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ノロの日記

住んでる町の話 読んだ本の話 聴いた歌の話 などなど

今日の1冊 ジルベルトとかぜ

2006-06-11 | 
昼寝の前に読んであげました。 少年が語る友だちの話です。 その友だちとは「風」。 風の声を聞いたり、風と遊んだり、風と一緒にやなぎの木の下で眠ったりします。 風が凧をあげてくれないので怒ったり、風がうなり声をあげるので怖かったりもします。 いい話なんですが、一人称の物語は声に出して読みにくい。 とくに語り手が子どもの場合。 「かぜくん!ねえ かぜくん!」ぼくは いう、「おねがいだから かえ . . . 本文を読む

なんの本?

2006-05-24 | 
電車でとなりに座ってる人が読んでるもの。 新聞だったり雑誌だったり文庫本だったり参考書だったり。たまに大きなハードカバーの小説を読んでる人も。重いだろうに。でも気持ちはわかります。 新聞、電車ではスポーツ紙を読んでる人が多いですね。駅売りだからでしょうか。まず男性。女性が読んでるのを見たことがないわけでもないけどとてもめずらしい。えっちな記事が多いからかなあ。 先日、となりで文庫本を読んで . . . 本文を読む

大阪教育大学

2006-05-22 | 
うちから車で30分ほどのところに大阪教育大学の柏原キャンパスがあります。 付属図書館はありがたいことに一般市民にも開放されていて、しかも貸し出しまでしてくれます。なのでときどき利用します。 この大学は決して規模は大きくないでしょうが古い歴史がある(もとの師範学校)ので、蔵書や資料にも古いものがあってうれしくなります。たとえば天沼俊一の『印度乃建築』という1942年に出版された本があります。「印 . . . 本文を読む

またまた『告白』

2006-05-18 | 
『告白』、読む手を止めなければ。仕事にも家庭にもさしさわりがある。そう思って置いてきたのに、書店に立ち寄って気がついたら手に取っていました。 あと少しだと思ったのでついつい立ち読み。そして読了。申し訳ないので2冊ばかり買いました。ごめんなさいね。 町田康の本はときどき読みます。 あの文体、たしか『くっすん大黒』が芥川賞候補であったとき、審査員のだれかがこれみよがしの、いけすかないものだと難じて . . . 本文を読む

印度本

2006-04-08 | 
奈良県立図書館へ行って、「印度」と検索してみました。「インド」ではなく「印度」だと、古い本が引っかかると思ったからです。案の定、昭和初期のものがわらわらと出てきました。「天竺」だともっと古いかもしれません。今回は「印度」。 その中の一冊、『印度童話集』という本。昭和56年の復刻版ですが、元は昭和4年。中身は昭和4年当時そのままのものです。 「インドの童話はお釋迦さまを中心としてをります。それで . . . 本文を読む

「おかん!ちょっと黙っといてんか!」

2006-03-23 | 
パット・ハッチンス、乾侑美子訳『おまたせクッキー』偕成社 1986年に出版されて邦訳は87年。現代はThe Doorbell Rang。 お母さんがクッキーを焼いて二人の子どもが半分づつ食べようとするとドアベルが鳴って友だちが二人やってきたので分け前が半分になりみんなで食べようとするとまたドアベルが鳴って二人友だちやってきて分け前が半分になりみんなで食べようとするとまたドアベルが鳴って友だち二 . . . 本文を読む