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おひとりさまの介護

母が認知症になった。なにもわからなかった介護の世界との格闘記

「千の風になって」

2011年10月09日 | 社会・世相
「私のお釜の前で 泣かないでください

そこに私は いません 眠ってなんかいません

千の風になって 水蒸気と共に 福島の東京の空を 吹き渡っています

春は畑にふりそそぎ 夏は地面にしみこんで

朝はあなたを目覚めさせ 夜はあなたを見守る

私のお釜の前で 泣かないでください

そこに私は いません 冷えてなんかいません

千の風になって ----------------」


替歌があまりに可笑しかったので。
笑っている場合じゃないが。


覚悟

2011年08月27日 | 社会・世相
福島に中間処理施設を作るというのは正しい選択だと思う。
放射性物質を拡散させないために、とくに狭い日本の国土を住めない場所だらけにしないために、福島の人には気の毒だが合理的な判断だと思うのである。
線量の高い瓦礫を全国の焼却場で処理するのは、汚染地域を拡大するだけである。
全国で引き受ける考えは、自治体が金目当てなのか、みなが同じでないと気がすまない一億玉砕的発想なのか。
(低線量被曝による特定地域の癌発生率上昇を全国で薄めてみえなくするため、などというむきもあるが)

県知事が反対するのは立場上当然だが、原発用地から莫大な賃借料をもらっているという話がある長老的国会議員の一族の知事がいうとなんだか鼻白んでしまう。

先祖伝来の土地を離れるのはつらいだろうが、それがつらい現実であっても、事実を受け入れないと次に進めない。
かくいう自分も、最悪、自分のいるところが住めなくなるかもと、精神的・物理的モビリティーを高めている。
からだが頑丈でないのでどうしても慎重になるのである。

少なくても自分が患うのは母を見送ってから。

基準値

2011年07月21日 | 社会・世相
福島県産の牛肉が放射能汚染されていることから和牛の値段が半値以下になっているらしい。

牛肉よりも豚肉が好きな自分は、なぜ牛肉だけ騒いでるのか?他の肉はどうなのさーと不思議に思う。
疑り深い性分なので、和牛の消費を落として、狂牛病の疑いに目をつぶって○国産の牛肉買えってか?と怪しんでいる。

解決策はすべての食品にベクレル表示をすることである。
3.11のあと政府が急に引き上げた基準値以下ですと言われても納得のいかないひとたちに判断材料になるだろう。

これくらいなら大丈夫と思うひとは食べればいいし、少しでも検出されたものがいやなひとは食べなければよい。
経済的合理性から、値段が2倍する不検出のものではなく、検出されているが基準値以下の安いものを選ぶ消費行動もあるだろう。

自分はというと、普通のものは不検出のものを食べるにせよ、大好きな秋刀魚は多少検出されても政府の言う基準値以下なら食べるかもしれない。ただし、回数を減らして。



食べ物究極の選択

2011年05月31日 | 社会・世相
程度の差こそあれ、日本産の食べ物は放射能汚染
西の大陸の隣国のものは農薬やら訳のわからない混入物
太平洋を隔てた(日本がいつもかつあげされている)大国からは遺伝子組み換え作物

ヨーロッパは相対的にましかと思うが、これも最近は成分中1%以下なら遺伝子組み換えの表示をしなくてよくなったとのこと。

家庭菜園も空気が汚染されているからどうかという意見も。

建物の地下で栽培したトマトかなにかを住人に配当する分譲マンションの話を聞いたことがあったが、それがクリーンルームなら意外と最先端だったのだなぁと思う。

沈黙の春

2011年05月25日 | 社会・世相
日本の状況については、あぁ~あ、という毎日である。

戦争中、学童疎開など未来の日本人を守ろうとした政府が今なぜそれをしないのだろうか。

外国人の友人と話したところ、次の仮説がリストアップされた。

1.人口爆発で地球上の資源が枯渇するため、人口削減のクォータがある
2.放射能耐性に対するデータ収集、人体実験(これをうまく乗り切ると最後に生き残るのは日本人か?)
3.政府が無能

結論は2と3であろうと納得した。

誰もが「大丈夫」と言ってほしい。
でも「大丈夫」でないことはわかっている。
それで、沈黙の春、そして夏と続く。

ブラックジョーク

2011年05月11日 | 社会・世相
知り合いのブログが最近完全に放射能・原発ブログになってしまったが、目下の状況での最大の関心がそうなのだからやむを得ないかも。

ということで今日のここでもその方面の話題。

福島第一原発の事故の直後、米国や外国の協力要請を政府が当初断ってしまったのは、実は隠れて原子爆弾を作っていたから、との説。
ぶっとんだジョークだが、核反応の結果プルトニウムができ、これを核兵器に転用できるのだからありえない話ではない。
実際、核保有国は日本が核をもつのではないかと戦々恐々としていた経緯がある。
そんなことありません、できてしまったプルトニウムは日本は平和利用してるんですよーとのポーズでプルサーマルなんかやっているわけで危ない、危ない。

