimotor awareness感覚駆動アウエアネス,そしてそれらは意識下にあるか否かということをもまた含むとする。

たとえば、agency awarenessでは、あなたが昨日、然るべき行動を行ったことを気付いているかもしれないが、このいまはそれについて意識していない。

goal awarenessでは、探し物があることに気付いているかもしれないが、いまはそれについて意識していない。

気づきのobjects対象はしばしば意識的になるが、awareness気づきとconsciousness意識は往々区別が曖昧であり、ときに同意語としてつかわれている。[29]

記憶 Memory

意識のevents事態は学習、練習、および検索においてmemory記憶システムと相互作用をする。

 IDA model[31]は感受しているmemory記憶、次々と起こるepisodic memoryエピソード的記憶 およびprocedural memory.進行手順の記憶などの更新において意識の役割りを明確にしてくれる。

つぎつぎと変わるエピソード的で、見出し的な記憶がIDAにおいてのrepresentations表象化を分散してくれている、そこでは神経システムでの事例の証拠となる。[33] 

IDAでは、これらの二つのメモリーは KanervaSparse distributed memoryスパースな分散メモリーの変更版をつかって計算機的に実行されるのである。[34]

 

学習 Learning

学習もまた、artificial consciousnes人工的意識には必要と考えられる。 

Bernard Baar的にいえば、conscious experience意識経験は新しい、意味あるevents事態を表象し、それに適応するために必要である。[26]

Axel Cleeremans and Luis Jiménez的には、学習はphilogeneticallyに[5]進展した適応過程として定義されるのであり、それらはsubjective experience主観的経験への進化的感受(判断)にcritically批判的に従属していて、複雑で、予測できない環境においてのかれら自身の行動をこえた柔軟な制御をあたえるagents機関を可能とする過程を意味する。 

 

[1] この部分は荒井が挿入

[2] a computer program designed to simulate conversation with human users, especially over the internet

 

[4] one required aspect

[5] Philogenetically;in a way that relates to the evolutionary development and diversification of a species or group of organisms: 好-進化論的に;組織の種やグループの進化的発展と分化と関係づける道すじにおいて(荒井)

 

朝日記231104  翻訳人工意識について その1


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