飯の為なら なんでもするズラ!

☆雑種で元捨て犬の警備主任がお届けするゴン太郎劇場☆
一日の疲れをププっと笑って癒していただければ幸いです

ココちゃん

2011-06-02 19:50:55 | ゴン太郎劇場

 

【ココちゃん】

 

 

ある日、俺のおばさんの友達ってヤツが犬を連れて会社にやって来た

 

 

 

ちょっと歳はいってるが(11歳くらい)

毛並みが良くてシャンプーの臭いがほのかにいい匂いなのズラ

 

 

彼女の飼い主は、ココアが可愛過ぎてどこへ行くにも二人は一緒なんだそうズラ

 

 

 

 

 

 

 

 恥ずかしがり屋のココア(以後ココと呼ぶ)は

元の飼い主に家庭の事情とかで捨てられて

保健所で処分される寸前に保護団体に救い出された犬だったのズラ!

4年前に写真のピンクのおばさんちに貰われてきたんだが、

寂しがり屋のココはピンクのおばさんがそばに居ないと物凄い声を出して泣き叫ぶらしいのズラ

 

 

そうだったのか・・・・・

 

ココは、、、、

 

ココは、、、、、、

 

 

 

お前がほかの犬のことを言えるのかっ! (ねぇやん)

 

 

 

 

 

 

俺は思った

 

 

ちなみに俺は金玉除去手術を受けた立派な紳士なので子種はないのだ!

 

 

*************************************

ココちゃんは愛媛出身の捨て犬でした

保護されたのち、捨てた人物が判明したそうです

子供のいない夫婦に室内にて我が子のように大事に飼われていたそうですが、旦那さんのリストラから家庭不和になり離婚

その後 借金から家を売却

移り住んだアパートで犬は飼えない

そんなこんなで飼い主はココちゃんを捨ててしまったそうです

 

お金は無くても人間には知恵があるのですから、新しい飼い主を見つけてやるとか

保護団体に相談するとか

そーいった方法もあると思います

 

ゴン太郎の前任の警備主任も捨て犬でした

 

 

保護団体を経てわが社に就職した犬なのですが

コイツも半年くらい経った頃に元の飼い主が見つかりました

なぜ判ったのかというと、飼い主のご近所さんが犬が居なくなったことを不審に思い、いろいろ捜索してくれたそうです

 

犬タロウの元の飼い主は、お医者さんでした

大きな家に広い庭

その広い庭の中で犬タロウはのびのびと生活していたそうです

ところがある日、お医者さんが死んでしまい

奥様は一人で住むには広すぎる家を売却し、マンションに移り住むことになりました

体重が30キロもある大型犬で、しかも奥様は高齢です

 

そんなときに、時々利用していた散歩請負業者のおっさんが言いました

「持参金30万円でこの犬を死ぬまで面倒みます」

 

奥様は30万円を業者に渡し

犬はおっさんに引き取られて行きました

 

 

そして

 

おっさんは犬を捨てました

 

その後 保護団体の人が、おっさんを見つけ出し問いただしたところ

「捨てていない 勝手に逃げた」

 

たぶんもうそのおっさんは死んでます

なぜなら そのときおっさんは癌で入院していたそうですから

 

そして

ことの事実を知った元飼い主の奥様は うちの会社で飼われるようになった犬タロウに会いに来てくれました

それまで 自分の名前を全然覚えてくれない「鉄」という名をつけられていたその犬は

「タロウ!」

と呼ばれると尻尾をブンブン振って元飼い主の奥様の元へ飛んで行きました

 

奥様は涙を流しながら言いました

タロウをよろしくお願いします 夏休みにはタロウを可愛がっていた孫たちを連れてまた来ます

 

必ず来ます

 

 

そう言って結局一度も来てくれませんでした

 

まさかと思いますが、、、、、

 

奥様も死んでしまったのでしょうか

 

犬タロウの記事はこちらにも書いてます→ 先代警備主任犬タロウ

 

ココちゃん

また遊びに来てね~♪ 

 

押しとけ!

 

 

コメント (52)
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