公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

インストラクター、始めたけれど

2014-01-30 | 読者からのコメント・おたより
インストラクター、始めたけれど、あまりに手取りが少ないので
もう辞めたいが、二年は続けないわけにはいかないのかしら・・・・・・というご相談です。

≫自宅開設なので、早々止められないのはわかっています。
引き継ぐインストラクターも店舗も見つけないといけないので。
生徒を増やすことばかり言われ、滅入ってます。 ≪

別に、やめられないことはない、と思うのですけれど。
それとも最近は、
二年たたずに辞めるときには後任を探すとかの付加条件が契約についているのかしら?
教室閉鎖の場合、
後任を探したり、開設場所を探したりするのって
それこそ事務局員のお仕事だと思うのですが?

生徒を増やすことばかり言われ・・・・・・とのことですが
「じゃ、どうすれば増やせるの?」と局員に逐一相談し
かつ、実行のお手伝いをしてもらうという方法もあることでしょう。

並みの局員なら
「新聞折り込みを入れましょう」とか
「校門前のハンドメールしましょう」とか
「投げ込みに歩きましょう」などの提案をしてくると思います。
「じゃ、ハンドメール、投げ込みするから一緒にやって」とかね。

すぐにやめる、というのでなければ、局員をうまく使うことを考えないと。
せっかく、他の指導者たちの貢いでいるロイヤルティで養っている局員なのですから。

このブログを以前にもご覧になっていらしたのなら
くもん指導者の教室経営が厳しいものだということはお読みになっていたはず。
にもかかわらず、踏み出されたのなら
それなりの覚悟をもっていらしたのでは?

私は、公文式教育法ということを否定するものではないのです。
新開設でも引継ぎでも、できる人はどんどんやったらいいと思っています。
ただ、ある程度キャリアを積んだ方ならば
教室のあがりで食べていかれるようなロイヤルティや援助の在り方を
研究会はそれこそ研究するべきではないのか、と言っているのです。

でも、現在のところ、まだそういうシステムにはなっていないようなので。

くもん教室のスタッフをしており、指導者の退任に伴って後任を勧められた、
という方からもおたよりをいただきました。
その方は、このブログから、
「視点を変えて検討することができたので、大損をしないで済んだ」とのおたよりでした。
それはよかった・・・・・・とは思います。

いまのところ。
くもんの指導者というのは
「捨ててもいいお金と時間のある方が、趣味の範囲でやる」というレベルで
その中で、実益を兼ねるということができるのは
ごく一部の人だけなのではないかと思っています。



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インスト契約について (Unknown)
2014-01-31 06:04:09
いつもこちらで勉強させていただいております。
私は2年のインスト契約終了+2カ月の例外的な本契約をもって指導者を辞しました。
2年たたずに辞めるときには、3カ月前に言えば大丈夫だったはずです。契約書の上では。後任を探すとかの付加条件はついていませんが、保護者あてに指導者募集のおたよりを渡したり、働いていない保護者に声かけするように、半ば強制されました。
インスト契約するまでと、契約後の局員の態度は違いました。ご相談された方も、局員の態度に辛い思いをされているのかもしれませんが、強い気持ちを持って、逆に利用してやるくらいの気持ちで乗り切ってほしいと思います。
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