この木なんの木 気になる木~
名前も知らない木ですから~
名前も知らない~ 木になるでしょぉ~
いえ、果実の名前は良く知られているんですけどね。木そのものを見る機会は少ないかもしれません。この木は…
ライチの木です。
昨日、深圳(シンセン)にライチ狩りに行ってきました。
中国語で聞き取れるのは「シャンガン(香港)」と「リーベンレン(日本人)」の2語だけ。数字すらわからんので、出国も入国も手取り足取りの「ライチ狩りツアー」なるものに参加しての深圳行き。深圳行きはいつもドキドキするけれど、今回はとってもらくちんです♪
バスにゆられて約1時間半。深圳市南山区西麗湖畔にあるライチ園に到着。この辺一帯はライチの産地として有名で、かの楊貴妃もこちらのライチを食べたのだとか。まだ輸送手段、梱包技術などが乏しい唐の時代、この地から都の長安までは、ライチを竹筒に詰めて口をロウで密閉して輸送した、とガイドさんが話してくれました。
「食べ放題ですよー!」の声に見送られて、ライチ畑へGOGOGO!
あぜ道のような小さな道を挟んで左右には、鈴なりとはこのことよ!状態のライチがいっぱい。果実の重みで枝がしなり切っています。
もぎたて果実は果汁たっぷり、果肉はプリプリ。
いただきます♪と言うのももどかしく、ええい!と口に投入。じわっと甘みが広がると同時に軽い弾力の心地いい歯ざわり。とっても美味~
…ん???
種まで到達したところで、あれ?と気づく。
これ、糯米滋(ノウマイジー)じゃない…。
果実が大きいのに、種がお米のように細い。そして甘みも天下一品。つまり食べごたえ満点の品種のライチが糯米滋なのです。5年前にライチ狩りに参加した際にその知識を伝授され、以来、ライチといえば糯米滋!と思いこんでしまっている私なのです。
「どこだ~。どこだ~。糯米滋の木は~」と、なんと36度にも達した炎天下の中、ライチ畑を彷徨います。すると、果実が鈴なりの木と、そうでない木があることに気が付きました。果実があまりない木は、もう既に取り尽くされたのでしょう、手の届かない高いところにしか果実が残っていません。
さらに。その残るわずかな果実をねらって、木に登る大人たち。おっさん、そんなガタイでそんな細い枝に登ったら折れるって!!!
そーなんですねー。みなさん当然、その美味しい糯米滋のことを知っていますから、他の品種は置いておいて、まずはそこから狙うんですね。で、もうライチシーズン終盤と言える今なので、主だったところはあらかた取り尽くされてしまい、どうしても糯米滋を食べたければ木登りをして収穫をするしかないと。
じゃ。登りましょ。
そばにいたおばあちゃんたちに、「あらあら、大丈夫?」みたいな言葉を背中にかけられながら(中国語なのでよくわからず…)、小学生のとき以来の木登りをしましたよー。糯米滋を食べるために! 街市に行けば、20ドルくらいでそれなりの量が買えるとわかってはいても、糯米滋の実がなる木が目の前にあったら、登るでしょう。登るしかないでしょう!
比較的背が低くて横に広がる木のため、昔取った杵柄をご披露するには到らなかったのですが、おばあちゃんたちの心配をよそに、3つの木に登りそれなりの収穫を得ましたよ~。
日陰に入って、ライチの木越しに遠くの山を眺めながら、皮を剥いて再びいただきます! おいしー!(←『喰いタン2』終わっちゃいましたね…)
やっぱりシャクシャクした果肉からにじみ出る甘さが、ほかの品種より強いです。美味なり美味なり
実は、香港人のお友達ふたりに「ライチ狩りに行くんだー!」と意気揚々と話したところ、揃って「ライチも熱気(いっへい)だから、食べ過ぎるな!」と注意を受けたのでした。
熱気とは、身体によけいな熱がこもること、またこもらせてしまう食べ物のことを言い、医食同源の考え方が根付いている香港では、諸悪の根元的な扱いをうけています。(でも、みんな食べてるけどね。)
私なんぞは、食べたいものを食べたいときに食べるという、本能のおもむくままに生きているので気にしたことがなく、例えば風邪気味のときに揚げ物なんかを食べようとしてしまい「それは熱気だっ!食べるな!」と結構な剣幕でお叱りを受け、コーヒーを淹れていたりすると「そ・れ・は、誰が飲むのかなぁ?」とすごまれたりするのです。私の身体を気遣ってくれてのことなのですが、コワイよおねえさま…。
