風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

日本の里百選 須賀利

2019-04-04 | 三重県・海・熊野灘
 4年前の写真などを再編成して掲載します。
 尾鷲市須賀利(すがり)です。
 昔は風待ち港として栄え、今は鯛の養殖漁業が主な産業です。
 昔の漁村風景が残るまちとして「にほんの里100選」に選ばれています。

①急傾斜地に瓦屋根の人家が狭い路地をはさんで密集し、山裾に至るまで軒が連なっています。
 ほとんどの家が東または南向きに建てられており、海に面した家々は明るい陽光に包まれています。


③南側の狭い湾口部で尾鷲湾、熊野灘とつながり、集落の三方が山に囲まれています。
 1982年に県道が開通するまでは陸の孤島とも呼ばれていました。
 尾鷲市内とを結んでいた巡航船は、交通事情の変化などにより2012年9月に廃止されています。





⑤濃紺色の海が逆光に煌めき、瓦屋根が鈍く光る。
 火の見やぐらに半鐘も見える。
 なつかしい風景が広がります。








⑨この堤防がまちを守っています。 
 台風などによる高波は防げますが、巨大津波は乗り越えて来るかもしれません。
 地区内の至る所に、避難経路が標示されています。

















⑮写真撮影の許可を得て写し、話をお聞きしました。
 ガシラ(カサゴ)のはえ縄作りをしています。
 エサはカタクチイワシです。
 この後、この仕掛けを漁場へ沈め、翌朝3時頃に引き上げます。
 ガシラのほかハタ類やメバルなどがかかってくるそうです。








⑱逆光に瓦屋根が光り、海の青さが目にしみます。


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