ごめり語。

ごめり・りんご・「   」

「こんな日もあるさ」

2013年01月11日 | 読書
「こんな日もあるさ」著者=上原隆

1680円。

買いました。

定価で単行本を買うのは、「スウィート・ヒアアフター」の時以来のことです。

すぐに読みたかったので(逆に言うと、どうしてもすぐに読みたい本というのは、そんなにないということだ)。

上原さんの本を読むと、あぁ、みんな、がんばっているなぁ、と思います。

きっと、それを確認するために読むのです。

FMのNACK5に、大野勢太郎さんの「WARMING-UP MUSIC」という人気番組がありますが、あれと同じです。

みんな、がんばっているんだから、オレも、がんばらなきゃ、そう思いつつ、聴きます。読みます。

時代は変わります。

「友がみな我よりえらく見える日は」は、1996年の作品です。

それから16年。

時代は変わりました。

物語が、全体的に、ずっしりと、重くなってきているように感じます。

ちなみにこの曲は、23年後の物語、なのかな・・・。


寂しくなんかないさ!

時を経て、変わることと、変わらないこと。
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やっぱ、2ちゃんねるていいよなぁ・・・

2012年12月20日 | 読書
「骨髄ドナーに選ばれちゃいました」

この本は、2ちゃんねるに書き込まれた文章をまとめた本です。

つまり、「電車男」のような本です。

奥付を見ると、2005年8月の発行なので、この本の内容は少々古いかも、つまり、今現在では、骨髄移植に関する細かい変更点があるのかもしれません。

でも、私は、基本的なことは変わっていないはず、という前提で読み始めました。

ドナー登録はしていますし、もしかしたら・・・、なんて、やっぱり心の片隅にはありますので。

特に、ほら、骨髄バンクの定期冊子が送られてきた時に、ね。

で、この本は、なかなか面白く、おすすめです。

やっぱ、2ちゃんねるていいよなぁ・・・

ブログのタイトルは、この本の141ページ(通し番号426)から引用させて頂きました。

私が何よりも感心したのは、このスレッド(本)の主人公(著者)鉄さんの、表現力というか、作文力というか、言葉力の素晴らしさです。

こういう能力は、私には決定的に欠けている部分なので、羨ましくもありました。

ちなみに私、2ちゃんねるにはあまり興味がありません。

ネット検索をして、2ちゃんねるのスレッドがヒットした時に、そのレスを参考にする程度です。

書き込みも、約10年程前、つまりネット回線を引いて間もない頃に、1度だけしたのが、最初で最後。

でも、この本を読んで、「やっぱ、2ちゃんねるていいよなぁ・・・」という言葉を実感できました。

もっとも今は、それこそツイッターなんかの出現もあって、2ちゃんねる自体も、当時とは変化していることと思いますけれど。

いずれにせよ、ドナー登録している人も、していない人にも、読んで欲しいなぁ~

そうそう、この本とは全く関係ありませんが、お勧めの本つながりで、もう一丁。

以前に紹介した、「ぼくは猟師になった(著者=千松信也さん)」が、文庫化されていて、文庫版のあとがきも追加されていました。

近年まれにみる良著です。

是非、手にしてみて下さい。
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ふたたび 三歩さんへ

2012年12月12日 | 読書
火曜日はゲオのレンタルコミックが半額!

というわけで、「岳」の17、18巻を借りてきました。

でも、実は、最終回はたまたま読んでいました。

スタンドで、タイヤ交換の待ち時間に、「ビッグコミックオリジナル」を手にしたのですが、それがまさに、「岳」の最終回の号だったので。

というわけで、「いきなり最終回」を体験していたので、ショックはあまりなかった、かな。

な~んて、布団の中でブルブル震えていたけれど・・・。

何と言うか、例えば消防士さんが、まともな装備もせずに、炎の中に飛び込んでいってしまったようなものでしたね。

む~。

その終わり方について、否定的な意見も多いようですが、その昔、フランスW杯の時に、当時の岡田監督が言っていましたよ。

「オレ以上に考えたヤツはいないんだ!」って。


今年は山にたくさん?登りました。

先人達が整備してくれた登山道を踏みしめる、ただそれだけのことでしたけれども、それなりの充実感がありました。

特に高妻山。

山にいると、今自分が食べたいもの、飲みたいもの、ピンポイントで鮮明になってくるから不思議です。

ウイスキーが飲みたい、バーボンじゃダメ、スコッチがいい、みたいな。

三歩さんといえば、コーヒーですね。

ま~め~、ひきひき、ま~め~、ひきひき ♪

まめねこ屋さんのコーヒー、美味しいですよ~

三歩さん、というか、石塚真一さん、良く頑張った!
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「野の花診療所の一日」

2012年09月08日 | 読書
「野の花診療所の一日」著者=徳永進

酔っ払いながら、先生の本を読んでいたら、涙腺がちょっと危険な感じになりました。


先生は、どうして具体的なことを書けるのでしょうか。

きっと、答えは簡単なのだと思います。

そのひとつに、技術的な自信があると思います。

医療の世界って、日進月歩ですよね。

だから、学んだり、勉強したり、いろいろな努力があるはずです。

でも、当然そういうことは書いてありません。

いい意味での余裕があるのでしょう。


私は、どうして書けないのでしょうか。

答えは簡単です。

優しくなんて、できないからです。

もっと早く!もっと早く!もっと早く!

ずっとそんな感じですから。


もうじき3年が経ちます。

中学生や高校生だったら卒業の時期です。

ちなみに、今日私は、「色即ぜねれいしょん」を観ました(笑)

成長ってのは、若者の特権ですね。

若者たちは素晴らしいです。

私なんて・・・

同期の民主党レベルです(泣)

お粗末!
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「罪と罰」

2012年09月03日 | 読書
先日、酒場で、友人たちのツイッターの話題を聞いていました。

フォローとか、難しいなぁ、なんて、そんな風に感じていました。


「罪と罰」著者=本村洋、宮崎哲弥、藤井誠二

この本も、2度目の読書だったにもかかわらず、改めて難しいなぁと感じました。


賛成か反対か、イエスかノーか、その二択しかない、わけでないと思います。

尊厳死の法制化の問題もそうですが、何事においてもそうなのだ思います。


社会をより良くしたい>という、本村さんの信念。

それは、私の感想や思いみたいなものとは、やっぱり違うんだと思い知り、頭を垂れるしかありませんでした。
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