GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

メディアはあいかわらず嘘つき

2020-09-24 04:55:36 | Talk is Cheap

シルバーウィーク。

コロナ禍の鬱憤を晴らすかのように行楽地はどこも大盛況。

閑古鳥の泣いてた土産物屋や飲食店は大忙しでうれしい悲鳴をあげてる。

 

ってのがメディアの報道。

なんなの?このやらせみたいな報道は。

政府の失敗しかかってるGoToキャンペーンをなんとか盛り上げようってのはわかる。

新型コロナで客足の遠のいた観光地を救済したいのもわかる。

でもさ、こんないかにもって提灯記事や報道ってね、どうかと思うのよ

 

そりゃ、一部の観光地は報道の通り大盛況だっただろう。

伝染しても伝染っても構わなくて、暇とお金を持て余した人がそれだけいたんだろう。

そうでなければ、ちょと安くなるとか還元されるくらいでわざわざ旅行には出かけないだろう。

人混みを狙って映しているの丸わかり。低いアングルで人ごみ狙って撮影してる。ほんま一部の切り取り。

そんなに人で溢れるわけないやろ。外国人観光客も修学旅行客もいないのに。

まだまだ新型コロナウイルスは消えたわけでもワクチン開発されたわけではないんだからな。普通の人はまだまだ用心してるよ。

 

ここ最近はGo Toの障害になるからか、有名人が新型コロナに感染してもさほど大きく報道されない。

爆笑問題・田中、ミルクボーイ・内海崇、アインシュタイン・稲田直樹、お笑いだけでなく、杉浦太陽などが感染したが、無症状だとか軽い症状だとアピールするような報道してる。

それどころか、大阪の感染者が日に100人台切ったら少ないぞって喜び、東京の感染者が1日100人台なら、まるでもうコロナは終息に向かってるかのような報道。

 

新型コロナの感染者数はついに8万人近くになってしまったけど、死亡数は異常に少ない。海外と比べても死亡率は異常に低い。これは事実だ。

高齢者が予防してるからか、毎年のインフルエンザで手洗いやうがいマスクに慣れてるからとか、かかりつけの町医者があるとか、健康保険があるとかいろいろ言われてるが、死亡数は少ない。

だから、若者は安全なんだ、健康な成人はかかってもすぐ治る、なんて誤解招いてないか。

人の隔離や予防は間違いで、どんどん感染して抗体を作る方が・・・なんて話も出てる。

知らないよ。まだまだ謎が解明されていないんだ。どんどん変異するかもしれないぞ。

もともと変異してできたウイルスだからな。だから「新型」コロナウイルスっていうんだからな。忘れないでくれ。

 

そこに来てこのシルバーウィークの報道。

バーベキュー会場でマスクも密も消毒もへったくれもなしの無神経ファミリーをインタビューして「やっぱりストレス溜まりますからねぇ」って、この家族に溜まってるストレスはなんのストレスだ。

混み合った観光地でインタビューを受けて、「やっぱり経済は回さないと」とかいってるカップル。多分社会貢献をしてるつもりなんだろうな。Go Toで割引されてなんのお得が地元に?

 

 

そりゃ、経済を回さなければ、この先やばいことはわかってる。

でもな、観光の経済ってたいしたことないのよ。

そら、沖縄とか京都は観光収入ってのがかなりウェイト占めるが、日本は観光大国ではないのでね。

慌てて呼び込んで4000万もの外国人誘致して、インバウンドと浮かれてて、波が去ったら閑古鳥の泣いてる販売業者とか民泊業者なんてどうなろうが知ったこっちゃないよ。

ちなみに訪日観光客の消費額は全体の2割しかなかったことが判明してる。あれだけ中国人が電気屋や薬局で爆買いとかしててもその程度。

泊まってるのは安いホテルや違法民泊、ビジネスホテル。

レストランでディナーどころかコンビニやファストフードなどで安い食事してたしな。ラーメンとかお好み焼きじゃぁ単価も低いよな。

観光客のふりして爆買いしてる転売業者はさておき、ほとんどの旅行客は安い買い物、安い食費しかしていないのだね。

 

以前からこのブログで「外国人ばかり当てにして、日本人をないがしろにしてるが、外国人が来なくなったらどうする、あとは閑古鳥だぞ」と懸念してたが、今はその通りの状態でしかないやん。

もう外国人相手に散々儲けたんだろう。ならもうええやん。あとは老舗とか街に昔からあるお店とかのために潔く消えたら。

そんな店や場所に日本人は行かないもん。

 

大阪に黒門市場という商店街がある。

日本橋(ミナミの端)に古くからある大阪を代表する商店街だ。

しかし、インバウンド景気ってのにつられてか、どこもかしこも訪日観光客相手に切り替えやがった。

結果、サービスは悪くなったわ、高くなったわ、愛想はなくなったわ、ないがしろにされるわ・・・。ひどいもんだった。

あれじゃぁ古くからの馴染み客や近隣飲食店の顧客は、だいぶ離れただろうな。

だって、下関のフグの身欠けとかが倍以上の値段で売られてるんだもの。いわゆる観光客価格ね。座って食べれるようにされてるのはいいけど、なんか汚いよ。そんなところで買いもんしたないな。

 

さぁこの黒門市場。シルバーウィークはどうだったでしょうか。

はい、見事なまでに閑古鳥です。

誰ももう行きません。安くても行きません。空いてても行きません。もう足が遠のいてしまったからね。

同じことは京都の錦商店街にも言えるんじゃないかな。

あんなところで買い物するのは観光客だけで、もう地元の客は誰もいないんじゃないかな。おばんざい買うのなら千本・三条商店街の方に行ってると思う。

 

老舗旅館や老舗料理屋は潰れない。

インバウンド景気の最中でも常連さん、顧客さんは大事にされてたしね。

春と秋は嵐山の定宿って人もいるだろう。

そんな常連の方々は、人の遠のいた静寂の京都を楽しんでただろう。

それは金沢でも広島でもそうじゃないかな。

富士山も登山禁止だから静岡や山梨もそうかな。各地の世界遺産もそうだろうな。ちょっとホッとしてるんじゃないかな。

 

シルバーウィーク中、やってきたあふれんばかりの客を逃してなるものかと入れた店は多かっただろうな。

普段は消毒だ、密を避けてディスタンスだってやってた店も、ついつい入れちゃっただろうな。空いてる席を稼働させないと、行列が解消できないからって理由でね。

消毒してから入れたいけど、ささっと拭いて「次の方〜」ってなるだろうな。換気ができてなくても「次お待ちの方〜」ってなるだろうな。

せっかくの客だもの。みすみす逃してなるものか。この時に一気に稼がなくてはってなるよね。

どうせお客も伝染リスクはわかって旅行してるんだろう。仕方ないよねって。

 

この混雑だ、この混み具合いだ、歩いててもディスタンス守ってくれと言っても無理だ。

混雑した土産物屋で、誰が触ったかわからない土産を触ってないか?

そんな人がワシャワシャいるところに、わざわざ今、行く人の気持ちが全然わからない。

 

Go Toキャンペーン。

やるのは良いけど、焦ってやるとろくなことないぞ。

って、これ書くのもう何回めだ。