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特報!オンワードが売った銀座一等地の行方オンワードが135億円で売却した銀座3丁目の土地

2016-09-13 07:46:25 | ブログ


特報!オンワードが売った銀座一等地の行方オンワードが135億円で売却した銀座3丁目の土地。現在は更地になっている(記者撮影)

東京・銀座の並木通り。休日は歩行者天国でにぎわう中央通りから少し入った路地を歩くと、更地になっている一角がある。ここはアパレルメーカーのオンワードホールディングスが8月末に売却した土地だ。

数カ月前までは、オンワードのメンズスーツブランド「五大陸」の大型ポスターが掲示されていたが、現在、その広告はない。

自社ブランドの路面店は実現せず

面積308.88平方メートル(約93坪)のこの土地を、オンワードは2年前の2014年7月に取得した。自社が展開するブランドの路面店をオープンするためだ。しかしその後、百貨店でのアパレル販売の落ち込みを受け、オンワードは不採算ブランドの売り場縮小に着手。採算改善が最優先で、初期投資のかさむ銀座新店の開発は実現できず、今年8月30日に135億円で売却した。

帳簿価額114億円との差額、約20億円の固定資産売却益を2017年2月期の第2四半期(2016年3~8月期)に特別利益として計上する予定だ。売却の理由は「資産の効率化および財務体質の向上を図るため」。ROE(自己資本利益率)5%目標の実現に向け、自社株買いや政策保有株式の売却を進めており、今回の土地売却も財務戦略の一環とみられる。



譲渡先についてオンワードは「非開示」としているが、9月12日に明らかになった不動産登記簿によると、現在の所有者は阪急電鉄株式会社となっている。阪急阪神ホールディングスの中核事業会社の一つで、関西での鉄道事業だけでなく、不動産事業や、「宝塚歌劇」を中心としたエンターテインメント事業も行っている。の商業施設「アキバ・トリム」。4階にはユニクロが入居する
阪急電鉄は不動産事業として梅田(大阪府)を中心とする阪急沿線エリアで、ショッピングセンターやレストラン街を手掛けている。東京都内でも、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス(TX)の起点である秋葉原駅に直結する商業施設「アキバ・トリム」を保有する。現在、アキバ・トリムには、ユニクロ、無印良品などの衣類・雑貨ブランドのほか、築地すし好などの飲食店が入居する。

阪急電鉄が今回、銀座の土地を取得した狙いは、ずばり「首都圏展開の拡大」だ。

関西では多くの不動産事業を手掛けているものの、都内の大型商業施設は秋葉原の1つのみ。関西偏重では人口減少で事業が縮小していくおそれがあるため、人口流入の続く首都圏での展開を加速していきたいという事業戦略上の目論みがある。

阪急は銀座で商業ビル開発へ

阪急電鉄は銀座のこの地で「商業ビルの開発を検討している」という。商業テナントを誘致し、賃貸収入を得る計画だ。この土地のさらなる転売は考えていないという。

この地から数百メートル離れた銀座2丁目では今年7月、三菱商事都市開発が商業ビルをグランドオープンした。土地面積は333平方メートルでほぼ同じ。10階建てで、1~3階は米国を中心に展開する高級ファッションブランド「BCBGマックスアズリア」、4~10階は複数の東京初出店を含む高級飲食店が入居している。阪急電鉄もこれと同様に、高級ブランド店や東京初出店の高級飲食店を誘致するのではとみられる。

阪急電鉄の土地取得額は決して低くはない。1平方メートル当たりの単価は4370万円だ。国土交通省発表の2016年公示地価で最も高かった銀座4丁目「山野楽器銀座本店」の1平方メートル当たり4010万円を1割近く上回る。

これだけの投資額に見合う家賃収入を得られるテナントとなると、アキバ・トリムのような広い売り場面積を要する低価格ファッションブランドではなく、坪当たりの売り上げが大きく、高額の家賃を負担できる高級ブランド店になるとみられる。

阪急電鉄は「日本の一等地である銀座ということもあり、今回の取得は適正価格」と判断する。銀座の土地売買をウォッチしている不動産関係者からも、「日本銀行がマイナス金利政策を導入した2月以降、銀座の不動産価格は一段と上昇傾向にある」といった声が聞かれる。

4年後の東京五輪を控え、銀座では再開発が急ピッチで進む。オンワードが果たせなかった銀座での商業ビル開発を、阪急電鉄が実現しようとしている。

オンワードホールディングスの会社概要、阪急阪神ホールディングスの会社概要 は「四季報オンライン」で

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