もうひとつ。
最近わたしはロシア語の勉強を始め、あのおかしなアルファベットをようやく読めるようになった。
父がシベリアに行っていたこともあり、子供のころお風呂ではロシア語で10まで数えさせられていたのが発端、三つ子の魂百までなのか。
その話を鍼の先生のところでしたら、「日本がつぶれたらロシアで牢名主になるつもりなんでしょう」と言われ、「そういう先生だって中国で牢名主になれますよ」とやりあった。
先生は北京に留学していたことがある。
でもふたりの結論は、「どうせなるならアメリカの牢名主のほうがいいなー」
多分、日本のキーパーソンが取っている選択でもある。

ということで今日はブラックジョーク二題。

未来のために

2011年04月04日 | 社会・世相
今回の終わりなき放射能漏洩は日本に暗い影を投げかけている。
原発のリスクは他の産業を全滅させてしまう破壊力があるとこれでわかったはずだ。

消費を盛り上げたり、被災者支援をしたり、それぞれ色々なやりかたがあると思うし、みなできることをやっている。
しかし、今回の事故で一番必要なのは原発に対するスタンスを国に対して表明していく力だと思う。

本当かどうかあやしい”地球温暖化”に対抗するクリーンエネルギーだと原発は宣伝されてきた。
日本に課された厳しいCO2削減ノルマがあるが、他の国は自分の国の国益からこれに参加してないか、遵守してないところも多いと聞く。
日本だけが、京都議定書の議長国にされたためがその削減を政治的に余儀なくされている。
排出権取引というデリバティブを買わされて日本の富を収奪する手段にもなっている。
議長国になったのは、政治家やほかの功名心の高い人間が色気をだして、日本は国際的にはめられたのでは?とさえ思う。

わたしは技術者ではないので、地熱発電や太陽熱発電(太陽光ではない)などの代替エネルギーがどれぐらい有効なのかはわからないし、汎用化にどれぐらい時間がかかるのかもわからない。
でも、日本に適したエネルギー政策をするべきなのではないだろうか。

この事故のあと、友人が私に話した。「わたしたち、あと5年後生きてないかもしれないね」
マンガやSFで見聞きした、放射能におびえ外に出られない近未来社会のようなものが来るのか。
未来のために、原発に反対。

アルミについて

2011年02月18日 | 社会・世相
アルツハイマー病の原因としベータアミロイドの脳への蓄積があげられる。
これはアルミとは別物だが、アルミがベータアミロイドの不溶化を促進するという説もある。
つまり間接的にアルツハイマー病を促進させてしまうかもしれないという。

アルミを危険視する考えは産業界にはとうてい受け入れられないから、問題ないとの回答はあたりまえである。
しかし、飲料水や鍋などから溶出したイオン化したアルミニウムは一旦脳内に移行すると容易には排泄されないという。

うたぐり深い自分としては

アルミ鍋を使わない(一番安全なのはガラス鍋だそうだが、熱伝導が急激なので扱いにくい)
アルミ缶飲料を飲まない
胃粘膜保護薬、その機能がある胃腸薬にはアルミが含まれているので避ける
ベーキングパウダー(膨らし粉)にアルミが含まれているものがあるので洋菓子よりなるべく和菓子を食べる

と、こんなところだろうか。
迷信に近いといわれそうだが。

家族がつくった認知症・早期発見のめやす

2011年02月09日 | 社会・世相
今年の正月の新聞の折込にちびまる子ちゃん一家のイラストの「単なるもの忘れと、認知症は違います」というパンフレットが入っていてなかなかよくできていた。

その中に、「思いあたること、ありませんか? "家族がつくった”認知症・早期発見のめやす」がこれまで見たどんな目安よりも的確な症状を列挙していたので紹介する。

もの忘れがひどい
・今切ったばかりなのに電話の相手の名前を忘れる
・同じことを何度も言う・問う・する
・しまい忘れ置き忘れが増えいつも探し物をしている
・財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う

判断・理解力が衰える
・料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった
・新しいことが覚えられない
・話のつじつまが合わない
・テレビ番組の内容が理解できなくなった

場所・時間がわからない
・約束の日時や場所を間違えるようになった
・慣れた道でも迷うことがある

人柄が変わる
・些細なことで怒りっぽくなった
・周りへの気づかいがなくなり頑固になった
・自分の失敗を人のせいにする
・「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた

不安感が強い
・ひとりになると怖がったり寂しがったりする
・外出時持ち物を何度も確かめる
・「頭が変になった」と本人が訴える

意欲がなくなる
・下着を替えず身だしなみを構わなくなった
・趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
・ふさぎ込んで何をするのも億劫がりいやがる

認知症の家族や本人からのデータのフィードバックや蓄積がすすんでいるということだなぁと思った。
あとは”病気”としての治癒ができるようになればいいのだけれど。