風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

熊野灘の風景 2019年 その7 七里御浜・獅子岩・花の窟

2019-01-22 | 三重県・海・熊野灘
 熊野市七里御浜へやって来ました。
 七里御浜も獅子岩も花の窟も世界遺産に登録されています。

①鬼ヶ城トンネルを抜けると、熊野灘と七里御浜が広がるこの明るい景色が目に飛び込んできます。
 南国・熊野を感じるときです。


②<参考>何度も掲載した、熊野古道松本峠付近から見た七里御浜です。
 全長22kmの砂礫海岸です。


③七里御浜へ下りて来ました。
 ここは熊野古道・浜街道です。
 熊野詣での人たちは、この先苦難に満ちた峠越えもなく、歩きやすい砂利道で心地よい潮風をほほに受け、熊野三山を目前にして足取りも軽くなったことでしょう。


④御浜小石です。
 高級庭園などに使われていましたが、自然保護のため今では採取が制限されています。
 


⑤<参考>冬の七里御浜の風物詩、サンマ干しです。
 2016年1月7日の写真です。
 2017、2018年とサンマは不漁でした。
 三陸沖から熊野灘まで南下している間に、体の脂肪がほどよく落ちたサンマを、サンマ鮨や丸干しにして食べるとうまいのです。
 私は行った時点では今年もサンマの水揚げはなく、この風景も見られませんでした。


⑥寄せた波が引くとき、引きずられた小石どうしがぶつかり合って、ザザザーという腹に響くような音がします。








⑨向こうが鬼ヶ城の南端。


⑩熊野灘に向かって吠える獅子岩。
 高さ25m、周囲210mの巨岩です。





⑫七里御浜から見た右が獅子岩。
 横からでないと獅子の顔に見えにくいです。
 むしろ左側の岩のほうがライオン=獅子に見えてきます。
 新しい発見です(^^)。


⑬海はドン深で遊泳禁止。


⑭花の窟(いわや)。


⑮この高さ70mの巨岩がご神体です。
 熊野信仰の根底は自然崇拝です。


⑯熊野市の南端近くまで来ました。
 七里御浜と国道の間の松を中心とした雑木林です。
 地元の方のウオーキングの場となっています。


⑰獅子岩が遠く小さく見えています。


⑱この先海岸はだんだん狭くなり、和歌山県との県境近くまで続きます。


 明日は鬼ヶ城の日の出です。

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