公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

一貫校合格

2014-01-21 | 現在の教室運営
六年生が近くの公立中高一貫校に合格。
ふう、やれやれ。

幼児期からの生徒で、
もう何年も数学などはずっと学年の先の学習を続けていますし
算数の在学年レベルの文章問題などもスラスラ、
国語ののびのびジャンプ教材でも、特段の説明など不要で、
学校の成績でも、「よくできる子」でしたから
四月ごろ、初めて一貫校対策の問題集をさせてみたときにはびっくりしました。

この手の問題集は記述問題が多いのですけれども
答え方の的が外れていたり、答案が省略の多いつじつまの合わないものになっていたりで
「なんでここでこうなるの?」と聞けば
「〇〇が○○○だから」と説明はできるのですが、読み手にわかるようには書けていないのです。

「えーっ、まさかこんなに書けないとは思わなかった・・・・・・」

思い返せばここ二年ぐらいはゲームに熱中し、読書とは無縁の生活をしていたらしいのでした。

作文は具体例を入れて書く、ということもなかなか難しく
ある程度の具体性をいれることを習慣づけるのに、何枚も何枚も様々なテーマで作文を書かせ
マンツーマンで、書き足りないところの聞き取りをして書き足しをさせ、さらに清書させて
などということを繰り返してきました。

記述問題でもより具体的に自分の経験とシンクロさせて、と
何度も書き直しをさせては、ああでもないこうでもないと、常にマンツーマン対応で。

小学生が集中する時間帯には、私は小学生対応に努めているので
彼はその間は通常の学年越えの英数国の学習をし、そのあと、
私の手が空いてから、一貫校対策問題集の添削その他の対応をするということになります。
学習日にはいつも中学生に混ざって、閉室時間まで在室するという日々が続きました。

少しずつ少しずつ、マシにはなってきたものの、五分五分かも?
と、心配ではありました。

結果、オーライ。

ま、入学すれば。
青凌中といえど、トップクラスの成績でいられる子ではあると思っているので
  (うちの教室から青凌へ行っている子達は、二人とも成績上位です、おかげさまで)
あ、合格は当然か・・・・・・

それにしても
一貫校対策問題集対応は、年にせいぜい1~2名が限度だなぁと
つくづく思いました。
中学生のマンツーマン指導はスタッフに任せているものの
小学生の算数文章問題対応や、計算でも初出箇所指導、
国語の質問対応等は私がやることになっているので
記述式問題の対応には時間がかかることでもあり、忙しいのです。
もうひとり、その手の対応を任せられるスタッフがいれば・・・・・・とも思いますが
なかなか。

授業式の塾で一貫校対策をうたって生徒募集しているところがよくありますが
いったいどうやってこの手の指導をしているのだろうと不思議です。



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