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開心香港街市

ほいさむほんこんがいしぃ
~気づけば在住6年目。香港のおいしいもの、おもしろいこと、ときどき…。在ホンコン的趣味生活~

香港流 婚礼引き菓子

2007年03月15日 | 香港食記
ない!ない!どこにもなーい!
給料を現金でもらっていたころ(←いまどきどんな会社やねん!)の残金をココに入れていたはずなのにないっ!

と、貴重品入れの引き出しをひっくり返していたら、ひらり~と落ちてきた赤い封筒。

あ。餅券だ。

「餅券」といっても、町内会餅つき大会でつきたてのお餅をもらうために配布される券ではありません。(そんなの配布されていたの、私の地元だけ?)

         

結婚式の招待状に同封される、先渡しの引き菓子引換券って感じでしょうか。「嫁女餅」と言って、お嫁さんのお祝いのお菓子として配られるものなので、新婦側からの招待状のみに同封されるのだそうですよ。
香港の結婚式は、引き出物を渡すなんて習慣はないのです。さらに、披露宴自体がなんとな~く始まりダラダラ~と終わることもあり、物のやりとりなんぞしているタイミングがないってことで、出欠もはっきりわからない“招待”の段階で、引き替え期限なしのお菓子引き替え券を気前よく渡してしまうのだそうです。いただいちゃったら、たとえお式に出席できなくてもご祝儀は渡さなくちゃね、って気持ちになるから、ある意味「戦略」ともいえるかも~。

この「餅券」どなたにいただいたものだっけ?
えー。すっかりそんな記憶もなくなっておりますが、再びしまい込んで存在を忘れてしまう前に、交換に行かなくちゃ。

餅券の発券元は、美心西餅(Maxim Cake)。
飲茶でおなじみの美心大酒楼や、ファストフードの美心MX、ベトナム料理のrice paper、タイ料理のSinmply Thai、さらには香港のスターバックスの経営もしている、香港一大食品グループのケーキショップです。

「はい。そっから12個選んで!」
と、ロール系のシンプルケーキが並んだショーケースを指さしながら店のおばちゃんが言いました。いや、いくらシンプルなものとはいえ12個も食べられませんって。「そんなにいらないから、こっちと代えて」と、ショートケーキ系を指すと「そっちからなら4ピースね。物によって少しお金を足してね」と。そんなわけで、餅券に、4セント(たった4セント!)プラスして引き替えてきたケーキはこちらです。

         

私はブルーベリーチーズケーキをいただきましたが、が、が。

やっぱまずい。
わかっちゃいたけど、おいしくないです。軟弱なのに固さもあるスポンジにざらついたクリーム、ねちゃつくブルーベリーソースとあっては、いくら甘い物大好きな私もキツイです。3分の1でギブアップ。ごめんね。この餅券をくれたお嫁さん…。


まぁ、そんな習慣があるというお話で、美心のケーキがどうのという訳ではありませんので、あしからず。正直、香港の大手ケーキチェーンのお味はどこも似たり寄ったりですから。

早いとこ行方不明の残金を探して、自腹でおいしいケーキを食べに行きたいわー。どこへしまっちゃったんだろう? 狭い部屋でしまうところなんて限られて居るはずなのにねぇ…。

大王な鍋貼餃子とは

2007年03月09日 | 香港食記
いちご狩りの帰り、どこかで遅めのお昼ご飯を食べようという話になり、駅まで戻らずに途中でバスを降りました。
特にアテがあったわけではないので、「さて、どうしよう~」とキョロキョロの「キョ」ぐらいしたところで即決定!!



道を挟んだ向こう側に大にぎわいの店発見! その名も「鍋貼大王」ですよ!

 

店内は満席。店頭で焼いている鍋貼は見るからにおいしそうで、持ち帰り用の焼き上がりを待つ人で店頭にも列ができています。
一見して人気店とわかるところを、スルーなんてできるわけないでしょー!


タイミングがよかったようで、ほとんど待たずして店の奥に席を確保。早速テーブルに備え付けてあるオーダー用紙に記入!記入!



大王って言うからには食べなくちゃならない鍋貼。皮が厚めで、もちっとしています。形こそ餃子ですけれど、皮の薄めな肉まんを食べているような感じです。中のお肉もジューシーで甘みがあります。こりゃうまい。さすが大王さま!

