ナゴヤメトロ金山線

事業化が絶望的な地下鉄金山線や名古屋の鉄道網について、管理人の自分勝手な理想論を元に検証し、提案をしていきます。

金山線の駅

2011-07-19 22:04:31 | 金山線


 この路線、元々需要の低い路線を無理矢理開通させる事から、今までのやり方では赤字垂れ流し路線になるのは明白です。

 そこで、前述の通り、並行する路線がある区間では極力駅を作らないのが一番です。

 金山-栄間と、戸田-高畑間です。

 戸田-高畑間は、従来の計画で設置するとしたら、「助光駅」と「野田駅」になりますが、この2駅を作っても将来の需要に見合う駅になるとは思えず、助光駅は伏屋駅のすぐそばにあるので近鉄伏屋駅を活用すればいいのです。

 余談ではありますが、国道302号線から戸田駅までは中途半端に遠いため、近鉄ではなく、金山線の地下に入ってすぐの所に「供米田駅」を作ってもいいかも知れません。これは国道302号線から戸田駅までの連絡道路を敷くにしても用地的にも厳しく、中途半端に距離があるので駅を設置した方がよいと判断したものです。

「供米田駅」も島式ホームで、6両分ホームにします。

 問題なのは野田駅の代替駅で、近鉄の線路からは近過ぎず遠過ぎずの距離にある上に近鉄も駅を作るスペースがあるのが伏屋と八田のどちらかの駅に極端に近い位置にしかありません。しかも伏屋駅と八田駅は2.6キロ離れており、駅なしでは距離が離れすぎており、かと言って2駅も作ったら極めて供給過多になります。

 1ケ所目が大名古屋温泉から至近の「横井駅」、2ケ所目がJR八田駅跡地にある土盛り跡地スペースを活用した「岩塚口駅」(両駅とも仮称)です。

 前者がわずかながらに目立った名所があるのに対し、後者は中村区側の中途半端な距離に大規模な宅地造成を行っており、しかも大々的に「八田駅の近く」と謳っており、どっちもどっちです。

 両駅共作るかどちらか片方になるかは計画の進み具合によりますね。ただ設置しただけでは不要の長物になってしまうのでそれについてはのちほどお話しします。



 話は戻りますが、戸田駅は基本的に上小田井駅と同じ構造になりますが、全てのホームに高速で通過出来る分岐機を設置するため、折り返し設備を設けず、各駅停車は全て富吉まで直通させます。その理由はのちほどお話します。

 戸田駅は従来の名古屋方面の普通と金山線直通準急のみ停車させる事からホーム有効長は6両分、残り4両分は準備工事のみ、ホームドアは金山線が使用する2・3番線のみ設置します。



 次に高畑-金山間ですが、何れの路線からも離れており、需要を見込めないからといって「代替駅」いう手段はもう使えません。

 設置する駅は、「荒子」、「松葉公園」、「八幡」、「八熊」の4駅です。



 高畑、松葉公園、八幡、八熊の4駅は島式ホーム、有効長は近鉄車10両分、高畑を除く3駅は6両分のホームドアを設置。使用しない部分は全面ドアで先を見えなくしてコンクリート剥き出しのまま手を加えないで置きます。

 高畑駅は東山線との接続上、一部の特急を停車させる上、近鉄5200系も乗り入れ停車させることを考慮してホームドアを設置せず、10両分のホームをフル活用させます。

 折り返し設備は戸田に設置しない分、高畑駅西側に設置します。



 荒子駅ですが、「急行地下鉄」、さらには「地下鉄唯一の”特急街道”」にすることから、退避線を設け、そのスペースを設けるのに難があることから東急田園都市線桜新町駅のような構造にします。

 ホームは上り下りともあおなみ線側に設置、無駄なスペースを省くようにします。この駅も特急車の回送退避にも使用する事からホーム有効長は近鉄車10両分、ホームドアは6両分設置します。

