ナゴヤメトロ金山線

事業化が絶望的な地下鉄金山線や名古屋の鉄道網について、管理人の自分勝手な理想論を元に検証し、提案をしていきます。

あまトラム

2014-10-31 20:54:14 | 桜通線西部延伸・あまトラム

 

 

 こんばんは、今回は金山線との関連ゼロの話をしていきたいと思います。

 

 なぜこんなタイトルにしたのかと言うと、中村区役所より西は桜通線の計画があるのに地下鉄としては一番実現性の低い路線だからです。

なので、地下鉄としては中村公園で終点として、そこから先は路面電車として建設したほうが幾分マシのように思えました。

 

なぜか?

 

 桜通線の計画では、中村区役所から西は七宝まで計画があるそうですが、リニア中央新幹線のルートは

http://www.city.nagoya.jp/kankyo/cmsfiles/contents/0000053/53406/8shiryo2.pdf

の11ページにあるように中村公園まで延びています。万が一東山線に何かあった場合は振り替え輸送を担う役割を果たす必要があるため、中村公園までは桜通線のまま建設すべきだと思いました。

リニア工事とセットで延長させないと、完成してから工事を始めようとすると非常に厄介なことになりかねないからです。また、これを「あまトラム」だけで担わせようとするとパンクしかねないからです。

 

 そこで、ドサクサに紛れてそのルートの上は地下鉄で延長した上で、そこから先をLRTにするのですが、中村公園駅のみ地下駅とし、名鉄バスなどとの共存を図るため、稲葉地本通まで駅なしで地上に上がるようにします。大治町内はバス通りを線路に転用(狭いながらも場合によっては併用軌道も)し、七宝支所付近までつなげるものとします。

中村公園駅(電停)は東山線と同じ階で名古屋、栄方面の真隣に設置してバリアフリーで行けるとベストです。

ところが、これ1路線で「あまトラム」を名乗るのは問題があります。あま市のルートが余りにも短すぎるのです。そこで、大治から甚目寺までの支線を建設するといいかと思いました。

また、七宝方面は、アートビレッジ方面へ伸ばすのもいいかも知れません。住宅地こそあまりないものの、近くに学校が点在するため、便利になると思います。

 

大治町は巡回バスこそあるものの、一般者が利用できない上、旧甚目寺町はコミュニティバスすらなく、名鉄以外公共交通機関ゼロの町で、もし出来たとしても通勤通学としては全くと言っていいほど役に立たないルートになる状態だからです(旧美和町もほぼ同じ、市境の問題もあってやむをえない部分もあることを考慮する必要がある)。

 その後、あま市に巡回バスこそ試験的に開業させたものの、美和ルートと七宝ルートは、統合されて1時間毎のダイヤを確保したものの、甚目寺ルートが1日3本と差が激しく、さらにはこの2ルート全てが「火、金、日」の週3日しかない上、片道200円もかかるあまりお目にかからない設定に驚きました(ただし1回乗れば1日乗車券がもらえて200円で1日乗り放題になるのは評価できる)。また、市のHPで探しても見つけ出すのが困難で、市民でさえ「あっ、よくわからんバス停が出来たな」ぐらいにしか認識されない状態です。

 そこで、甚目寺線については比較的高い人口密度の割りにほぼ公共交通空白地域と化してるため、その解消とあま市の人口減少防止も兼ねての提案としました。

名古屋の都心にLRTを走らせると言う話がかつてありましたが、この「あまトラム」をつなげて名駅や栄まで行けるようになるともっと便利になるでしょう。

 ただ、名鉄バスがそれを嫌がるかもしれません。

 

 

赤点線=桜通線開業区間

赤線=桜通線延伸区間

茶線=あまトラム七宝本線系統

緑線=あまトラム甚目寺線系統

矢印は電停設置提案場所で、仮番号です。プランが変わると、電停番号も変わってきます。 

 

 

 料金ですが、このプランなら現金は260円均一、manacaならゾーン制にして初乗り210円、庄内川をまたぐ乗車は260円にしてみてはと思います。

 また、名古屋都心部の路面電車計画では、燃料電池車にする予定のようですが、この「あまトラム」は通常の架線式の路面電車にすべきだと思います。

 電圧は600V、軌間は通路幅を極限まで広げたいことから標準軌で行くべきではないかと思います。

 これは万が一沿線で工場用地が取れなかった場合、中村公園を経由して藤が丘工場で検査等を行えるようにするため、第3軌条と架線兼用電気機関車で協調運転を行い、東山線に乗り入れが出来るようにするためでもあります。(当然だが営業乗り入れは不可能。)

 

「あまトラム」イメージ図

 

 

 

 

 

ポズナン市電の画像ですが、緑をもう少し濃くして黄色い部分をなくすとイメージが沸くかと思います。

 乱文乱筆で申し訳ありませんが、ざっと思い浮かんで書いたものなので詳しくイメージが沸けば加筆して行こうと思います。

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瀬戸線の矢田カーブ

2014-10-13 16:31:09 | 金山線 乗入先

 

 

こんにちは、当ブログでは近鉄と金山線本体を中心に名鉄瀬戸線と直通させる前提で記事を書いていますが、瀬戸線側のあの恐ろしいカーブが気になったので記事にしてみます。

 

そのカーブは矢田駅を東に向かってすぐのところですが、その半径は何と120m!近鉄車や金山線車を通せないこともないのですが、19メートル車でも時速35km/hの制限がかかり、運行上のネックになりかねないため、どうやったらカーブが緩和されるか地図の上で調べてみたところ、2つの案が思い浮かびました。

 

 

1、既存線の橋梁手前に土盛りによるわずかな空間があり、それを活用して曲線緩和を行う。

2、線路北側に瀬戸街道があり、このあたりだけがやたら広く、線路をこの真上に移設する。

 

1では半径がどのくらい緩和するかはわかりませんが、コストが最もかからず、最悪でも近鉄特急車が現状維持で走らせることは出来るかと思います。

2であれば曲線緩和がかなり進みスムーズに通過することが出来ますが、道路の真上と言うこともあって、高架の高さ、駅の設置場所、道路交通の影響、沿線住民の影響などを考慮すると問題山積です。

もうひとつは、1と2の中間を取って瀬戸方面を2案、栄方面を1案にすることです。これによって駅としての利便性は大きく損ないますが、曲線緩和の効果は大きいと思います。

 

だた、実際にはその計画自体が存在しないのでどうなるかは不明です。