 歯形付きで失礼!






上海系のお店だったので、ちゃんとありましたよー、姿飯。作ってからちょっと時間が経ってしまったのか、少々もち米が固かったですけれど、中の油炸鬼(油條)は油臭さがなくてサク感がちゃんと残っていました。




こちらは大王さまの釜茹でバージョン。水餃子です。焼いたときより皮のモチモチ度がアップして、食感がとってもいいです。にら入りですけど、匂いは気になりません。

この他、上海湯麺、茹で野菜、揚げ饅頭を食べたあと、やっぱり大王さまをもうちょっと食べたいと、さらに6個を追加オーダー。相席になった香港人ファミリーに「え?まだ食べるの?」という目で思いきり見られてしまいました。まぁ、いつものことなので、「どーもー」と笑顔でご挨拶

それだけ食べても合計68ドル(約1020円)でした。
さすが、価格も大王さま! にぎわう訳を味と価格で納得です! 


生煎鮮肉鍋貼(3個) HKD6(約90円)/姿飯 HKD8(約120円)/
浄韮菜水餃 HKD15(約225円)/上海湯麺 HKD9(約135円)/
油菜 HKD6(約90円)/炸小饅頭(3個) HKD6(約90円)

君滬鍋貼大王 大埔廣福道80號B 6:30am~0:00am

發記の中華スイーツ

2007年03月05日 | 香港食記
行くたびに写真を撮るのだけれど、どうしてもうまく撮れない…。なぜだ!なぜだっ!? なんか変な霊でも住みついていて、写真撮影の邪魔でもしてるんだろうか…。

…なーんて、大げさに言ってみましたが、理由は簡単。単に店内の照明が弱いからなんです。スイーツの店で照明を落とす理由がよくわからないのだけれど、壁やテーブルなど全体に黒っぽいインテリアだし、それにあわせた雰囲気を重視したってことなんでしょうね。

3回ボツにした發記のスイーツネタですが、こももの顔も3度まで。(←使い方が違います!)
ええーい。ピンがあってなかろーが写真暗かろーが、4回目の今回は使っちゃうよっ。



發記は、新界(ニューテリトリー)いうエリアの深井村というところにあるスイーツ専門店です。香港に来たばかりのころ、深井名物のローストグースを食べに行ったことがありますが、狭い香港とはいえ「遠い…」って思っちゃったところでした。
都市部に支店ができ、そこまで行かずして發記の味が楽しめるというのはありがたいのかそうでないのか。ま、細かいことは置いておいて。

今日は、3人で3種のスイーツを楽しみました。
發記といえば!の楊枝甘露。それとといちご&黒珍珠、マンゴー&バナナパンケーキを分け合っていただきました。

          

楊枝甘露はサラサラ系。マンゴーピューレが薄めですが、その分ドーン!とマンゴーのスライスがのっています。通常、楊枝甘露はマンゴーの角切りが混ざっているのですが、發記ではマンゴー特別扱い!マンゴー別格! マンゴーの果実の約半分を使っているそうです。食べ応えがあります!



いちご&黒珍珠は「士多啤梨黒珍珠」といいます。黒珍珠というと、タピオカミルクティに入っている大きな黒いタピオカを思い浮かべますが、こちらのものは、普通の半透明の小さなタピオカに黒い芯がポチッと入ったものです。シャキシャキした食感がとっても不思議でくせになります。コンデンスミルクとエバミルクをミックスしたような甘くて濃いミルクでいただきます。いちごの酸味がその甘さとよくあいます! 甘くてシャキシャキ。不思議でおいしい



パンケーキとは、ホットケーキのことではなくてクレープのような形状をしたスイーツです。メニューを勘違いして、バナナとマンゴーが一緒に包まれているとはめずらしい!とオーダーしてみたら、あららら。マンゴーパンケーキが2つ、バナナパンケーキがひとつ、同じお皿にのってきました。そういうことだったのね~。

他店に比べるとサイズはちょっと小振り。でもクレープの皮がしっかりしていて、そのしっかりさ加減がいい感じです。クリームも甘さが控えめで、マンゴーの甘さを引き立てています。マンゴーが、楊枝甘露のものより熟が進んだものを使っているようで、ねっとりとしたやわらかさがありました。
バナナの方は、反対にやや若めのものを使用しているようで、付いてきたプラスチックのナイフで切りわけるのにちょっと格闘してしまう固さがありました。柔らかすぎるバナナはちょっと苦手なので、しっかりとしてちょっと酸っぱい方が私は好きです。


ちょっと写真を明るく加工してみましたが、どうでしょう?
実物は、フルーツの色も鮮やかで、見るからにおいしそうなんですよ~。
そして最近、照明が暗いところでは、セルフタイマーを使えば手ブレが少ない、ということを学びました。次回から早速その技を使ってみたいと思います!


