開心香港街市

ほいさむほんこんがいしぃ
~気づけば在住6年目。香港のおいしいもの、おもしろいこと、ときどき…。在ホンコン的趣味生活~

上海灘(SHANGHAI TAN)プロデュースの…

2007年06月21日 | 香港雑記
1930年代のモダンレトロな上海をイメージしたファッションやホームアイテムで、人気のあるブランド上海灘(SHANGHAI TAN/シャンハイタン)。欧米人のイメージするところの「チャイナ」なテイストたっぷりで、「日本人には着こなせないなぁ~」ってインパクトのあるものも多いけれど、そのなかにひょっこり、「コレなら着られる!」という薄味チャイナなお洋服があったりもするので、中環(セントラル)に行くとときどきショップをのぞいています。とはいえ、それなりに価格帯がお高めなので、そうそう買えるわけではないのですが…。

なーんと、なんと!
上海灘のHPにも、もちろんガイドブックにも載っていないけれど、その上海灘がプロデュースしたレストランへがあるんです! まぁ、びっくり!

…と言っても、私も初めて知ったのですが~。




竹をイメージしたという幾何学的なデザインの中国銀行ビルと、風水の関係でグランドフロアが吹き抜けになっている香港上海銀行(HSBC)ビル、にはさまれた茶色い石造りビル、これが旧中国銀行ビルです。

その13階にあるのがそのレストラン、中國會(チャイナクラブ)です。

残念ながら中國會とは、登録をし会費を払った会員だけが利用できるというクローズドなところなのです。そんな場に、クラブ会員といえばANAマイレージクラブとV6ファンクラブぐらいしか加入していな私がなぜ訪れることになったのか!!??


…それは、お友達がご招待してくれたからでっす。(最もなシンプルな理由である!)
いや、でも、ご招待をいただいた時はびっくりしちゃって前夜眠れなかったですよ。ドレスコードがあったらどうしよう…とか、思いきり小市民な心配が押し寄せちゃって(笑)


専用のエレベーターで一気にクラブフロアへと上がり、ポンという軽い音と同時にサーッとドアが開いた瞬間から、そこは上海~。
スタンドライトの紅くぼんやりとした光に黒光りする螺旋階段の手すり、大皿のような浅い器の中には、首のない不思議な人間のオブジェと真っ赤な金魚。壁にはチャイナ服姿の女性のポートレート。



すごい。見事なまでの上海的ロマンティシズム(って言っていいのかな?)。妖しく魅惑的な空間です。奥まったどこかの部屋に阿片吸ってる皇帝とかいそうだわー。(←私の上海知識って全てマンガが基準なんだなぁ)

「お席は14階になります」と、内階段をワンフロア分上がるように指示されて、ドキドキしながら部屋へ向かいます。そこかしこに陶器の人形やアンティークの壷が飾られ、磨りガラスがはめ込まれた重厚な木のドアを開けると、さらにその奥にもドア、あれ?左にもドア……まるで迷宮よ。



なんとかダイニングルームへとたどり着くと、そこはもう上海灘のショップそのままの世界。ライトは赤みを帯びた光を放ち、テーブルクロスも赤。お皿やカトラリーには星をモチーフにしたワンポイント。目の前全部が上海灘です。



メニューをさっと出された時に、思わず声にだしてしまいました。「これ欲しい!」 上海灘のショップバッグと同じくビルの外観をデザインし、さらに様々なメニュー名をサイドにデザインした、レトロ感満点のメニューです。なにからなにまで隙のないおしゃれさで、もう私クラクラです。



あまりにクラクラしすぎて、お食事のチョイスは任せきり。お昼のみ提供の点心は入れてね!なんて指図だけする困ったちゃん。しかも、おしゃべりに夢中になりすぎていただいたお料理の味、一切記憶になし。猫に小判。豚に真珠とはまさにこのことよ!

