つばめプロのブログ

映像制作会社つばめプロのメンバーが、日々の出来事や自然への思いなどをつづります。

現代の優れもの

2016-11-28 20:50:51 | Weblog
 長らく山にこもっていたHくんの慰労も兼ねて、静岡の川に撮影に行ってきました。そこで大活躍した機材が、こちら。





 DJI製のOSUMO。3軸ジンバル(スタビライザー)を備え4K対応のハンディカメラ。その浮遊感あふれる映像のすごいこと。とにかくブレがない。10mの竿の先に付ければ空撮そのもの。しかも、iPhoneをカメラ部に装着すれば、ムービングタイムラプスだって簡単。
 いやあ、これは、現代の超優れものですね。スマホを装着した時のバランスが悪いのが短所と言えば短所ですが、すぐに改善されるでしょう。数年後には4K対応の手のひらサイズのドローンだって出現するかもしれない。ここ数年の機材の進歩には、本当に驚くばかりです。
 私たちに残されたアドバンテージは、巷にあふれるハードではなく、地道なフィールドワークや、生きものたちをリスペクトするスタンスになりそうです。






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!!

2016-11-21 22:59:32 | Weblog
 今、私たちは標高1000mラインの山奥で撮影を続けています。山を下りた時は、様々な用事などを片付けてまた山に上りますが、先日、高麗川かわガールさんと設置したカメラが気にかかり、様子を見てきました。カメラはすでにカワセミの格好のとまり場になっているらしく、カワセミの落し物で白く染まっています。動物の気配はまるでなし。設置作業をお手伝いしたスタッフのSから「どうでした?」と聞かれ、「いやあ、気配はないし空振りかな・・・」と答え、カメラのデーターを見て何も映っていなくてがっかりする学生さんたちの姿が目に浮かびました。それから1時間後、学生さんたちから送られてきたメールを見て、私もSもビックリ!! そこには設置したカメラで撮影された、たくさんの動物たちの画像が添付されているではないですか!(生きものたちの画像は「高麗川かわガール」のFacebookをご覧下さい)

 やっぱり何にでもトライして、面白がるものですね! 私たちもとても嬉しいし、あらためて学び、勉強させてもらいました!

 





 
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「何にでもトライして何でも面白がる!」

2016-11-14 21:15:43 | Weblog
 楽しい集いに参加してきました。城西大学の先生&学生さんたち主催の「おくむさしの会with高麗川かわガール」。先生のベース基地である「かわかどベース」で行われた講演会&懇親会です。

 講演会の講師は「転覆隊」のリーダーの本田亮さん。本田さんはサラリーマン時代から人生を楽しみ、次から次へと面白いことをはじめる。カヌー、マウンテンバイク、沢登り、クライミング・・・。おおよそアウトドア全般に活動を広げ、最近はなんとママチャリであちこちに遠征しているらしい。その旅先での体験談の面白いこと面白いこと! 「転覆隊」のキャッチフレーズは「命の保証はない! 感動の保証はある!」だそうですが、「成功」より「失敗」の方が数倍面白いんですよね。講演の中で本田さんがお話しされていた「何にでもトライする!」「何でも面白がる!」は、私もいつもスタッフたちに言っている言葉。私も本田さんの講演を聞いて、あらためて思いを新たにした、楽しい一夜の集いでした。

 その素晴らしい講演会の数時間前に、高麗川かわガールと高麗川の河原にトレール(センサー)カメラを設置してきました。高麗川かわガールの皆さんとは昨年から時々高麗川の自然や環境を見続けていますが、今回、そこにすむ動物たちを一緒に継続的に記録していこうと、コラボレーションが実現! 
 ところで、そのカメラですが、かわガールさんたちが、自らお金を出しあい、購入されたのだから驚きました。補助金や助成金からではなく、あくまでも自費。それは、とても素晴らしく、素敵なことです。決して安価ではないカメラの購入は、学生さんたちには楽な出費ではないと思いますが、自ら購入したものは、愛着を持ち、大切に使うものです。高麗川で暮らす動物たちもきっとその心意気を感じてくれて、たくさんカメラの前に姿を現してくれることでしょう。
 「何にでもトライして何でも面白がる!」を実践する皆さんと、これからがとても楽しみです。


高麗川にて(中央奥にセンサーカメラ)


「転覆隊」の本田さんを囲んで。そのあとの懇親会ではたくさんの話題で花が咲いて、みんな心から楽しそう。
 心安らぐ一夜一時一期一会。



















 
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夜の動物たちと

2016-11-11 21:18:43 | Weblog
 今、私たちがベースとしているのは、山奥の歴史ある古民家。家主さんのご厚意でお借りしていますが、住みやすく居心地は満点。まわりは自然豊かで動物たちもたくさんいます。動物たちは夜行性が多いので、一晩中撮影に張り込むこともあります。多いときには3~4人で動物が現れるのを待ちますが、仲間が集まると、ついつい小声でおしゃべりに興じてしまいます。動物たちもそんな気配を察してか、私たちが疲れ果て、うとうとする夜明け前にやってきます。「なんか人間たちも楽しそうだな。寝静まった頃に行くとするか・・・」暗闇の奥からそんな動物たちの会話が聞こえてきそうです。

 現在の、夜間撮影のメインカメラは、超高感度カメラ。動物たちにも負担をかけずにすみますが、ISO感度が数十万だなんて、本当に驚くばかりです。私たちが撮影を始めた頃は、ISO100のフィルムを400に増感したら画質が荒れ荒れで使い物にならなかった。じゃあ、メインだったコダックのKR64(ISO64)なんてどうやって使いこなしていたのでしょう。それが当たり前だった若かりし頃が、信じられない今日この頃です。

 
 雲海の中に人が住む集落がある。人も自然も素晴らしい雲上の楽園!






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