楊枝甘露 HKD25(約375円)/士多啤梨黒珍珠 HKD28(420円)
芒果香蕉班戟 HKD23(約245円)

發記甜品  銅鑼灣謝斐道532號 ℡2838-30666
12:30pm~2:00am
旺角(モンコック)の鼓油街の女人街入り口にも支店があります。

これがナシゴレンとは~~

2007年02月13日 | 香港食記
久しぶりに「なめんなよー!!」と叫びたいランチを食べてしまいました。

ちょっと出遅れてしまった昼休み。インドネシアかベトナム。エスニック系に狙いを定め、空いているほうに行こうと出かけました。最初に店の前を通ったインドネシア空席ありです~。

           


カレーやサテなどのメニューのほか、ナシゴレン(インドネシア風チャーハン)やミーゴレン(インドネシア風やきそば)などの炒め系もランチメニューにありました。

ちょっとスパイシーなナシゴレンが大好きなので、「ナシゴレン!、スープはテールスープで!」と迷わず注文しました。
頭の中に描かれるのは、ちょっと辛いかなぁ~なんて鼻をむずむずさせながら、添えられた目玉焼きと一緒にスパイシーライスを食べる図でいっぱいです。

待つ、待つ、ひたすら待つ。
大して混んでいないのに、20分も待たされました。そして登場したナシゴレンを見て絶句…。

           

サテがついていないのはランチだから仕方ないとはいえ、目玉焼きが乗ってないなんて…。
この乾燥したピラピラの錦糸玉子みたいなものが、目玉焼きの代わりってこと!?
………てか、これ。

楊州炒飯じゃん!! 中華じゃん!!


いや、味はいいかもしれない。
と、気を取り直してスプーンを握り、ひとくち口にいれてみました。

楊州炒飯ですっ!! 中華ですっ!!

スパイシーのかけらもないいいいいっっっっ!!!
具は、小エビが5つ、チキンが数個、ねぎ少々。

……楊州炒飯、取り消し! 楊州炒飯に失礼だわ。
なんだろう、このショボイ炒め物は。なんちゃってインドネシア料理にしてもひどすぎる。


ランチセットにはボルシチ風のスープ、もしくはテールスープ(Sop Buntut)がつくのですが、このテールスープがすごい。



なんと、ボルシチベースの中にテールをぶちこんだだけ。それだけ。
店によってベースが違うのはわかるのですが、せめて野菜のカケラでも浮かべてみない? メニューにしっかりと「Sop Buntut」って書いているんだから、もっとお国のテイストを大事にしようよ!

お腹が空いていたし、時間もないしで食べてしまいましたが、この2品、大量の化学調味料を使って味付けしていたようです。やたらとノドが乾いてしかたなかったですから。

ディナータイムはそこそこの味だったのだけれど、こんな風にランチをなめている店は許せません。

し・か・も。
メニューのどこにも書いていないのに、サービスチャージ10%取りやがった。さんざん待たせただけで、なーんのサービスもしていないのに! きー! 
10%払いたくないってキッパリ言えばよかった。後悔先に立たず。店を選んだときから後悔先に立たず…。


ナシゴレン(とは否なるもの)ランチセット HKD38(約570円)+サービス料10%

印尼餐廰 銅鑼湾駱克道514號 ℡2831-0101
  

唯一の麺屋で酸辣湯麺

2007年02月09日 | 香港食記
店名がすごいです。その名も「唯一麺屋」。唯一の麺屋さんですよ~!

