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「介護うつ」

2011年03月31日 | 読書
「介護うつ お姉ちゃん、なんで死んじゃったの(姉・清水由貴子のラストメッセージ)」著者=清水良子

前にも書きました。偉そうに書きました。ちらっとしか読んでいなかったのに、書いてしまいました。<少なくとも清水さんは、お金には困っていなかっただろう>なんて、そんなこと、清水さんに言うのは大変失礼なことでした。恥ずべきことでした。<困った時は、私たちにご相談下さい>なんて、私なんかには言われたくないでしょう。立ち読み程度で書いてしまい、申し訳ありませんでした。読めば読むほど素敵な方だったんだなぁと思いました。残念でなりません。

ご家族とご利用者さん(被介護者。例えば入居者さん)との関係を考えます。介護に熱心なご家族もあります。どちらかというと、本人やサービスを受ける施設に任せきりなご家族もあります。何がいいとか、どうすべきだなんてことは言えません。それもこれも、例えば仕事の有無など、介護をする側の事情によります。何事についてもそうですが、「ほどよく」というのは難しいです。そうつぶやいてみるのが精一杯です。

しかし、それにつけても切ないです。大震災の影響で避難生活を送っている方、不自由な思いをしている方のことも頭に浮かんできます。避難うつ。長期戦になると思います。精神的にキツイと思います。「がんばろう」なんて気軽に言えなくなります。

お願い、ではなく、ほんの少し伝えたいこと。ショートステイを利用されることは、ご本人にとっても、御家族の方にとっても、いいことであることが多いと思います。決して見捨てた、なんて思わない方がいいと思います。というのも、「いつも家族に迷惑をかけてしまって・・・」という想いが被介護者にはあると思うからです。むろん「あんな所には行きたくない」「家にいるのがいい」という気持ちは尊重すべきでしょう。でも、お互いの気分転換になるようであれば、是非、試してみて欲しいと思います。いろいろな施設があって、選択肢が多いといいんですけどね・・・。

施設に入居されている方に関してですが、むろん毎日でもいいのですが、程よく面会に来て下さると、少なくても私たちは助かります。励みになります。「あ、おばあちゃん愛されているんだな」「おじいちゃん、お孫さんが遊びにきてよかったね」。徳永先生も書いていましたが、われわれは、孤立無援の方ほど、母性?のようなものを発揮することがあります。でも、やはり、御家族の愛情に勝るものはありません。面会に来て下さった時は、おじいちゃんやおばあちゃんの身体が清潔かどうかをチェックして下さい。爪、目ヤニ、髭。汚いようだったら、容赦なく叱って下さい。そのかわり、できれば、タンスを覗いてみて下さい。服などを補充して欲しいです。特に靴下は傷んでいることが多いです。下着もです。

何事もギブ&テイクです。誰だって一人では生きていけません。電気や水道やガスがなければ生きていけません。食べ物がなければ生きていけません。一人で背負わなくてもいいと思います。

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