 金山駅は、この駅でも優等列車退避を行うため、前述したルートに関係なく島式2面4線とします。ただ、高畑寄りは駅を出てすぐシールド工法になることからシーサークロッシングを設けることが出来ず、八熊駅のすぐ近くで設置するか、栄寄りのみ設置するかになります。

 上前津駅はAルートになった場合のみ設置します。この駅では特急停車は行わないものの、急行、快速急行を停車させる事からホームドアの設置を行わず、高畑駅とほぼ同じ構造とします。

 栄駅ですが、ルートに関係なくホームを広く取れないことから、阪急河原町駅と同じ構造(1面3線)とし、途中駅とする場合はそれを両面から抱き合わせる形(1面4線)にします。上下線とも、中線(切り欠き部分)に入る部分は6両分、ホームドア設置。外線はホーム10両分、総延長は途中駅仕様で16両分とします。

 最後にAルート2を採用した場合のみ設置する市役所駅ですが、これはおまけ同然の駅なので単式1面1線、特急も延長運転できるよう10両分確保します。


 原案ルート及びCルートの鶴舞より先の駅についてですが、前述の通り頭から完全に排除しているため、全く考えていません。


 次回は運行形態について投稿する予定です。

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はじめまして

2011-07-14 21:40:02 | 日記



 いまだに全く持って事業化されてない名古屋市営地下鉄金山線について書いていこうと思います。

この路線の計画の経緯については、Wikipediaなどに掲載されているので割愛します。

 まず最初にですが、戸田-楠町間全ての区間で地下鉄を作る程の需要があるとは思えません。


 また、この沿線においてはこれ以上莫大に人口が増えるとも思えないので普通に地下鉄を作ってもあまりメリットを感じません。

 さらには近鉄名古屋まで直通する客が減る上に作った路線まで誰も乗らない赤字垂れ流し路線と化し、共倒れにもなりかねません。

 これでは名古屋市も近鉄もやる気がない(と、言うより特に近鉄にいたっては興味すらない)も当然です。


 そこで、思い切ってルートを変えて、さらには既存路線と並行する区間は駅を極力作らず、「急行地下鉄」にしてしまえばいいのです。










 まず、ピンクが市が答案したルートです。

 鶴舞から先、全区間で高速道路の下を通る事になります。開通した高速道路の地下を掘る事自体無謀なので管理人の頭の中からは完全に排除しています。


 青がAルートです。集客効果重視のルートです。金山から先は上前津と栄に駅を作り、桜通大津のあたりまで大津通の下をくぐり、緩やかなカーブで名鉄瀬戸線に接続するものです。デメリットは久屋大通駅付近のアップダウンをどうするか、一旦桜通線の上を通り、そのすぐ北で名城線の下を、さらには名鉄と接続する部分がお堀の真下のためかなりの難工事になります。


 オレンジはAルートの延長線上で、道路の下に車庫を作ります。(名城工場を車庫として移転復活)
名城線市役所駅の真下にホームを作ります。

 名鉄に標準軌化を拒否されるなどして乗り入れを断念せざるを得なくなった場合、この駅を終点とします。


 緑はBルートです。コスト重視のルートです。金山駅向田橋付近まで原案通りに進み、新堀川をスレスレで通り、名鉄栄町駅の真下に進むルートです。
 途中に駅は作らず、金山から栄町までノンストップです。




 茶色はCルートです。丸田町、または千早から先は上飯田線のルートそのまんまです。名鉄小牧線はかなり整備されてしまっており、犬山駅付近も3路線が入り乱れている状態のため、標準軌化工事困難、さらに平安通から南は名古屋市交通事業経営健全化検討委員会から工事の凍結が提言されたため、これも管理人の頭の中から排除しています。
(工事の凍結が提言されたのは既に開通している区間以外の「Aランク」全部で、金山線は「Bランク」で、事実上工事の凍結を提言される以前の問題ではあるが。)

 次回は駅構造について投稿する予定です。

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