とはいえ、店構えはとっても庶民的。移転してこぎれいになりましたが、道を挟んで反対側にあった旧店舗時代は、何年もの間、調理油の成分が空中をたゆたったのねぇってくらい、あっちもこっちも油じみだらけで、なかなか足を踏み入れるのに根性がいる店でした。でも、そこで出てくる麺がおいしいんだから、文句はありませーん。



お昼休みの時間帯は超混み合う人気店。妙にガタイのいいオジサマにはさまれて、大好きな酸辣湯麺を食べてきました。すっぱからい中華スープ、酸辣湯に麺が入ったもので、この店の人気メニューのひとつです。「おいしい酸辣湯麺を食べられる店はどこ?」と香港人の友人にたずねたところ、教えてくれた店なのでした。

          

たっぷりのスープで麺が見えません。とろみのついたスープには、たけのこ、キクラゲ、豆腐、豚の内臓数種、ネギなどの具が、これまたたっぷりと入っています。
スープの酸味がしっかりしているところが私好みなんです。変に甘みが加えてある酸辛湯もときどき見かけますが、ここはそんな細工はナシの素直な酸味です。そこへしっかりとした唐辛子の辛さが加わって、おいしいー ほんのわずかながら感じる柑橘系の味は陳皮を使っているのでしょうか。

とろみがあるのでなかなか冷めないスープをフーフーしまくりながらいただいて、さて麺とご対面~。

          

細め色白の上海系の麺です。コシはあまりありませんが、そのクッタリ感が酸辣湯とよく合います。うんうん。これだよ。おいしいよー。スープもたっぷりなら麺もたっぷり。大盛りとまでは行きませんが、中盛りくらいで食べごたえがあります。

たっぷりの麺を食べ、量もたっぷりの具もたっぷりのスープを食べ、熱い、辛いでおでこにじんわりと汗が…。
んー。この体の中からの心地良い発汗。これって健全なスポーツのノリじゃない? ごちそうさまでした!


酸辣湯麺 HKD21(約365円)

唯一麺屋 尖沙咀厚福街10號 ℡2311-1498
7:00am~10:00pm

日曜日限定 ココナッツミルクのおしるこ

2007年02月05日 | 香港食記
食欲不振の時にお世話になった大良八記は、おしるこ類の有名店です。ゴマのおしるこ、くるみのおしるこなどの定番も濃厚でおいしいのですが、私のお気に入りは日曜日にしか販売されない「ココナッツミルクのおしるこ」です。

          

左側がココナッツミルクのおしるこ。右は牛乳プリン。上は楊枝甘露です。

ココナッツミルクから作るのか、ココナッツを絞るところから作るのか、といった製造過程はわからないのですが、サラサラのココナッツミルクがトロリとしたおしるこの粘度を持たせるのには、相当の手間ひまがかかるでしょうね。小豆のおしるこしか作ったことはないのですけれど、焦げないように、吹きこぼれないように火加減して、付きっきりでかき回すの大変だもん。実際、作るのに手間がかかるということで日曜日限定の販売だそうですから。それなのに、他のおしるこ類と同じ価格で販売してくれるとは、ありがたやありがたや。



ココナッツミルクは匂いが苦手という人も多いようですが、生臭いようなあの独特の匂いがないんです。濃度が増せば匂いも強くなりそうですが、どうやっているんでしょうね? 甘さも程良く一口たべると温かさとほんわかした甘みが広がって、癒されます。

なんでもココナッツミルクは、高エネルギーで消化がいいので、体力がなくて疲れやすい人に最適な食材なのだとか。病気の回復やリラックス効果も高いというから、高熱出したばかりの私にはうってつけですねー!
でも、おしるこってかなり大量の砂糖を使用して作るものだから、ココナッツミルク+砂糖の熱量は一体いかほどなのか……ああ。ダメダメ!そんなこと考えちゃ!


味見させてもらった2つのスイーツは…。
牛乳プリンは某うしさんマークの専門店のものに比べるとかなりしっかりとしています。フルフルでなめらかではありますが、サラッと流し込むというより「食べる」という感じです。
楊枝甘露は反対にサラサラ。タピオカの量が少な目で、マンゴーもあっさり。食後のデザートにはちょうど良い、って感じでしょうか。


首創椰子糊 HKD15(約225円)/大良燉鮮奶  HKD15(約225)
楊枝甘露 HKD15(約225円)

大良八記 銅鑼湾堅拿道西10號 ℡2833-0047
1:00pm~10:00pm

朝っぱらから祝い膳

2007年02月01日 | 香港食記
地味ぃ~にひとりでこの地からV6を応援していた頃からは想像もできない盛り上がりで迎えた新曲発売日。
発売日の昨日、1月31日のオリコンデイリーチャートでは無事1位を獲得したようですね。おめでとー!わーい!