なんでもライチは、ひとつ食べると3つの熱を身体にもたらすとか。ふつうの熱気の3倍の熱気ってことなんですね。ふえー。注意を受けていたにも関わらず、そんなものをワタクシ、21個も食べてしまいました~。あーあ。
ライチのシーズンは7月中旬まで。そのあとは龍眼(ロンガン)が美味しくなるのだそうです。ココのライチ園は龍眼狩りも行っているそうです。
ほら、その証拠に園のキャラクターもライチちゃんとロンガンくん(←勝手に命名)だもん。
ゆるキャラと呼ぶのもはばかられるゆるすぎるキャラ、やっぱり中国ねぇ。あか抜けなさがいいですねぇ。なんてつぶやきながら、これからランチだというのにライチで満腹になってしまったお腹をさすっていたのでした。
深圳ライチ狩りツアー 参加費用HKD500(約7500円)
(往復バス送迎、ガイド、ライチ園入場料、昼食、ライチ1㎏分のおみやげ込み)
主催:パンダトラベル
地道にがんばります。ポチどうぞよろしくお願いいたします。
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名前も知らない木ですから~
名前も知らない~ 木になるでしょぉ~
いえ、果実の名前は良く知られているんですけどね。木そのものを見る機会は少ないかもしれません。この木は…
ライチの木です。
昨日、深圳(シンセン)にライチ狩りに行ってきました。
中国語で聞き取れるのは「シャンガン(香港)」と「リーベンレン(日本人)」の2語だけ。数字すらわからんので、出国も入国も手取り足取りの「ライチ狩りツアー」なるものに参加しての深圳行き。深圳行きはいつもドキドキするけれど、今回はとってもらくちんです♪
バスにゆられて約1時間半。深圳市南山区西麗湖畔にあるライチ園に到着。この辺一帯はライチの産地として有名で、かの楊貴妃もこちらのライチを食べたのだとか。まだ輸送手段、梱包技術などが乏しい唐の時代、この地から都の長安までは、ライチを竹筒に詰めて口をロウで密閉して輸送した、とガイドさんが話してくれました。
「食べ放題ですよー!」の声に見送られて、ライチ畑へGOGOGO!
あぜ道のような小さな道を挟んで左右には、鈴なりとはこのことよ!状態のライチがいっぱい。果実の重みで枝がしなり切っています。
もぎたて果実は果汁たっぷり、果肉はプリプリ。
いただきます♪と言うのももどかしく、ええい!と口に投入。じわっと甘みが広がると同時に軽い弾力の心地いい歯ざわり。とっても美味~
…ん???
種まで到達したところで、あれ?と気づく。
これ、糯米滋(ノウマイジー)じゃない…。
果実が大きいのに、種がお米のように細い。そして甘みも天下一品。つまり食べごたえ満点の品種のライチが糯米滋なのです。5年前にライチ狩りに参加した際にその知識を伝授され、以来、ライチといえば糯米滋!と思いこんでしまっている私なのです。
「どこだ~。どこだ~。糯米滋の木は~」と、なんと36度にも達した炎天下の中、ライチ畑を彷徨います。すると、果実が鈴なりの木と、そうでない木があることに気が付きました。果実があまりない木は、もう既に取り尽くされたのでしょう、手の届かない高いところにしか果実が残っていません。
さらに。その残るわずかな果実をねらって、木に登る大人たち。おっさん、そんなガタイでそんな細い枝に登ったら折れるって!!!
そーなんですねー。みなさん当然、その美味しい糯米滋のことを知っていますから、他の品種は置いておいて、まずはそこから狙うんですね。で、もうライチシーズン終盤と言える今なので、主だったところはあらかた取り尽くされてしまい、どうしても糯米滋を食べたければ木登りをして収穫をするしかないと。
じゃ。登りましょ。
そばにいたおばあちゃんたちに、「あらあら、大丈夫?」みたいな言葉を背中にかけられながら(中国語なのでよくわからず…)、小学生のとき以来の木登りをしましたよー。糯米滋を食べるために! 街市に行けば、20ドルくらいでそれなりの量が買えるとわかってはいても、糯米滋の実がなる木が目の前にあったら、登るでしょう。登るしかないでしょう!
