goo blog サービス終了のお知らせ 

のりこらむ

◆のりこ先生のつれづれ日記◆
素敵な働く母を目指して!

大往生

2011年07月06日 22時28分12秒 | Weblog
7月4日…私の母方の祖母が亡くなりました。
享年107歳…となっていましたが、実際は満105歳でした。

私は、小さい頃、母が仕事をしている間、おじいちゃんの家に預けられていたので、
いつも、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に居た記憶があります。
人に聞くと、大変厳しい祖父母だったらしいですが、私にとっては、すご~く優しい
おじいちゃんとおばあちゃんでした。

おじいちゃんは、20年前位の7月7日に亡くなりました。
いかりや長介似のおじいちゃんでした。だから、いかりや長介が亡くなった時には、
おじいちゃんの死とかぶって、非常に悲しかったです。
そんなおじいちゃんと、いつも忙しく働くおばあちゃんは、めちゃめちゃ仲良し夫婦!

おじいちゃんが、亡くなる寸前に入院していましたが、既に結構歳をとっていたおばあちゃんは
全く病院には行かず、家でおじいちゃんの帰りをまっていました。
でも、もうダメだろう…という判断で、おじちゃんとおばちゃんが、おばあちゃんを病院に車に
乗せて、連れて行きました。
気丈にふるまうおばあちゃんでしたが、バックミラーでおばあちゃんを見ると、そのふるまいからは
想像できない程、涙がこぼれていたそうです。

病院についたおばあちゃんは、着物の裾を直し「久しぶりにおじいさんに会うのに、もっときれいな
カッコをしてくれば良かった」と…。
久々の再会をしたおじいちゃん、おばあちゃんでしたが、翌日、おじいちゃんは亡くなりました。
家に帰ってきたおじいちゃんの傍を、ひと時も離れなかったおばあちゃん。

出棺の前に、みんながおじいちゃんのお棺の中を花でいっぱいにして、最後に、おばあちゃんが
おじいちゃんの顔を手で撫でて、「おじいさん…」といって、ほっぺにチュってした時、涙を止めることが
出来ませんでした。

そんな、仲良し夫婦だった、おじいちゃんとおばあちゃん…やっと天国で再会できるんだな…と思うと
おばあちゃんが亡くなったことは、この上なく残念だけど、二人に「よかったね」って言ってあげたい
気持ちでいっぱいになっています。
気のせいか、おじいちゃんの写真が、とても優しい顔で、微笑んでいるように見えました。

それにしても、おばあちゃん…よく頑張りました。
おじいちゃんが亡くなった時には、髪の毛が真っ白になっていたけど、時が経って、だんだん黒髪が
生えてきて、お棺の中のおばあちゃんは、黒髪交じりの髪の毛で、肌も赤ちゃんみたいにすべすべでした。

母と、母の妹が、駆けつけて、3分後に心拍がとまったそうです。
ひ孫が生まれる予定で、おばあちゃんが亡くなった日が予定日でしたが、一日早く生まれたそうです。
母も、亡くなった前の日は、大正琴の発表会で、もしその日に何かあっても駆けつけれなかったのに
翌日に亡くなりました。

目も見えなくて、耳も聞こえなくて、記憶もなかったけど、おばあちゃんシッカリみんなの事を見て
くれていましたよ。

おじちゃんが、喪主のあいさつで言っていましたが、「生き抜く」事を教えてもらった…おばあちゃんからの
プレゼントだ…って。
本当にその通りだと思います。
ものすご~く長い人生を、頑張って生き抜いたおばあちゃん。
おばあちゃんの寿命を考えると、「もしかして、まだまだ人生これから?」って思います。

父方のおばあちゃんも100歳で亡くなったから、多分私も長寿の家系?
おばあちゃんの記録を伸ばしてみちゃおうかな~♪

私が、本当に記録を更新するところを見届けるため、皆さんも、私より長生きして下さいよ!
そうしないと、確認できませんよ(^_^)v