残念ながら香港でCDを買ったところでチャートに協力はできないのだけれど、アマゾンの発送を待ってもいられない、かわいいファン4人で旺角(モンコック)へ新曲『Honey Beat』のCDを買いにいってきました。

オタクビルとして知られる信和中心はお昼すぎにやっとちらほらと店が開くくらいの遅めのスタートなので、ではではその前に『喰いタン2』も決まったことだし、通称喰いタンホテル、正式名称ランガムプレイスホテルで新曲発売のお祝いブランチでもしましょうか~と、朝っぱらからゴージャスな食事に行って参りました。

          

モーニングビュッフェ目当てだったのに、なんと10時15分で終了ということで(←早すぎるよ~)、アラカルトメニューからのオーダーとなりました。
こちらは、ポーチドエッグの乗ったイングリッシュマフィンです。朝食抜きで、ビュッフェモードだった私たちはオーダー時に「これじゃ足りないかも」なんて言っておりましたが、目の前に登場したものを見てびっくり! すごいボリューム!

トーストしたマフィンの上にポーチドエッグをのせ、焼いたベーコン、チーズをのせて焼いてあります。しかも!! マフィンに溶かしバターがしみこませてあるんです! あるいは大量のバターでフライパン焼きしたのかな? 
焼けたチーズの香ばしい香りにおいしそー!!と声をあげつつ、同時に発した言葉が「でも、カロリー超高そうだよねぇ」。

ナイフを入れるとポーチドエッグからトロトロの黄身がすぅ~っと流れ出します。きゃー それをマフィンにからめつつ、ベーコンとチーズもくっつけて一緒にGO! もりたごぉ!

うん。おいしい。軽く塩をふった程度で特に味付けはしていないようです。ベーコンのカリカリが良いアクセントです。
でも濃い! チーズにバターにベーコンだもん。それだけで充分な味。濃いっ! そして重いっ!

普段、外ご飯も油っぽさの少ない麺類が好きだし、自分で作るご飯はほぼ和食だし、それほど乳製品を大量摂取する機会はないのだけれど(←あれ?ケーキはどーなんだ??)、ココまでてんこ盛りだとヘビーです~。

このアタクシとしたことが、最後の一切れを残してギブアップ。足りないどころか、満腹。…というか、重い。ちょっともたれてます…。

コーヒーをいただきつつ、ジャニ話に花を咲かせて、12時ちょうどに信和中心へ。
無事、初回限定版を手に入れることができました。うれしいなぁ。どんなものでも、彼らの新作を手に入れたときのワクワク感はたまらない~!

今日摂取したカロリーを消費するには、『Honey Beat』を振り付きで何回歌えばいいのかなぁ? 
サビの振り付けはバッチリ覚えたので、これからCDプレーヤーの前でひとりカラオケダンス付きを始めたいと思います。ジタバタと…。


イングリッシュマフィン+ポーチドエッグ HKD70(約1050円)
コーヒー(Free Refill) HKD40(約600円)

The Place 香港九龍旺角上海街555號 ℡3552-3200
モーニングビュフェは 7:00am~10:15am だそうです。

アンティーク Cake&Tea Set

2007年01月29日 | 香港食記
エッグタルトの名店、泰昌餅店の跡地にできた洒落たケーキ店「ANTIQUE」。以前、ホールケーキを買いにいったとき店内奥にティールームがあることを発見したのでした。

いつかお茶したいなぁとチャンスをうかがっていたところ、その時「そそられる~」とのコメントをくださったビンゴさんが香港へいらっしゃるとのこと。それならば一緒に行くしかない!
おっさんの園で雑多で肩寄せ合うような密着型飲茶を楽しんだあと、雰囲気真逆のエレガントな店へGO!