比較的背が低くて横に広がる木のため、昔取った杵柄をご披露するには到らなかったのですが、おばあちゃんたちの心配をよそに、3つの木に登りそれなりの収穫を得ましたよ~。
日陰に入って、ライチの木越しに遠くの山を眺めながら、皮を剥いて再びいただきます! おいしー!(←『喰いタン2』終わっちゃいましたね…)
やっぱりシャクシャクした果肉からにじみ出る甘さが、ほかの品種より強いです。美味なり美味なり
実は、香港人のお友達ふたりに「ライチ狩りに行くんだー!」と意気揚々と話したところ、揃って「ライチも熱気(いっへい)だから、食べ過ぎるな!」と注意を受けたのでした。
熱気とは、身体によけいな熱がこもること、またこもらせてしまう食べ物のことを言い、医食同源の考え方が根付いている香港では、諸悪の根元的な扱いをうけています。(でも、みんな食べてるけどね。)
私なんぞは、食べたいものを食べたいときに食べるという、本能のおもむくままに生きているので気にしたことがなく、例えば風邪気味のときに揚げ物なんかを食べようとしてしまい「それは熱気だっ!食べるな!」と結構な剣幕でお叱りを受け、コーヒーを淹れていたりすると「そ・れ・は、誰が飲むのかなぁ?」とすごまれたりするのです。私の身体を気遣ってくれてのことなのですが、コワイよおねえさま…。
なんでもライチは、ひとつ食べると3つの熱を身体にもたらすとか。ふつうの熱気の3倍の熱気ってことなんですね。ふえー。注意を受けていたにも関わらず、そんなものをワタクシ、21個も食べてしまいました~。あーあ。
ライチのシーズンは7月中旬まで。そのあとは龍眼(ロンガン)が美味しくなるのだそうです。ココのライチ園は龍眼狩りも行っているそうです。
ほら、その証拠に園のキャラクターもライチちゃんとロンガンくん(←勝手に命名)だもん。
ゆるキャラと呼ぶのもはばかられるゆるすぎるキャラ、やっぱり中国ねぇ。あか抜けなさがいいですねぇ。なんてつぶやきながら、これからランチだというのにライチで満腹になってしまったお腹をさすっていたのでした。
深圳ライチ狩りツアー 参加費用HKD500(約7500円)
(往復バス送迎、ガイド、ライチ園入場料、昼食、ライチ1㎏分のおみやげ込み)
主催:パンダトラベル
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いいな、いいなライチ狩り♪
そう言えば、広東人の友達兼広東語の先生に以前「ライチの食べすぎには注意だよ。」と言われたわ。
でも、「20個ぐらいは食べちゃうよ」
とも言っていたのを思い出しちゃった。
来週まで待っててよ~。ライチ~♪♪
おいしいものがたくさんで(笑
毎日が楽しそうで
ブログを読んでいる私も幸せになります。
もしかしたら夏に行くかもしれません。
子連れで真夏の香港!
チャレンジャーです。
また、遊びに来ます。
ライチ狩り、楽しそう・・・・・
シーズン終盤とは言え、たわわですね~。
糯米滋、寡聞にして知りませんでした(汗)
むむっ、果肉が果実が大きいのに、種がお米のように細い!?
それは食べてみたーいっ!
私も食べたいものを食べたい時に、更には食べたいだけ食べるという
制御不能人間なので、食べ過ぎ注意のライチでも
お構いなしに全力投球してしまいそうで危険…。
P.S 『傷城』行ってきました~。
スーツに眼鏡のトニー、やはり素敵でした☆
でもタケちゃんも捨てがたいっ!
7/4に記者会見があるので、仕事にカコ付けて潜入してきますっ。
いいないいなたべたいなぁ。。。
日本は凍ってますからね。生のライチがこんなに美味しいなんてびっくりでしたもん。
生暖かいライチですがね
広州空港にライチのお土産箱が売ってましたが、これを日本に持ち込めるのか??と疑問に思ったこともありましたよ。
えぇ、登るしかありませんとも!!!
ライチの木、初めて見ましたが、こんなにたわわに実るものなんですねー。まさに鈴なり!
恥ずかしながら、深圳がライチの産地ということも初めて知りました。
しかも楊貴妃が食べてたライチ!
いっぱい食べたら美人になっちゃう!?
どちらかと言うとロンガン食べに行ってみた~い!
ロンガンも熱気なのでしょうか??
ライチのおいしい時期って短いじゃないですか?
ちょうど 旅行とあたると むさぼり食べちゃいます^^;
いつかいつかライチ狩りしたいですぅ
でも木に登るなんて。。。素敵!!
むかし 修善寺でのみかん狩りで 急な段々畑を登ったことはあります!だって上の方が甘かったんですよー。もしや品種が違ったのかも?とこももさんの記事をみて初めて思いましたとさ。。
私も中国人の友達に止められました・・・でも関係なく食べましたけど!季節ものは美味しいですからねえ。でも、あるフード・ライターさんが、トロピカルフルーツ(マンゴーやドラゴンフルーツなど)はあまり体によくないとか言ってたような・・・(癌とかそんなの)
私は梨が好きなので、梨の季節が早く来て欲しいです!
あんなに木にどっさり成るんですね。
中華圏の国では本当に医食同源が自然に取り入れられてますね。
健康的でいいな。
デザートも健康的で食べてても罪悪感が無くていいですよね(笑)
告白してみたところ「ふん!」って鼻息であしらわれてしまいました。
やはり、熱気を気にする香港人には、あまりにも無謀といえる
行動のようです、ライチ狩りなんて…。
大丈夫!来週ならまだまだイケます! 一緒に街市に買い出しに
行きましょうっ