八島太郎・光 文と絵、マコ岩松 訳、創星社 . . . 本文を読む
ヒジュラ――西暦622年7月16日、ムハンマドがメッカ市民の迫害を逃れてメディナへ移住したこと。
と、高校生のとき世界史で習いましたが、今日の記事で書くヒジュラはそれとは別のものです。
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インドには男でも女でもないヒジュラと呼ばれる人びとがいるらしい。
そう聞いたことはあっても、それがどんなものかはよくわかりませんでした。
あるとき、カルカッタ=コルカタのシアルダー駅で列車に乗り . . . 本文を読む
ちょっと最近お地蔵さんに興味があります。
で、文献などを調べているうちに目にとまったのが、
夏目一拳「大和における地蔵研究の手引」
昭和25年から18年間にわたって奈良県内の地蔵を探査しまくったそうです。
吉野や十津川から生駒奈良までくまなく。
ただ、この本はずいぶん薄い冊子で、地蔵調査の記録がない。残念。
この、夏目一拳という人物、以前は中国にいたらしく、『支那馬賊物語』(南光社、19 . . . 本文を読む
太田大八『だいちゃんとうみ』福音館書店
この本は長崎の大村湾を望む村を舞台にしています。
作者の太田大八は1918年長崎で生まれ、その後東京へ。多摩美大に進学して、イラストレーターになります。父親が貿易商だったこともあって、小さいころは浦塩なんかにもいたことがあるらしい。太田さんの話だと「日露戦争の時、乃木大将とステッセル将軍が水帥営で会見した時、通訳したのはうちのおふくろだった」そうです。
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さて、ふたたび会場へ向かったところ、またもやシャボン玉にひっかかりました。
ひとしきり遊んで、さて…と、エムの手を洗ってもらっていたところ、やってしまいました。
大きなたらいに水を張って、そこでまず一度洗い、次にホースの水できれいに流すのですが、たらいに手を入れるとき、エムがしゃがみこんだところ、スカートが足元の水溜りに、べったり。
くどいですが、父親は着替えを持ってきていない。
乾かせな . . . 本文を読む
昨日、奈良教育大学へ行ってきました。
絵本ギャラリー in 奈良というイベントに、エムを連れていった。
今年で7回目だそうです。
奈良教育大学は、高畑というところにあります。
高畑、というとぼくがまず思い浮かべるのは、志賀直哉邸と高畑茶論。
志賀直哉とはもちろん「小説の神様」。
岩手県石巻出身で、東京帝国大学へ、中退。
東京から尾道へ移り、さらに我孫子、京都、それから奈良のここへ移ったそう . . . 本文を読む
「2・3歳児のしつけかみしばい・みんなは、できるかな?」というサブタイトルがついています。
出版社は童心社で1993年の作品。伊藤たまき脚本、鈴木幸枝画。
「しつけかみしばい」というくらいですから、内容は教育的。
登場するのはうさぎの「ぴょんちゃん」とその「おかあさん」、くまの「くまくん」と「くまくんのおかあさん」の4人いや4匹。
(1)くまくんとぴょんちゃんが遊んでいると、ぴょんちゃんの . . . 本文を読む
この絵本は、ぼくも小さいころに読んだ記憶があります。
大きいビスケットがおいしそうだ。
しかし、エムが、ぼくらもまったく気づかなかったこの本のまちがい(?)に気づきました。
ぐるんぱというのは、主人公のゾウの名前です。
いい年して働かない、泣き虫、不潔。
見かねた仲間に無理やり体を洗われて、働きに出される。
ところが行く先々で「ゾウサイズ」のものを作ってしまうので、ことごとく勤め先を追い出さ . . . 本文を読む