何があろうと、綾野剛!

俳優綾野剛さんの活躍をずっと見守っていきたい。

そこのみにて光輝く

2014-04-27 14:29:04 | 「そこのみにて光輝く」

今日はテアトル梅田に『そこのみにて光輝く』を観に行くつもりだったんだけど
どうも朝から体調がよくないので予定変更。家でHDDの整理や、、、、
いや、まだそれしかしてない( ;∀;)

映画の評判がすこぶるよくて嬉しい限り~!
ただ私としての不満は、ツイッターでの最近の映画評が、拓児を演じた菅田将暉くんばかりを
べた誉めのこと。体当たり演技の池脇さんを絶賛する声も多数。

確かに将暉くんも池脇さんも本当に素晴らしかったと思う。池脇さんの脱ぎっぷりや、あの体当たりの
演技は私も正直驚いた。小汚くて明るくて純真な拓児を将暉くんは見事に演じている。池脇さんの演技も
もちろん文句なし。ただ、拓児や千夏の方が達夫よりもはるかに印象に残る役であることは確かだ。
人間像として、達夫は内面からがほとんどで、表に大きく出て来るのは千夏や拓児だ。観終わった後に、
達夫よりも千夏と拓児の印象が強く残るのはいたしかたない。でも、剛くん演じる達夫の存在感を
なぜ一般の人はあまりわかってくれないのかなぁ? 専門家の人はちゃんと見てくれてるんだけど・・。

ま、別にいいんですけどね。そこにみは綾野剛あっての映画だし、作品や共演者が誉められるのは
剛くんもきっと自分のことのように喜んでいる。自分に対する評価より(絶対)作品だもんね^^。

    

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『そこのみにて光輝く』試写。つい軽々しくこれぞ日本映画!と言い切ってしまいたくなる
重々しい傑作。ラブシーンが秀逸ながら、この映画ほどラブストーリーという言葉から遠い所にある
映画もなく、そもそも”愛”という言葉は西欧舶来のものであったことを、この映画の登場人物たちは
思い出させてくれる。

『そこのみにて光輝く』、やはり綾野剛は素晴らしい。
それは共演の池脇千鶴と菅田将暉を光り輝かせるような、無私の素晴らしさだ。
『共喰い』で初々しい演技を見せた菅田将暉の弾ける無邪気、池脇千鶴の強さと哀しさ、
火野正平の地獄から届いたような声、伊佐山ひろ子の絶望、すべてがそこに存在していた。

                         (3月26日 上原輝樹 Twitterより)