チャイナ服のスタッフがスマートにお給仕してくれたかと思うと、マネージャーらしき人は黒いスーツにびっちりなでつけオールバック。茶道師とよばれる人が口の長い急須で肩越しに茶器に湯を注ぐパフォーマンスまで見せてくれます。わー。わー。わー。

上海灘のブランドコンセプトと同じく、欧米人がイメージするところの「チャイナ」テイストを追求した空間ではありますが、映画やマンガで夢見がちにオールドチャイナを見ている部分もある私も、かなりのぼせてしまいました。
はぁー。なんとも、なんとも、なんっとも、おしゃれなところ!! 実に貴重な体験をさせていただきました。こんな私を招待してくださって感謝感激です。

最初で最後の中國會。お料理の味の記憶も写真もないものの、なぜか唯一、デザートのマンゴープリンだけはカメラに納めていたのでした。なんでだろ? 撮ったことすら記憶にないところに、私の舞い上がりっぷりが現れているわけで…。







だいぶ落っこちてしまいました~。あははは(泣) 励ましのポチどうぞよろしくお願いいたします。
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19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひえ~~~(@_@;) (sakura)
2007-06-21 23:50:45
羨ましい限りです~
そんなお知り合いがいらっしゃるなんてリッチな方なんですよね?

こんなとこじゃもちドレスコード有りですよね?
写真拝ませていただきました

メニューじっくり見たいです
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Unknown (niko)
2007-06-22 00:30:09
はじめまして。
こんばんは!けんこうさん経由でお邪魔させて頂きました。
さすがは“上海灘”プロデュースですねーーー。うっとりです。首のない不思議な人間のオブジェと真っ赤な金魚…ほんとに魅惑的です。
台湾ばかり通っている私なのですが
いよいよ香港の空気吸いたくなりました(笑)

今後ともよろしくお願いいたします。
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羨ましすぎる~!!! (ビンゴ)
2007-06-22 09:46:00
こももさん、ラッキー!!!
これが、本とテレビでしか拝見したことのない中國會なのねぇ・・・
アラン・チャンの紹介の番組だった雑誌だったか覚えてないけど、重厚な中に上海灘テイスト・・・強烈な印象だったわ! 
デザートはしっかり撮っていたのね!?
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羨ましすぎる~!!! (ビンゴ)
2007-06-22 09:50:04
わぁ~、こももさん凄い!
あの場所に足を踏み入れられたとは!!
そりゃ舞い上がりますわねぇ。
でもデザートはしっかり激写とはこももさんらしい~(笑)
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ゲッ!!! (ビンゴ)
2007-06-22 09:52:52
お恥ずかしい・・・
コメント送信できなかったので、又書いちゃったら前のも残ってたよ~
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Unknown ()
2007-06-22 11:30:17
エッグロールに続けてお邪魔致します~。

私もオールドチャイナのテイストが大好きで、
漏れなく上海灘も大好きですっ!
それにしても中國會、素敵過ぎますぅ。
心奪われる空間ですね~。
微に入り細に渡った演出もさすがっ!!

> 欧米人がイメージする…
まさに私のアメリカ人の友人も上海灘好きで、
近々お店をオープンする予定なのですが、
オールドチャイナで行きたい!と言ってました。


はぁ、益々香港に飛んで行きたくなってしまいました~。
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上海 (けんこう)
2007-06-22 15:57:20
ステキですねぇ。うっとり。
上海的ロマンティシズム、ドラマとマンガから(のみ)得たワタシのイメージ、そのものです~。美しくもあやしい上海上流階級のサロン。あぁ、あやしい、あやしすぎるわっ!(一番怪しいのはワタシか?)
ワタシも何かの会員としてそんなクリーズな空間に足を踏み入れたいです。今のところ会員なのは、中華航空と紀伊国屋だけですが・・・
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Unknown (りんりん)
2007-06-22 22:31:40
中國會に足を踏み入れたんですね~
羨ましいです。
友達の旦那さん(香港人)が中國會の会員だったので連れて行ってもらえる機会は何度かあったのですが予定が合わず行っていない、そして去年2人は離婚してしまいました...私はもう中國會に行く機会はないでしょう。
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sakuraさんへ♪ (こもも)
2007-06-23 01:26:22
うん…。きっとリッチなんだと思います。でも、普段はそんな様子を
全然見せなくて、気さくな人なんですよ。
昼間の席だったこともあって、この日はドレスコードナシでした。
集った5人中4人がジーンズでしたよー!
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nikoさんへ♪ (こもも)
2007-06-23 01:35:08
はじめまして! コメントありがとうございます!
誰もが行けるわけではないところを紹介するのはどうかなぁ?と
悩みながらも、上海灘ファンの虫がむずむずして載せてしまい
ました。なので、上海灘を分かる方にそういっていただけると
とってもうれしいです♪
こんなささやかなブログですが、お時間があったらまたぜひ
いらしてくださいね 
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします!!
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