           



もとがローカル色満載のエッグタルト屋さんとは思えないほど、おしゃれに改装された店内は、ケーキショーケース、チョコレートショーケースの奥に、4テーブル、12人が座れるスペースが作られています。激変の改装にはちょっとムリがあったのでしょうか、天井にちょっとシミが浮いちゃっているところは…見なかったことにします…。

ケーキ&お茶のセット、チョコレート&お茶のセット、パウンドケーキやスコーンなどとお茶のライトケーキセットなど、さまざまなセットメニューがありました。しかも、コーヒー紅茶のお茶類も、ざっと30種類くらいあるでしょうか。じつにバリエーションに富んだラインナップが用意されています。

私たちが選んだのは、やっぱり王道のケーキセット。ショーケースをのぞき込みながら、それぞれクランベリーチーズケーキとブルーベリーチーズケーキを選びました。

           

写真が黄色っぽくなってしまっていて、ケーキの色がよくわからないですね…。すみません。
手前がクランベリーチーズケーキです。小さな赤いクランベリーがたくさんのっています。わずかに感じる酸味とプチッとした食感が、なめらかでしっかりと「チーズ」を主張するクリームチーズとよく合います。ジャムっぽい甘さを想像していたので、あっさり目の味が意外な感じでとてもよかったです。

半分こして、ビンゴさんのブルーベリーチーズケーキもいただきました。トッピングだけでなく、クリームチーズにブルーベリーの果実も練り混まれていて、これはおいしい。クリームチーズ部分も合わせる素材によって作り方を変えているようです。こちらにはヨーグルトが入っているのかな? クランベリーチーズケーキよりさっぱりとした後味です。


分厚いカスタードが魅力的なミルフィーユ、コーティングがつやつやしているチョコレートケーキなどの定番ものから、名前も読めない創作ケーキまで。ショーケースの中には誘惑がいっぱい! 
そして、ケーキを楽しむにはお茶はシンプルにしたい。でも、ヘーゼルナッツコーヒーやバニラコーヒーなどバリエーション豊かなお茶たちも試してみたいしー。

あー。どうしよう。そういう悩みはつきることはありませんねぇ。ビンゴさん、次は何を食べましょうかねぇ?


Cake&Tea Set HKD68(約1020円)

ANTIQUE 香港中環擺花街32號地下 ℡2542-2816
11:00am~8:30pm 

香港風かま飯 保仔飯

2007年01月27日 | 香港食記
このブログタイトル『開心香港街市』の「街市」とは、香港の街のあちらこちらにある市場を意味します。昔は道ばたにゴチャゴチャと開かれていたという市を、衛生面の対策のために統括して、現在はビルの中に小店舗がたくさん集うスタイルとなっています。昔の名残で、その街市の回りに露天マーケットもたくさん残ってもいるんですけどね。

           

           

その街市は、肉類&家禽類&魚でワンフロア、野菜&果物類でワンフロアといった感じで、取扱い素材別に階が別れているところが多いようです。そして、その建物の上部には、たいてい「熟食中心」と呼ばれるフードコートがあるんです。

熟食中心もまた小さな店舗が寄り添うように営業していて、ごっちゃごちゃ。その中から食べたいものを見つけたら、その店のそばの席を陣取り、大きな声で注文します。ちょっと根性がいりますが、市場の上にある店だから素材は新鮮だし(たぶん)、なんてったって安いんです。

今回は、香港在住10年を過ぎたというのに、冬の風物詩「保仔飯(ぼうぢゃいふぁん)」を食べたことがないと言う友人のために、北角のフェリー乗り場近くの渣華道街市へ行って来ました。
上環や跑馬地の街市熟食中心だと、女性の姿もけっこう見かけるのですが、渣華道街市は場所柄からから、おっさん度高し!いえーい!
おっさんの間をすり抜けて、熟食中心を横断。保仔飯をやっている泉記へとやってきました。



                           

保仔飯とは、小さな土鍋で注文に応じた具を入れてひとつひとつ直火で炊きあげる、香港版釜飯といった感じのものです。冬になると、店の店頭に専用ガスコンロを設置して、「保仔飯あるよー!」と主張する店が多く見られるようになります。



さて、私が今日頼んだのは「北茹滑鶏保仔飯」。しいたけと鶏肉の入ったオーソドックスなものです。骨ごと切った鶏肉がつるりとしておいしいんです!
ダシにお米を投入して、タイミングを見計らって具を投入。あとは炊きあがるまでひたすら待つばかりです。調理法はいたって簡単♪

           

もれなく付いてくるスープをいただきながら待つこと10分。「小心ぁー!」とやけどへの注意を促されて、目の前に釜が登場しました! おこげができてるんでしょう。ふわーっと香ばしいいい匂いがします~。

フタを取ってみましょう~。ぱかっ!

