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何故選挙開票結果の数字をメディアは伝えない?

2015-11-24 04:09:15 | Talk is Cheap
大阪知事選、市長選のW選挙から一夜明けた今日。
各メディアの報道を読んでて疑問が。
どこも「大阪維新圧勝」とか「都構想議論復活」とか報じてるんだけど、開票の数字がどこも載ってない。
夜8時の投票締め切りから、開票後、早くに当確が発表されたんだけど、これじゃぁ結果的にどれくらいの差があったのかがわからない。
どこもかしこも記者会見や今後の展開についての予測や予想ばかり。
橋下さんの政界復帰や国政進出は?みたいなニュースばかり。

産經新聞やNHKだけ当選者の得票数報じてたが、仕方が無いので色々調べて開票結果を入手。羅列する。

大阪府知事選
松井一郎 2,025,387票 得票率64.1%
栗原貴子 1,051,174票 得票率33.3%
美馬幸則  84,762票 得票率 2.7%

ありゃまぁ、100万票も差がついてるじゃない。

大阪市市長選
吉村洋文 596,045票 得票率56.4%
柳本顕  406,595票 得票率38.5%
中川暢三  35,019票 得票率 3.3%
高尾英尚 18,807票 得票率 1.8%

なんだ、こちらも19万票も差がついてるじゃない。

各メディアはこの有権者の投票数、立候補者の得票数を何故毎回の報道で公表しないのか?
数字を公表する事で、圧倒的な差で二人が当選したって事実がバレるのが嫌なのか?

大阪都構想の住民投票の時は、たった一万票の差だったのにもかかわらず「維新、大差で敗れる」って報道してたのに?
数字を載せてしまうと、バレるからか?それって何か不都合な事があるのか?
今回の市長選は、都構想の住民投票の時は1万票の差だったのに、市長選で19万、知事選で100万票近くの差がついてる。ここに今回の選挙の本質が出てるんじゃないのかって思うけど、違うのかなぁ。
都構想の大阪市住民投票の際は反対票に入れたけど、今回の市長選ではやっぱり維新って変わった人がかなり増えたって事じゃないのか?

ちなみに橋下代表が、二重行政解消や都構想実現のため知事を辞めて、市長に立候補した2011年の大阪市長選での得票数は
橋下徹  750,813票
平松邦夫 522,641票
で23万票差だったから、今回の数字と対して変わらない。
それくらい、後継者に選ばれた吉村洋文氏には期待してるってことじゃないのか?
得票率はさすがにこの時の橋下さんに比べ15万票少ないが、それは仕方無いだろう。
だって知名度が違うもの。元タレント弁護士で選挙前まで大阪府知事だった人と、元衆議院議員ではね。
でもそれでも今回のこの得票数は立派だと思うよ。

ちなみに今回3万5千票で落選した中川暢三さん(元加西市長/元大阪市北区長)は、この2011年の選挙の時には立候補の意思はあったが、結果的に出馬せず断念してる。こんな事もちゃんと報道してほしいな。

そして2011年同日におこなわれた、2011年大阪知事選では、橋下知事のあとを継いで松井さんが立候補した。
結果は
松井一郎 2,006,195票
倉田薫  1,201,034票
この時は80万票差だったから、今回の方が差が大きいじゃないか。松井知事の得票数は今回もそれほど変わってない。
これだって凄い事だぞ。
だって、橋下代表が2008年の大阪府知事選挙で立候補した時の得票数は1,832,857票だからね。それより多いんだよ。
松井知事って、なんか橋下さんの陰に隠れて目立たない印象だけど、有権者はちゃんと見てるってことだよ。

メディアはなるべく数字を列挙して報道してくれよな。
それさえあれば数字や内容から、読者や視聴者は君たちの見解や意見より、正確な判断や分析をできるから。
ひょっとしてそれが嫌だからか?


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