今日は、近鉄が発表した「新型観光特急」を金山線と絡めようかと思います。
ただでさえ非現実的な理想論を書き叩いてるのにますますひどくなるのはご容赦ください。
新型観光特急の車両詳細については近鉄が発表しているので割愛します。
詳細はこちら
http://www.kintetsu.jp/news/files/20110701tokkyu.pdf
近鉄は面白い賭けに出ました。
このビスタカーⅣ世(正式な名称はしまかぜ。)は簡単な図面を見ると、貫通式になってるように見えます。
と、言う事は、阪神はもちろん、神戸高速線などに乗り入れることを意識してるように見えます。
当然金山線が当ブログのように実現したら、乗り入れる事はありえると思います。
ところが、2編成で37億円は異常な額です。阪神や山陽、この金山線に定期運用を持たせようとすると、増備しなければなりません、ところが、近鉄にはこれ以上増備するほど余裕があるとは思えません。
そうなると、乗り入れ会社にこの車両を増備させればいいのです。ただ、6両1本を製造するだけでとんでもない金額です。
阪神なら阪神線内に特急料金を新たに設定すれば、何とか増備は可能ですが、名古屋市営地下鉄は前述の通り、特急料金については近鉄と名鉄に任せてあるので特急料金を取る事は出来ません。
難しいのが名鉄にこのビスタカー(しまかぜ)を所有させるかです。名鉄もかなりジリ貧な状態なので「ミューチケット」や「ミューチケットプラス(仮称、後述)」のみでこの車両を所有させるのは不可能です。
ただ、一度この「しまかぜ料金」を設定されると、それ以上料金を取る事は出来なくなります。ただし、しまかぜは名鉄内または名鉄+地下鉄完結で利用できないものとします。当然ながら「しまかぜ料金」は名鉄線内であっても「ミューチケットプラス」などとは全くの別枠とします。
見た目が同じでも車内サービスを阪神や名鉄オリジナルにしようとしても難しいと思います。しかし、そうしないと「他力本願」すら難しいと思われます。
もうひとつの案は名古屋市交通局にこのビスタカーⅣ世(しまかぜ)を所有させて見た目が同じでもサービスを名古屋市営地下鉄独自のものにし、その増備車独自の料金を設定する事です。
ただ、仮に当ブログ通りに開通させたとしてもこの車両を名古屋市に所有させようとすれば、議会などから「金の無駄遣い」などと批判が殺到する可能性が高いかと思われます。