           

青梗菜の緑がいい感じだわ~。

           

こちらは友人の頼んだ「咸旦肉餅保仔飯」。塩付けの卵の入ったミンチ肉が乗っています。

別添えの甘しょっぱいたれを回しかけて、いただきます!
ホカホカでおいしー! でも、超熱いー! 口に入れたあと、しばし無口になりながら熱さと戦わねばなりませんが、そこが保仔飯のおいしいところ。やけどをしない程度に熱さも楽しみましょ!

うまい具合に火の通った鶏肉は、骨を取るのも簡単。レンゲと箸でチョイチョイと割きながら、身だけを食べます。つるりとしてプリプリの鶏肉と肉厚で歯ごたえのあるしいたけは、濃いめのたれの味によくあっておいしいなぁ~。
土鍋で炊くご飯は、何の味付けもしてなくてもおいしいでしょー。そこへダシだの具だのが入っていたら、おいしくない訳がない! ふっくらとしたごはんも、ごはんとしてのうまみがちゃんとでているし、炊きあがり具合もちょうどいいしで、食が進むったら!

底のおこげもレンゲではがしてバリバリと食べ、ふつうのご飯茶碗3杯分はゆうにあると思われるご飯をしっかり全部いただいてしまいました。ぷうー。満腹。満腹。

冬だけの食べ物なので、この味が楽しめるのも今年もあと2カ月程度。時間に余裕のある昼休みに、ちょっくら保仔飯行脚でもしてみようかなー。


北茹滑鶏保仔飯、咸旦肉餅保仔飯ともにスープ付き HKD20(約300円)

泉記 北角渣華道99號渣華道市政大廈渣華道街市熟食中心
℡2564-0049

※保仔飯の「保」は、正式には「保」の下に「火」を書きます。

竹筒に入れなくてもいい竹筒ご飯

2007年01月23日 | 香港食記
竹を器にしてご飯を蒸すと、竹の香りがうつって何とも良い香りのご飯が炊きあがります。マンゴープリンを初めとした中華スイーツの名店、満屋の竹筒ご飯は、立ち上る湯気にフワーッと優しい竹の香りがあいまって、目の前に登場したときからシアワセな気分になります。

ひょっこり入ったお店のランチメニューに、その「竹筒」の文字発見! おお、こんなところにも!と竹の香りを思い出しつつ、オーダーしてみました。

          

おや。想像とちがう…。

横に割ったのではなく、節で切って器にしてるんですね。具は上に載せているわけではなく、お米と一緒に炊き込んじゃったと…。

フワーッと香ってくるのは竹の香りではなく、干しエビの香り。あれー? 竹は?
取り合えずご飯をひと口いただきます。ぱらりと炊きあがったごはんの中に、小さく切ったタコが入っていて、そのプリプリした食感がいい感じです。そして、しっかり香りを放つだけあって、干しエビがたっぷり入っています。もちろんだしもその干しエビで取ったのでしょう。ご飯も上品な味で飽きません。

でもでもでもー。
竹を見てガッカリ。汚れが付かないよう内側が防水加工されていたのです…。これじゃぁ、香りがご飯につくわけがない…。
炊き込みご飯を竹筒に盛っただけで、「竹筒ご飯」と名乗るってどーなの? 私的にはちょっと納得いかないんだけどー。だって、他のご飯より竹筒入りのものは3ドル高いのよ。べつに香りをつける必要がないのなら、普通のどんぶりに盛ってくれてかまわないのに。

期待しちゃっただけに、ちょっと残念。中のご飯はおいしいのだから、加工竹筒なんぞでカッコつけず、普通に勝負すればいいのに。



食後の奶茶を飲みつつ、そんなことをぼんやり思っていたら、斜め前のおねーさんが、荷葉糯米飯を食べ始めました。ほお葉に具入りのご飯を包んで蒸したものです。
……あれ? その中身のご飯、さっき竹筒の中に入って私の目の前にあったものと同じでは…??


竹筒鱆魚肉粒飯ランチセット(スープ、野菜、飲み物orデザート付き) HKD35(約525円)

小甜甜 湾仔駱克道405-419號 ℡2836-6971 12:00pm~5:00am
ランチタイムは12:00pm~6:00pm