落穂拾い

Gleanings in my life

WX320T使用感

2007年12月13日 11時53分32秒 | small talk
ウィルコムの音声端末をWX310SAからWX320Tに変更して一ヶ月あまりが経過した。雑感を記しておこう。

三洋の端末から東芝端末になったのだが、内面のソフトは基本的に同一であるので、基本的に大きな変更はない。目立ったところは、薄くスタイリッシュな形状になったことと、サクサクと動作するようになったことが違いだろう。

というわけで、WX310SAで満足している人なら、敢えて機種変する必要性はない。WX310SAで「遅いなぁ」と感じている人なら、機種変することで多少はハッピーになれるかもしれない。しかし、新にできるようになったことが赤外線通信くらいなので、正直な話、「機種変してこの程度かよ」と思うことは避けられないだろう。

そんな微妙な「違い」を以下に記そう。

1.フレンドリー

WX320Tが発売されたとき、フレンドリーという言葉がキャッチフレーズのように使われていた。それを感じるのはボタンのデザインである。WX310SAよりは遥かに押しやすい。従って文章を打つ操作は快適になった。

しかし、フレンドリーと感じない部分がある。発信画面だ。
電話やライトメールを発信するとき、相手の電話番号や名前が表示された上部に「絵」が表示される。この絵が「キモチワルイ」のだ。これは個人的な感覚なので、他の人には「かっちょいい」と映るのかもしれない。なので、その絵の善し悪しはおいとくとして、フレンドリーではないと感じるのは、その絵を変更できないという点だ。

PHS同士でメールのやり取りをする場合、速報性という点からライトメールを使うことが多い。ライトメールを送信する場合には送信完了するまで画面を凝視することになるのだが、その間、上記の絵が表示され続けている。その絵柄を替えられるというのは、結構重要なことに感じられる。ちなみに、個人的に気持ち悪いと感じるのは通話発信のときの絵(斜めになった水玉模様)。ライトメール発信のときの絵は悪くない。

2. 着信音

midiの音がよくなったような気がする。
特に、デフォルトで入っている着信音は向上した。これはメーカーのセンスの問題なのかもしれない。

この程度か。
次に一月使ってみての感想。

最初はサクサクだった使用感も、なんだかモッサリしてきた。これはWX320Tに慣れてきたせいだけではない。明らかに遅くなっている。一番感じるのはメールを作成し始めるとき。人間のボタン操作速度に画面表示が付いてこれなくなってきた。先行してボタン操作した分を取り零すことはないようなので、結果的に追い付いてきてはくれるのだが、メール作成画面が表示されるより前に内容を打ち始めることになってしまい、「不快」になる。

ひょっとするとメールをmicroSDに保存する設定にしていることが影響しているのかもしれないが、本体内に2MBしかメール保存領域がないWX320Tでは、microSDにメールを保存するという設定は、ほとんど避けられないことである。なんらかのファームウェアのバージョンアップで改善されることを望むばかりだ。

ところで、昨日、混雑した電車の中で隣りに立っていたお姉さん(?)が、同じWX320T(白)を持っていた。思わず「おそろいですね」と言いたくなる衝動があった。何しろ、WX310SAのときは、そういう経験を一度もしたことがなかったから。これも10月から始まったW-VALUE SELECTの大幅値引きのお陰かもしれない。

実際、昨日のケータイwatchの記事で、PHSの出荷台数の前年同月比が293.4%というのがあった。W-VALUE SELECTの効果で昨年より3倍の端末が出荷されたとうことだろう。この売上げ増は一時的なものであるのは間違いないが、とにかく出荷され売れるということで、東芝等の端末メーカーが次の端末を開発してくれることを強く願うばかりだ。

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