googleドキュメントとマウスジェスチャー

多人数で文書を編集する場合、google ドキュメントはなかなか効率がよい選択肢だ。
ブラウザ上で操作することもあり、機能が少く、シンプルなのが特徴だ。
機能が少いといっても、通常のワープロ、表計算ソフトでやりたいことの大半は実現できる。

しかし、操作性がいまいちだなぁと思っていた。
というのが、右クリックでポップアップメニューが表示されないため、表計算を使っているときに「行の削除」とかそういう作業を小気味良く実施できないのだ。

ところがである。
今日、いつもはあまり使っていないパソコンでgoogleドキュメントを使ってみたところ、普通に右クリックでポップアップメニューが表示でき、便利に編集できることが分かった。

OSもブラウザ（Firefox 3.0.12) もまったく同じなのに、右クリックが使える環境と使えない環境…。
すぐにピンと来るものがある。右クリックといえばマウスジェスチャーである。

googleドキュメントで右クリックが使えないパソコンでは All-in-one gestures を使っていた。
一方、右クリックが使えるパソコンでは FireGestures を使っていた。

まず、右クリックが使えなかった環境で All-in-one gestures を無効してみた。すると当たり前のように右クリックでポップアップメニューが出てきた。さらに FireGestures をインストールしてみると、マウスジェスチャーも使える上に右クリックによるポップアップメニューの表示ができた。

というわけで、googleドキュメントを使うなら、All-in-one gestures は使うべきではない。代わりに FireGestures を使えばよい。

なお、All-in-one gestures は歴史が古くユーザーも多いような気がするが、Firefox-3 になってから登場してきた FireGestures も十分な機能があるので、大抵の人はどちらの拡張を使っても同じような操作感を味わうことができるであろう。というわけで、今後は FireGestures を主用していけばよさそうだ。