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おひとりさまの介護

母が認知症になった。なにもわからなかった介護の世界との格闘記

教訓

2010年08月26日 | 留守宅
数年前、お母様を亡くした友人がやはりこの夏実家の片付けに帰っていた。
同じものがいくつもとか、包装紙をきれいにたたんで保存とか、物を捨てられない戦中派世代に共通のシンドロームが見られた。

人のモノの片付けでうんざりした後の教訓は、「明日はわが身」である。

母のところの片づけを余儀なくされて、自分のところの捨て方が大胆になってきた。
スポーツや趣味など、ちょっとかじってそのまま道具をとっておいたものを悉く処分。

ゴルフシューズ、まだスパイク時代のもの → 捨てた
若いころの水着3枚 → 捨てた 
2年くらい習っていたフラメンコの道具 スカート、パリージョ、靴一式借りていたのを数十年ぶりに返す(借りていた方がフラメンコの先生になってたので御弟子さんたちに役立ててもらうことに)

社交ダンスのシューズ これは年食ってもまだやるかも、と保留中。





片づけだけが人生さ

2010年08月08日 | 留守宅
実家の不用品、引き続き排出中。
押入れにあった肌がけ布団の山。
お中元や冠婚葬祭のお返しなどでもらったもので、顔があたる端のところが、汚れてよれよれになったものなど。
綿なら打ちなおしして合わせてまた布団をつくったり、座布団にしたりできようが、ポりエステルは処分へ。

処分といっても捨てるのではなく、前に紹介したボランティアの友人に引き取りにきてもらうのだ。
海外へ不要家具を輸出する際のパッキンなどに使うという。
本当に助かる。

一方、自分のうちも他においていたものを戻したりしているので、家の中にスペースを作るため仕分けと捨てる作業が続く。

なんだか人生、こればっかりやってるように感じる。
本当は、カバンひとつに収まるだけのものを持ちホテル暮らしが夢なのだが、多分かないそうもない。

寝苦しくないように

2010年07月14日 | 留守宅
今日も実家へ。
盆灯明をつけ、お線香をあげてから、デパ地下で買って来た中食を食べながら新聞を読んだり、TVを見たり。
なんてことはないけれど、ちょっとの間、父の相手をしてあげているといった感じである。
今夜は蒸し暑そうなので、親切に冷房もつけっぱなしにしてきた。

お盆の世間話

2010年07月13日 | 留守宅
お盆のお寺さんの巡回日。
母をホームから呼び寄せるわけに行かないので、叔母と従妹が応援で(?)来てくれた。配達された花にはハスの花が入っていてお盆らしい。

読経のあとは住職と世間話。

無縁仏となった墓がいくつもありお寺の経営も楽ではないので、宗派に拘らず受け入れたほうがいいですよ、なんてコンサルの売り込みもあるらしい。

あんまり色々な話にのるより、この寺は文化遺産をもっているのだからそのブランド価値を高めたほうがいいのだがやり方がうまくないようだ。
要は先立つものがない→ブランド価値を高められない→お金が集まらない
という悪循環。

どこかのパワースポット特集にでもでたらなにかきっかけにもなろうけど。

家制度の崩壊、少子化と、檀家に頼るビジネスモデルのお寺は生き残りが大変だ。

今年のお盆

2010年07月12日 | 留守宅
明日、お寺さんが来るので、今日は夜ひとりでおがらを燃やした。
あの世にいった人は壁などすり抜けるのは簡単なのだろうが、いちおう玄関を開け、
仏壇のある階のベランダの扉を開け、盆灯明をつけて父が帰ってきやすいようにした。

わたしは実家には泊まらないので、帰ってきたもののひとりなの?と父は言ってるかもしれない。

今年の訪問調査は

2010年06月14日 | 留守宅
さて、母の介護認定の調査に関し、すでに区の担当から電話があった。
今年は、○○サービスから連絡があります、といわれ、これまでの個人の調査員による調査とはいささか様子が違うように感じた。

それから○○サービスから私の携帯に電話があり、聞くとその○○サービスのケアマネージャーさんとのこと。
この人が来るのかどうかわからないが、とりあえず日時を決めた。
わたしの日程上、月末ぐらいにして欲しかったが、区への調査結果の提出期限があり間に合わないというので急ぎ今週の調査訪問となる。

区がこの業者に介護認定の調査を外部委託したのか、友達からCIAと呼ばれている私はさっそくこの業者をネット検索してみたのだった。

片づけが終わらない

2010年05月29日 | 留守宅
母のことで心配事があるものの、それについては自分がまいってしまわないようにちょっと脇においてある。

実家の片付けはまだ続いているし、自分のところもちょっとやらないと書類と雑誌などがあっという間にたまってしまう。
実家と同様に根本的な整理が必要なのだが、まだ果たせない。
自分に突然何かあったとき、ここをどうするのかという視点がある。

片づけを従妹に手伝ってもらっているのは、リスクマネジメントの観点もある。
つまり、わたしに何かあってもどこに何があるか、多少はわかっている人がいるということである。
年は近いが、自分より若いというのもポイントだ。

手芸用品の山

2010年05月12日 | 留守宅
母は宗教をやっていたとき子供たちの担当をしていたので、その活動のために購入した手芸材料が山のようにある。
従妹がざくっと仕分けしてくれたものの、果たしてどうしようか途方にくれていた。

結局頼ったのは、フリーマーケットをやっている友人。
不要品をフリマで売って、収益金でフィリピンの貧しい子供たちのプレスクールに充てるという精力的な活動を行っている友人だ。
もともとゴミ廃棄場から使えそうなものを集めてきてそれを売って生活費を稼ぐといった極貧層の子供たちである。
母の手芸用品はそんな子供たちの学校での活動に使えるかもしれない、と。

ペーパーフラワーを作る紙や針金、フェルト、クレヨン、絵の具、殆ど持って行ってくれた。

さて、残されたのは暑いフィリピンでは不要の毛糸の類。
編み物は結構好きだったので、昔取った杵づかでわたしがやってみようか。

単衣のキモノ

2010年05月06日 | 留守宅
今回、母のキモノの整理を行ったとき、単衣の普段着っぽいキモノが多いのに気付いた。
多分、自分だか祖母だか、いずれにせよプロの仕立て屋さんでない者が縫ったのではないかと思しきものだ。
それに、今ならこの生地で単衣にするかなぁというものも単衣なので、裏をつけなくてすむ単衣は自分で縫うのが容易だったからかもしれない。

良妻賢母を目指していなかったわたしの家庭科の点数は惨憺たるものだったが、唯一祖母に縫ってもらった浴衣だけは素晴らしくよい点がついてきた。
そういえば、あの浴衣はどこにいったのだろう。