農家
2011-05-18 | 生活
学童保育に迎えにいって帰る途中、
エムが立ち止まって「あれなに?」と聞く。
おばあさんが手に持ったバケツから何かをすくって、
ばらばらとバケツに落とす。
風に乗ってひらひらと枯れ草のようなものが飛ぶ。
エムはじーっと見てる。
だいぶたってから、おばあさんが気づいた。
なにしているのかと聞くと、種を取っているのだそうだ。
バケツの中には小さな種がいっぱい。ケシの実よりは少し大きいくらい。
小松菜の種だそうです。
「まいたらじき出てくる。こんなにもいらんのやけどな」
で、歩き出したのでいっしょに歩いていると、
「いっしょうけんめい育ててぜんぶ捨てなあかん。ほんま気の毒や」
おばあさんは気の毒や、気の毒やと繰り返して歩いていきました。
エムが立ち止まって「あれなに?」と聞く。
おばあさんが手に持ったバケツから何かをすくって、
ばらばらとバケツに落とす。
風に乗ってひらひらと枯れ草のようなものが飛ぶ。
エムはじーっと見てる。
だいぶたってから、おばあさんが気づいた。
なにしているのかと聞くと、種を取っているのだそうだ。
バケツの中には小さな種がいっぱい。ケシの実よりは少し大きいくらい。
小松菜の種だそうです。
「まいたらじき出てくる。こんなにもいらんのやけどな」
で、歩き出したのでいっしょに歩いていると、
「いっしょうけんめい育ててぜんぶ捨てなあかん。ほんま気の毒や」
おばあさんは気の毒や、気の毒やと繰り返して歩いていきました。