good-bye 太郎...続きです
挨拶...
父さんや母さんは、出かけるときに必ず、行ってくるよって挨拶してくれるんだ。
僕がどこで寝ていても、行ってくるよってね。
僕の様子を確認して行くんだ。
だから僕も、玄関に帰ってくる家族を迎えるんだ、お帰りってね。
お家に誰かが来てピンポンとチャイムを鳴らしたら、誰だろうって確認するんだよ。
知らない人とご対面すると、
相手は僕の顔を見て大きな声をだすんだ、大きい猫ですね~って、
だいたいみんなこう言うよ。
大きくなんかないよ、毛があるんだもの仕方ないでしょ。
風格や品格があるって言ってよ、まったく。
僕は、ちゃんと留守番もできるんだ、えらいでしょう。
縁側のちぐらやメロン箱、居間のコタツの中
玄関マットの上 僕の場所はいっぱいあるんだ。
夜も一人猫で大丈夫、縁側のカーテンを開けてくれていて
外が見られるようにしてあるんだ。 僕の大好きなところなんだ。
近所のお姉ちゃんが僕の写メを撮って送ってくれるんだ。
「太郎、元気だよ」、ちゃんと留守番しているよって報告してくれるんだよ。
ありがたい、ありがたい。
続く...