
第27話 あとがきのあとがき

最後まで「アメリカ旅行記」にお付き合いいただき、ありがとうございました。この日記は、40年前、24歳の時に旅をさせていただき、帰国後、地元田代町でタウン誌を発行されていた夢工房の皆さんにお誘いいただき、タウン誌に掲載したものを修正して投稿したものです。
40年の間に、世界は加速度的に変化し、ますます身近になりました。かつては海外旅行が一大イベントだった時代から、今では誰もが気軽に海外へ行ける時代となりました。技術の進歩も目覚ましく、当時はスマホなど存在せず、紙の大型道路地図が旅の頼りでした。情報の入手も限られており、旅先での発見や驚きが多かったことを思い出します。
この40年で、世界情勢も大きく変わりました。1989年のベルリンの壁崩壊、1990年の湾岸戦争、2001年9月11日の同時多発テロ、2019年からの新型コロナウイルスのパンデミック、そして現在進行中のロシアによるウクライナ侵攻など、数々の出来事が世界を揺るがしました。日本においても、1980年代後半のバブル経済の狂乱と崩壊、1995年の阪神淡路大震災、同年の地下鉄サリン事件、そして1990年代後半からのインターネット普及による社会のデジタル化、2011年3月11日の東日本大震災と原発事故など、多くの試練と変革を経験してきました。
現在、私たちはスマホの普及により、世界中の情報をリアルタイムで受け取ることができます。同時に、情報が溢れる時代だからこそ、正しい情報を見極める力が求められています。これからも変化の波は続くでしょうが、柔軟に対応し、前向きに歩んでいきたいものです。
最後に、40年前の旅を振り返りながら、皆さんと共にこの旅路を再び歩むことができたことに感謝いたします。これからも新たな冒険と発見を求めて、人生という名の旅を続けていきましょう。
ありがとうございました。
へばな

(京都嵐山の竹林にて)
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