Yassie Araiのメッセージ

ときどきの自分のエッセイを載せます

朝日記120606 ファラオの王女のこと

2012-06-07 12:04:37 | 朝日記

おはようござます。

ラジオ体操。

徒然こと
Daughter of Pharaoh (ファラオの王女)という項目は
ソロモン王に嫁したエジプトの王女のことですが、英語のネットではだいぶ詳しいのに おどろきました。 西暦前1000年ごろの西世界の記述は旧約聖書くらいしか 人類に残されているものがないので 古代文明を解明する基本テキストにならざるを得ない価値があることになります。
*エジプトとバビロンとの超大国の支配した世界で 新興イスラエルをかれらの方からみるという発想も当然あるわけです。
*エジプトは王家の血縁の保持から バビロンからの相互人質の提案もにべもなく断ってきたようです。 事実としてソロモン王に 王女を嫁すことなどないという説もあります。
王女の記述はあっても 王女の名前すら記述がない。
イスラエルからのソロモンの王女をエジプト王に嫁するという記述もない。
したがって地政上の勢力範囲の妥協があって 緩衝地帯を同盟によって設け、その理由づけるため ソロモンに嫁した王女に侵出獲得した地帯を、嫁入りの持参としたという説もあって なかなか面白いです。
ソロモン王と同時期のファラオはたしかに第21王朝の最後で この最後となったときに 政治的におおきな事件があったかはつまびらかではありません。全体としての流れは勢力が弱まっていたと考えられます。
エチオピアのシバの女王とファラオの王女との確執も歴史学者の好餌になっています。
「Daughter of Pharaoh」という有名なロシアのバレーもあることを知りましたが これは別のお話です。
エジプトにとっては屈辱的なこととして、ソロモンに嫁してきた王女の「望郷のナイル」などというわたくしの「絵画説明」も噴飯ものですが、力関係の優劣については、学者の仮説の筋としてマイナーですが存在しているのでおどろきました。


徒然ごとおわり


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